tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

丹生川上神社・上社

2007年08月04日 | 写真
丹生(にう)川上神社は、もとは1つだったが、現在は3つの神社がそれと名乗っている。

奈良検定のテキストにも出ているが、その3つとは上社(かみしゃ 奈良県吉野郡川上村)、中社(なかしゃ 同東吉野村)、下社(しもしゃ 同下市町)だ(上中下は、位置関係でも上下関係でもなく、単なる符号)。

検定対策としては、これを川「上」村が上社、「下」市町が下社、残り(東吉野村)が中社、と覚える。

先日(7/24)川上村の「源流の森」ツアーに参加した折り、上社に立ち寄った。川上村がルーツという会社の先輩に、案内していただいたのだ。なおツアーの様子は『JanJan』に9枚の写真入りで詳しく紹介したので、ご覧いただきたい。
※川上村・水源地の森ツアー
http://www.news.janjan.jp/area/0707/0707290034/1.php

この日は近畿圏の梅雨明け宣言の日で、ご覧の通り雲ひとつない快晴だった。ダムに沈む元の社をこの地に移したので(98年)、写真の拝殿もピカピカ輝いている。

拝殿前には、狛犬の代わりに馬の像が置かれていた。これは、祈願の際に生きた馬を奉納していた名残(なごり)であるといわれる。今も各地の神社で「絵馬」を奉納するが、これは生きた馬の代わりに(簡略化して)絵に描いた馬を奉納するものだ。もっとも絵馬には、最近は馬だけではなく、様々な絵が描かれているが。
 
ここの神さまは雨乞い(祈雨)の神であり、また晴天をもたらす(止雨)神でもある。水源地の森ツアーが実施されるこの日、神さまは晴天をお恵み下ったのだなと、拝殿に深く頭(こうべ)を垂れた。
※源流の森を歩く(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/609b9681f9f62079c1650ef3c3555994
コメント (3)
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