tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

大和の仏たち

2007年08月13日 | 奈良検定
昨日(8/12)、「大和の仏たち」(第3回)という講師付きのバスツアーに参加した。

これは「源流の森を歩く」(7/24)と同様、「奈良まほろばソムリエ検定 体験学習プログラム」(奈良商工会議所主催)の一環である。検定事務局のスタッフに薦められ、参加することにした。
※源流の森を歩く(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/609b9681f9f62079c1650ef3c3555994

引率していただいたのは、帝塚山大学教授の関根俊一氏。関根氏はかつて奈良国立博物館に勤務され、ご専門は工芸品だったそうで、今も正倉院展の頃には同大学の公開講座(聴講無料)の講師も務められるという。
http://www.tezukayama-u.ac.jp/KOZA/

さて、この日は朝9時に近鉄奈良駅前集合。奈良交通の観光バスでまずは室生寺(宇陀市)へ向かう。暑い日だったが、木立に囲まれた境内は日陰に入るととても涼しい。室生寺の金堂・弥勒堂で、普段は入れない仏さまの眼前で講師の説明を聞く。普通だと仏像の衣の稜線などは気がつかないものだが、説明していただくと、その見方や時代的特徴がよく分かる。

室生寺の門前にある「志まづ」で昼食休憩の後は、桜井市の聖林寺(しょうりんじ)へ。国宝・十一面観音立像は、やはり素晴らしい。本堂からは三輪山や箸墓など、周辺の景観が一望できる。

安倍文殊院(桜井市)で、快慶作の文殊菩薩騎獅像や文殊院西古墳を見学した後は、最後の目的地・飛鳥寺(明日香村)へ。写真の飛鳥大仏の前で、お坊さんの説明を聞く。復原図もみせてもらったが、もとは堂々たる大寺だったのだ。

境内にある入鹿の首塚周辺の田んぼではイネが青々と育っていて、澄んだ青空の下で見ると、飛鳥時代にタイムスリップしたような気分になる。

「源流の森を歩く」に参加した際、すでにこのツアーに参加されたという方から「『大和のほとけたち』は良いですよ。先生の説明がとても分かりやすいし、昼ご飯も美味しいし」と聞いていたが、全くその通りだった。

スケジュール的にもムリがなく、境内の散策も楽しめた。帰りは近鉄八木駅で降ろしてもらえたので、電車を乗り継いでスムーズに帰ることもできた。

関根先生、そして汗だくで添乗して下さったスタッフの皆さん、有り難うございました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする