テスラ研究家・新戸雅章の静かなる熱狂の日々

エジソンも好きなテスラ研究家がいろいろ勝手に語っています。

鳥肌実よどこへいく

2007-02-08 00:37:53 | Weblog
 某氏によれば、インターネットの主流は今や動画だそうだ。
 では、早速ということで、YouTube、ヤフー動画で、お笑いウルトラクイズ、江頭2:50、松村邦洋の動画などを立て続けにみた。ほとんどオンタイムでみたものばかりだが、中には見落としていたものもあった。
 エガちゃんの動画ではものまねがおもしろかった。スタジオの芸人のリクエストに応えて、別室のエガちゃんが物まねをする。「キムタクだあー」というバカ殿みたいなキムタクと、変な顔で名前を連呼するだけの「トムクルーズでっす」が気に入った。

 さらに器械体操、フィギュアスケート、陸上競技、レトロプロレス、テスラコイルなど、趣味の動画を検索しているうちに、鳥肌実という爆弾の動画にぶつかった。2ちゃんねるなどで、前から気になっていた名前だったが、こんな右翼芸の男だったのか。これじゃあ、テレビに出られないはずだ。
 右翼チックな扮装で講演会場や街中に登場し、ブッシュにイチャモンをつけ、左翼、共産党、創価学会、北朝鮮、在日朝鮮人などを徹底的にこきおろす。このあたりはけっこう本物っぽくやっている。合間には下ネタや、妙なディスコダンスなどがはいったりして、どこかマイナー芸人の悲哀もただよわせている。
 考えてみれば昔の街宣右翼の大物には主張だけでなく、それを聞かせる芸があった。学生時代にニタニタしながら、渋谷や銀座で演説を聞いたことを思い出した。その意味では鳥肌氏の芸はノスタルジー芸であり、一種の昭和芸なのかもしれない。
 でも、その芸も今や岐路にさしかかっているようだ。世の右旋回につれて右翼的主張の衝撃力が薄れ、同時に右からも左からも怒りを買うエセ右翼としての魅力も薄れてきているからである。
 ウヨク芸人鳥肌実はどこへいくか。その行く末が江頭以上に案じられる。とかなんとか……。はじめて動画を観た芸人のことをこんなに心配するとは、けっこうはまったのかな。


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