テスラ研究家・新戸雅章の静かなる熱狂の日々

エジソンも好きなテスラ研究家がいろいろ勝手に語っています。

ドラゴン」宇宙船の打ち上げ実況に感動

2012-05-22 20:58:05 | Weblog
 スペースX社の「ドラゴン」宇宙船の打ち上げ実況をユーストリームで見ていた。

 前回5月19日の打ち上げは、発射寸前にコンピュータがエンジン一基の異常な圧力上昇を検知したため停止。しかし問題のバルブを徹夜で交換、わずか3日後に打ち上げを再設定した。どうも幸先が悪いと心配していたが、今日は見事定刻どおり打ち上げられ、ドラゴン宇宙船の軌道投入にも成功した。
 さすがテスラとも縁のあるスペースX社といったところ。この後予定されているISSとのドッキングもどうか成功しますように。

 それにしても有人でもないロケットの打ち上げに、これほど感動するとは思いもよらなかった。退役したスペースシャトルに代わる無人・有人輸送手段の希望の星とはいえ、2012年にもなってカプセル型宇宙船ですからねえ。
 アポロから40年余り、「2001年宇宙の旅」から11年。怒涛の1960年代を宇宙ファン・SFファンとして過ごした身からすれば、今頃は単段式のスペースプレーンが宇宙港から飛び立ち、月面都市、火星基地、外惑星探検くらいはクリアーしていて当然のはずだったのに。なのにいまだに月にもどることさえできず、この先、いつになるかもわからない。

 スペースシャトルが悪かった。東西冷戦が終わって、宇宙予算も減らされたから。NASAが官僚化したから。アメリカの宇宙開発に限っても理由はいろいろ考えられるだろうが、歴史は決して直線的には進まない。科学技術も同じこと。この停滞から新しく宇宙への道が開かれると信じたい。
 今日はその第一歩になったことは確実で、それだけに感動も大きかったのだと思う。

テスラ没後70年

2012-05-20 00:17:26 | Weblog
「電力の父」ニコラ・テスラが、ニューヨークのホテルで孤独のうちにその生涯を閉じたのは1943年1月7日。来年はそれからかぞえて70年の記念すべき年にあたる。これはやはりなにか企画しなければ。そう思い立ったのがこの春のこと。
 2006年に川崎で生誕150年記念イベントを行った際には、テスラコイルパフォーマンスと講演・シンポジウムで構成した。今度は、テスラコイルを中心に、科学、技術、映像、音楽、パフォーマンスなどを融合させたイベントができないだろうか……。
 メディアの中のテスラといったテーマで、映画やドラマだけでなく、アニメとかゲームも取り込めれば楽しいのだが……などと、ここ一、二カ月ほどあれこれ頭をひねっている。
 テスラ研究所といっても実質的にはわたしひとりの個人研究所。前年の今年から体制づくりが必要だと思い、その第一弾としてちょっとした記念企画を考えた。
 今年中に第2弾、第3弾と続け、テスラファン、とくに若い方でテスラファンや関係者のご協力もいただきながら、来年のイベントにつなげたいと考えているところだ。

「発明超人ニコラ・テスラ」