北海道在住の親しい画家山内龍雄が個展で上京したので、友人で画商の須藤一実らと1泊2日で箱根に行ってきた。国内旅行は半年ぶり。紅葉が盛りで、宴会部長の働きで宿にも恵まれ、久しぶりにゆっくりと羽を伸ばした。
美術の専門家、愛好家が揃った(わたしはにわかファンだが)ので、2日目は朝からポーラ美術館に足を運んだ。岸田劉生の麗子像をじっくり見ることができたのが収穫。ほかにピカソ、クレー、モジリアニ、スーティン、高橋由一、村山塊多、萬鉄五郎などが印象に残った。横に下手な学芸員以上の解説者がいて適切な論評を加えてくれるのもありがたかった。
日本の絵画史は西欧の絵画史を見ればわかるな、などと浅学をかえりみない感想も浮かんだが、同時に、絵画が一流派を超えた精神と形象の歴史であることも実感できた。
生来、出不精のわたしだが、やはり時には出かけて本物を見るべきだと改めて思った。
美術の専門家、愛好家が揃った(わたしはにわかファンだが)ので、2日目は朝からポーラ美術館に足を運んだ。岸田劉生の麗子像をじっくり見ることができたのが収穫。ほかにピカソ、クレー、モジリアニ、スーティン、高橋由一、村山塊多、萬鉄五郎などが印象に残った。横に下手な学芸員以上の解説者がいて適切な論評を加えてくれるのもありがたかった。
日本の絵画史は西欧の絵画史を見ればわかるな、などと浅学をかえりみない感想も浮かんだが、同時に、絵画が一流派を超えた精神と形象の歴史であることも実感できた。
生来、出不精のわたしだが、やはり時には出かけて本物を見るべきだと改めて思った。