テスラ研究家・新戸雅章の静かなる熱狂の日々

エジソンも好きなテスラ研究家がいろいろ勝手に語っています。

図書館、静かすぎる!

2020-02-18 17:42:18 | Weblog
 調べ物をしながら原稿を書く仕事をしている関係で、図書館はよく利用する。地元二宮の図書館、勤め先のある藤沢の図書館を軸に、用が足りない場合は横浜市立図書館、都立中央図書館、最後の頼みの綱が国立国会図書館である。そんな便利な図書館だが、昔から引っかかっていることがあった。楽しい反面、妙に緊張をしいられるところがあるのだ。それがどうも足を向かなくさせるし、行っても余り長くいられないという困った状況を生み出すのである。
 最近になってその理由がわかった。つまり……、図書館は静かすぎるのだ。
 図書館では私語厳禁、静かに利用するというのが一般的なマナー。しかしそれが私をモヤモヤさせるのである。つい声を出したり、独り言を言いたくなる気持を抑えられなくなるのである。
 小学校の頃、授業中にやらかしがちな私だった。おとなしく先生の話を聞かなければならない。そう思えば思うほど、声を上げたり、立ち上がったりしてしまいそうになる。授業中にマンガを描くとか、本を読むとかだけが救いだったが、それでも結局はやらかしてしまい、立たされたり、職員室に呼ばれたりする。図書館に行くと、あの授業中の緊張を思い出してしまうのだ。そのせいで、教室のようなところで、人の話を長時間聞くのは今でも苦手だ。
 実を言うと、うるさいから気が散るというのは私にはどうもよくわからない。私が一番、落ち着いて集中できる環境は適度に混んだ喫茶店である。私語も、BGMもOK。もっとうるさい場所でも困らない。現にこの原稿は私語が飛びかう喫茶店で書いている。つまり図書館が喫茶店にならないのか、というのが私の希望なのである。
 妻にこの話をしたら、私はうるさいのは絶対ダメ、と即座にはねつけられた。そういう人が多数派なのかもしれない。私は少数派。だとすれば、私の「図書館喫茶店化計画」は最初から挫折を余儀なくされることになる。これからも、緊張を抱えたまま図書館に通わなければいけないわけか。
 そうなのかー。悲しいなー。