藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

退院から九日

2015-09-20 20:34:40 | 日記・エッセイ・コラム

 退院以来、初めての外出をしてみた。 外出と言っても精米に出かけてみたのだ。 奥様の実家で頂いたお米の精米に出かけてみた。 何処か運転が覚束ない。 左右の目の視力がバランスを失っているようである。 

 デジカメの手入れをしていると、入院中に撮影した写真が出て来た。

 私の体に付けられていた機材の写真だ。 心臓のモニターである。 なんでこんな機械に繋がれていたのか今頃理解し始めた。 「マダニ」の傷口から侵入した「病原虫」が、心臓の筋膜や神経に侵入すると心臓麻痺を起すからであったようである。 一週間機械に繋がって生活した。 計測数値は無線で看護士の詰所に伝えられて監視されていた。 二十四時間監視下に置かれたのは初めてである。 

 トイレも付き添われて行ったが、三日目からは機械を持ったまま出かけた。 午前中は点滴。 昼からは安静。 ただただ寝るだけの生活である。 五日目から二日に一度のシャワーを楽しんだがそれも二回きりであった。 この病気の特徴は、抗生物質が劇的に効くことであることを実感した。 一週間目には背筋が伸びて、病院内を徘徊していた。 それだけに、服薬になったとたんに一時的なのであろうが痛みやしびれが舞い戻ってきた。 どうもこの状態が最低二週間、長い人では一年間続くようである。 

 はたして私はどちらなのであろうか。・・・・・・・・・

 

 

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