退屈な飛行機

大分の空港で『冬の鷹』を読み終えたものだから、帰りのANA機では超退屈でした。
音楽プレイヤーで英語や音楽を聴きながら夜景をボンヤリ。
ANAもWi-Fi無料化してほしいです。

『冬の鷹』

吉村昭の『冬の鷹』を読み終えました。
オランダの『ターヘルアナトミア』を和訳した前野良沢と杉田玄白を描いたもので、当時辞書もなかった中で、ただでさえ難解な医学書をオランダ語から日本語に訳すという、医学のパイオニア的なこたが描かれているけど、後半は前野良沢と杉田玄白の性格の違いを軸に話が進んで、二人の生きざまに人間の本質を見たような気がして、とても印象に残る小説でした。
吉村昭作品は昔の話が多いけど、読みやすいのがありがたいです。