NOVA ERA

映画大好き、メタル・旅行・飛行機・相撲・世界遺産も好きな未熟な社会人の毎日を綴ります。

アラビアのロレンス

2009-01-11 11:58:06 | 映画
昨日は新宿テアトルタイムズスクエアに「アラビアのロレンス完全版」のリバイバル上映を観に行きました。
昔一度観たことある映画だけど、是非大画面でもう一度観たいなぁと以前から考えておりまして、昨日遂にその夢が叶ったのでした。
「アラビアのロレンス」は、20世紀初頭のアラブを舞台に、アラブの独立のために奔走したイギリス人将校ロレンスを描いた作品です。
1962年度アカデミー賞作品賞、監督賞を始め7部門に輝いた作品で、
モーリス・ジャールの美しすぎるテーマ曲も作曲賞に輝いています。
観客は年配の方がほとんどで、席も8割がた埋まっていて、
その人気の高さを実感。
もう冒頭のテーマ曲が流れた瞬間鳥肌が立つぐらい感動し、
砂漠の美しさ、アカバ攻略の際の迫力、民族の枠を超えた友情・確執と、
見所は多く、約4時間の上映時間はあっという間に過ぎていきました。
この映画の特徴はなんと言っても男の映画であること。
出演者に女性が一人も出てこないのです。
その中でロレンスを演じているピーター・オトゥールの蒼い目や佇まいが異彩を放っていると言われるのは有名な話です。
監督のデビッド・リーンは、「アラビアのロレンス」以降、「ドクトル・ジバゴ」、「ライアンの娘」、「インドへの道」と超大作を発表しています。
僕の好きな映画作曲家のモーリス・ジャールは上記4作品の作曲に携わり、「ライアンの娘」を除く3作品でアカデミー賞作曲賞を受賞しているから、デビッド・リーンとモーリス・ジャールの関係も興味深い所です。
個人的にはデビッド・リーン作品では興行的に大失敗だった「ライアンの娘」が一番好きだったりするのですが、「アラビアのロレンス」も見直した今、その色褪せない魅力に改めて惹きこまれました。
これからも古き良き日に製作された大作映画がリバイバル上映されたら映画館に足を運ぼうと思った一日でした!

今日一番聴いた曲:今日は特に聴いていません