FX寺子屋 by 葛勝老師

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米国、11月ADP全国雇用者数及びISM非製造業傾向指数は如何に。

2012-12-05 19:11:15 | 日記
東京市場のドル・円相場は朝方は一時81.79円まで値を下げたものの、その後は大きく円安に転換。 82.30円台まで上昇しました。 その後、さらなる上昇はあるのか、それとも一段安になるのか? 今夜の指標は7日の雇用統計の前夜線とも言ってもよい、11月度のADP全国雇用者数と11月度のISM非製造業傾向指数の大物が控えています。

ドル・円にとって最も注目なのは、米国の11月ADP全国雇用者数および11月ISM非製造業傾向指数です。 これらが双方市場予想よりも良好ならば、ドル・円はこのまま上昇し、82円台後半まで値を伸ばす可能性がありますが、一方双方ともに市場予想を下回ってしまうと、再び82.00円を割り込むこともあり得るでしょう。

米国では10月後半に大型ハリーケーンが直撃し、11月の大統領選後には財政の崖への警戒感も高まっており、雇用に悪影響を及ぼしたのではないでしょうか。 ADP雇用統計も前月までの回復の反動的な減速不安が強いように思われます。 

もっともハリケーン被害などへの織り込みも進んできたようです。 11月からは年末商戦向けの臨時雇用や、ハリケーン被害の復興事業に関しての雇用も注目を集めており、懸念ほどには悪化しない可能性も残されています。 週間の新規失業保険申請件数は11月前半こそハリケーン被害で悪化したが、中旬以降は盛り返しが見られているようです。 

いろんな角度から推測するにあたり、今月は数値的には疑問を残す結果となるのではないでしょうか。

<気になるニュース>
北朝鮮が12月12日に弾道ミサイルを打ちあげる可能性が高まっており、地政学的に円が売られやすくなる可能性が浮上してきたようです。 総選挙に向け円が売られ易い土壌が出来てきている上に北朝鮮の弾道ミサイルは追い打ちをかける格好になるように思われます。 

今夜、指標の悪化により82円が割れ、81.70~80迄下がることがあれば積極的にロングで臨みたいところです。

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