TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

ガネティブ?

2017年05月13日 | 島原
「ガネテイブ」で検索をかけたら、「ネガティブで検索しています。ガネティブで再検索。」とでた。それはそうだろう。日常会話の中で「ガネティブ」と言ったら失笑をかうか、そっとされるかのどちらかである。
私も初めて「ガネティブ」と聞いたとき、思わず訂正してあげようと思った。ところが、この「ガネティブ」を使った御仁はなかなかのやり手でウイットに長けた人だった。もっともこのユーモアが通用するのは「かに」のことを「がね」と言う地域に限定されるが…。

私の故郷島原では「かに」のことを「がね」と言う。
その取れる産地を頭に付けて「多以良がね」や「有明がね」などと言う。
とりわけ「多以良がね」は有名だ。こんな看板が出るほどに。



こんなモニュメントも




店の看板にも




電光掲示板まで


おっと、これは隣町の有明だから「有明がね」


「多以良がね」も「有明がね」もカニの種類は同じで、豊穣の海・有明海で取れるワタリガニである。子どもの頃は今よりもっと大きな「がね」が取れていたような気がする。あの頃は、近所のふなと(漁師)さんから取れたての「がね」をもらって、自分の家で平釜と言われる大きな釜で茹でて食べていた。絶品であった。最初の看板ではないが、私的にも「日本一美味しい」カニと思っている。(個人の感想です)

そのことはさておき、表題の「ガネテイブ」だが、「ネガティブ」とはちょっと違う。
ちなみに、先ほどの御仁に言わせると
「ポジティブ」は考え方や行動が前向きで、「ネガティブ」は後ろ向き。
そして「ガネティブ」は、「がね」の横ばいにちなんで横向きという。風変わりなどと揶揄されることもあるが、遊び心を持ち合わせ人と違った視点で物事を考えようとする傾向をさすと御仁は説く。

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