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TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

初めての経ケ岳

2013年01月20日 | 山(県内)

 経ケ岳からの眺め 

 平成18年8月4日 初めて多良山系の経ケ岳に登った。
富士登山に向けてのトレーニングの一環だった。
結果はバテバテで、それまでのトレーニングが役に立っていないことを身をもって知った。

 それはさておいて、地元でありながら多良山系に登ることがなかった。
学生時代から数えて3回目である。多良岳が2回で、経ケ岳は今回初めてだった。

 平谷キャンプ場から馬の背、平谷越経由で経ケ岳というコースだったが、
平谷越から経ケ岳への急な斜面で、目が覚めた。
準岩場だ。三点確保で登らなければならない準岩場だった。
驚いた。九州の、しかも、地元長崎県の1000m級の山に三点確保を必要とする山があるなんてと、一気にバテが吹っ飛んだ。

 後で教えてもらったことだが、本来ここには、危険なので鎖やロープが何カ所もかけてあった。
たまたま、私が登った時期に、それらが外されていたとのことだった。
山は本来、はしごや鎖等はないもので、自分の力だけで登るものと考えた人が、
自分の判断でそれまで掛けてあった鎖を外したという。
地元山岳会は、危険だ、事故予防のため、そして多くの人に山に親しんでもらうために鎖を掛けるべきだとその行為に反対したという。大論争があったという。
現在は鎖やロープは掛けてある。
「勝手に外さないで」という注意書きの看板付きで。

 難しい問題だ。双方の言い分はよくわかる。山に入ったとき、
あまりにも多い標識や必要以上の人工物に興ざめすることがある。
それと山での安全をどう両立させるか。
「必要にして十分」のレベルが人によって違うからだ。

 昨年8月、雨の大崩山。晴れていたら何でもないところが、濡れたら滑って危ないことこの上なかった。命辛々下山した。経ケ岳のあそこも同じだろう。
 
 8月、猛暑の中、バテながらも久しぶりの山頂に立つ。
下山後、平谷温泉で汗を流し、一人で反省会をする。


「ロープが外されています」という注意書き



山頂



山頂からみた黒木方面


平谷温泉 緑に囲まれていて癒される。たまたま私一人だったので、中を撮影。

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「初めての富士登山」(3)~ トレーニング編

2013年01月20日 | 山(県外)

富士登山の初日、ツアー客全員で登山の安全を祈願した浅間神社。
しかし、トレーニング無しでの神頼みだけではだめです。
6合目前で早くも脱落者が出たのです。(ホントの話なのです…)


ワンゲルの後輩がこのブログを見つけて、コメントをくれました。

「 私も50を過ぎましたが、やっぱり山を忘れることはできません。老体にむち打ってトレーニングを始めました。最初はやはり天山!春には小城のバス停から天山へ挑戦したいと思っています。」

山に登るにあたって、「トレーニングを始めました」とあります。
やっぱり元ワンゲルだね。
私も、富士山に登るにあたっては、同じように、トレーニングを始めました。
いやしくも元ワンダーフォーゲル部、ツアー登山ごときでバテるわけにはいかん、と。

以下、富士登山に向けてのトレーニングの記録です。

 7月15日      ウォーキング開始
 8月4日       経ケ岳登山
 8月24日~26日  「初めての富士登山」


記録によると、40日前からトレーニングを開始しています。
20日後、トレーニング成果を試そうと多良山系の経ケ岳に登りました。
(この経ケ岳登山は学生時代の「天山荷歩」のような位置づけ)
ところが、バテまくりました。昔から山は弱かったですが、こんなにも体力がついていないとと反省し、トレーニングのやり方を見直しました。
ウオーキングだけでは、山に登る筋肉の強化になってないので、ウォーキングの距離は短縮し、近くの山に登ることにしました。
上山です。山といっても、標高は120mの小高い丘です。
900mの上りを、15分以内に登ることにし、これを2往復することにしました。
上山に行けないときには、階段の上り下りをして脚力の強化に努めました。

トレーニングのかいあって、無事に富士登山を終えることができました。
この富士登山が、山歩き再開のきっかけとなりました。
その後もこのようなトレーニングを続けています。
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