天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

プロジェクトダーナ

2006-08-10 23:59:35 | 天真寺
久しぶりに、学生時代の友人・Kさんと電話をした。

Kさんが龍谷大学大学院の授業の一環のハワイ研修に参加したというので、研修の感想を聞いてみました。

するといきなり「今年はパスポートをなくした人はいなかった」と、チクリと嫌みを。
2年前ハワイ研修に行った時に、私がパスを無くしてみんなに迷惑を掛けました(スイマセン)

で気分を取り直して「プロジェクトダーナ」について聞き直してみた。
「プロジェクトダーナ」とは、ハワイの本願寺より始められた相互扶助システム・お互いが助け合うという社会システムである。今では、ハワイの社会の中にとけ込んで、仏教徒に限らない。今回の研修に、実際に体験するプログラムが組み込まれていたのです。

で、どんな感じなのか。
「出来ることをやるという雰囲気」

「お金のある人がやるのではなく、ちょっとしたことをする」
(歩行の困難な人の手伝い・一緒に映画を見る・ランチを食べる)などなど

「ボランティアをする方たちが、ボランティアをしているという感覚ではなく、まるで、日常の1コマのようだ。
なによりも、ボランティアする方も、される方も、楽しそう。」

やはり、何をやるにも楽しくないとできない。何よりも続かないだろう。

ボランティアとは、自分の出来る範囲・出来る時に出来るだけやる。
わざわざ時間を割いてというのではなく、負担にならないように、まさに、友だちの家に行く感覚で。

まさしく、ボランティアの極意なのだろう。

日本では、ボランティアといえば、なにか難しいことというイメージがあるように私は思う。
が、ボランティアとは、公共広告機構のCMで放映されているような、粋なお互いを思い合う気持ち。
相手を思う気持ちから始まるのだろう。

(龍)