天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

寺報発送

2009-03-31 18:45:46 | 日々
無事みなさまのご協力をいただき、今月も寺報を発送いたしました。

今月の寺報です。

http://www.tenshin.or.jp/tayori/tayori21-04.pdf


今月は、新しい企画盛りだくさんです。

☆春のお花見茶会
5日(日) 午前8時半~10時半(午前7時~のお晨朝後)

壮年会のKさんが「春のお花見茶会」を開いて下さります



☆天真寺キッズクラブ

19日(日)9時~10時30分

「ふれあい農園」農園が春になり再スタート。
お子さん・お孫さんと種まき体験をしてみませんか。
野菜を育てる喜びを一緒に味わいましょう。



☆れんげ会総会

10日(金)11時 ~14時

「れんげ会」は、天真寺仏教婦人会です。
総会では、会員同士が年に一度顔を合わせ、今後の活動について話合います。

たくさんのご参加お待ちしております。

(龍)

正信偈とは何か?

2009-03-29 20:06:07 | 天真寺
毎月第三土曜日は、月に一度の仏教壮年会。

この度は、親鸞聖人が著された「正信偈」について勉強をしました。

初めは、Kさんによる偈文の解説。

中盤戦からは、武蔵野大学学院長である田中教照先生の「正信偈とは何か」という文章を読みました。



「正信念仏偈」は7言120句、たった840文字の偈文です。

田中先生のお言葉を借りれば「正信念仏偈は念仏を正しく信じることの喜びと感謝の気持ちを表した詩」親鸞聖人の喜びが語られています。

私たちは、毎日のお勤めで「正信念仏偈」をお勤めするということは、親鸞聖人の喜びと出会っているのです。
この「正信偈」読み進めていくと、奥が深いです。


最後には、前坊守の手作りおはぎを食べながら談笑。



これが、至福の一時です。

これから壮年会では、親鸞聖人の喜びの歌「正信偈」を学んでいく予定です

(龍)


メリシャカ!

2009-03-27 23:30:56 | 仏教
今、話題のホームページのサイトは
メリシャカ!
です。

メリシャカ!とは、若手僧侶を中心に「お寺をエンタメする」ホームページのサイト。
今年にはいり、ホームページもリニューアルされました。

先日は、浄土真宗の機関誌「本願寺新報」にて、取り上げていただいたようです。
まだ、私はその新聞を読んでいないのですが。

私もメンバーの一人なのですが、あまりお手伝いも出来ず・・・・

これから盛りたてて行こう!
と、思い新たに今年初コラム「MDウォークマンはどこへ」をアップしました。

覗いてみて下さい

http://www.merry-shaka.com/


(龍)

PROJECT VAIDEHIとは

2009-03-26 09:46:20 | PROJECT VAIDEHI
お寺に一本の電話がかかってきました

インドに学校を作っている???
バイデーヒ???
お手伝いをしたいが何かできることがありますか?
というお電話です。

PROJECT VAIDEHIとは、恵まれない境遇にあるインドの子ども達の自立支援を目的としている団体です。2000年の仏跡の旅を縁に、自分たちになにかできることはないかと模索し、インドの子どもたちに教育の場を提供しようとW先生が中心となって運営している学校です。

【ホームページ】
http://www.tenshin.or.jp/vaidehi.html

昨年は、有志のメンバーで学校を訪れました。
一生懸命勉強している子どもたち
かわいい笑顔の子どもたち

【その時の映像】

http://www.youtube.com/user/projectvaidehi?gl=JP&hl=ja

一緒にバルーンアートを楽しみました。

この活動を、仏教冊子「唯」にて取り上げていただきました


http://www.tenshin.or.jp/pdf/vaidehi-pdf.pdf


この冊子を読んで、自分に何か出来ることはないですか?というお電話だったのです。

バイデーヒは細々とした活動ですが、子どもたちの笑顔があるからこそ続けられます。
サポーター募集しておりますので、ご一緒に子どもたちの未来を作りましょう

(龍)


一枚の壁

2009-03-23 20:35:08 | 日々
いつもお世話になっているHさんにエッセイを書いてと頼まれた。
まつどジャーナル10周年を記念して、読者の投稿を載せるという企画のためだ。

何を書かせて頂こうか?今思っていること?と思いついたのが、今回のテーマ「一枚の壁」でした。
イスラエルとパレスチナ自治区に存在する壁です。

以下原稿です。

「一枚の壁」

「人間とは何だろうか」と時折思うことがある。

漢字で見れば「人の間」と書き、人と人の間を生きていることを教えてくれる。
しかし、その間はみえにくく、知らぬ間に見えない壁を作ってしまうこともある。
人間関係に悩むこともその壁が原因だろう。
その壁が大きくなると、ベルリンの壁・万里の長城などの巨大なものとなる。

今現在建設されている壁も存在する、それはイスラエルが建設しているイスラエルとパレスチナ居住区を分断する分離壁である。

私が3年前NGOの研修にて、現地で見た分離壁の高さは8メートル、コンクリートで作られた頑丈な壁、1キロの造成費2億円という巨大なものでした。
イスラエルは、自爆テロ防止の「security wall」であると主張する。
一方、パレスチナからいえば、自分たちの生活地域を抉る分離壁となる。

イスラエル・パレスチナのともに助け合って生きてきた人々の生活が分断されてしまった。
その壁を一つで、仲間の命にさえ思いを寄せにくくなってしまう。
昨年末からの戦争で「1300人以上の尊いいのちが奪われた」という。
壁一つで尊いいのちも忘れさせてしまう。

私たちの心の壁はどれ位の高さだろうか。
人間という意味を改めて考えさせられる現実である。



テレビ・新聞を通して伝わってくる高さ8メートルの壁と言えば、現実と離れたことのように思う。
が、よく考えれば、私たちもその壁を持っているのではないだろうか。

その壁が他者に対する怒り・腹立ちを生み出す。
時には、自分に向かってくることもある。

しかし、冷静になってみれば、どうでもいいことって多い。

そこで、忘れてはならないことがあるのではないか。
自分の壁の向こうにあるものを見る視点を。
お金では買えないものを失っていることを。

自らを省みる貴重なご縁を頂いた。

(龍)