天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

初参式=初めてのお参り

2008-10-29 20:54:21 | 日々
お寺でおめでたいことがありました、それはO家の初参式です。


(初参式のようす)

初参式とは生まれた赤ちゃんが初めてお寺参りをすること。
尊いご縁によって恵まれた新しいいのち。
阿弥陀如来の御前にて、ご家族、また縁ある方々そろって誕生をお祝いし、感謝する法要です。

この度は、清太くんが生まれて初めてのお参りです。




めちゃくちゃ可愛いです

Oさんは、私の小学校時代からの友人。
中学校の時は、一緒に学校に通っていたことをなつかしく思います。
そしてOさんのお父様は、いつもお寺にカメラを持ってきて、法要の様子を撮影して下さいます(感謝!感謝!)
しかも、腕はプロ並みです。

昨年の初参式に続き、今回は2度目の友人の赤ちゃんの初参式。

ただただ、うれしい限りです。
赤ちゃんはいろんな感情がそのまま表情となるので、引き込まれてしまいますね。

最後には、みんなでハイチーズ



これから、清太君がどんな人生を歩むだろうか楽しみです。
しかし、どんな時も仏さまのみ光、限りない願いの中を歩んでいることは忘れないでいてほしいです。

また、お寺に遊びに来て下さい


(龍)




仏教壮年会「領解文」「浄土真宗の生活信条」

2008-10-26 23:51:40 | 天真寺
10月の仏教壮年会が開かれました。

前回は、壮年会のテキスト「同朋」を読んで、親鸞聖人のご生涯について学びました。

そして今回のテーマは「領解文」「浄土真宗の生活信条」。
いつも唱えて慣れ親しんでいるお言葉です。

【領解文】
もろもろの雑行雑修自力のこころをふりすてて、一心に阿弥陀如来、われらが今度の一大事の後生、御たすけ候へとたのみまうして候ふ。
たのむ一念のとき、往生一定御たすけ治定と存じ、このうへの称名は、御恩報謝と存じよろこびまうし候ふ。
この御ことわり聴聞申しわけ候ふこと、御開山聖人(親鸞)御出世の御恩、次第相承の善知識のあさからざる御勧化の御恩と、ありがたく存じ候ふ。
このうへは定めおかせらるる御掟、一期をかぎりまもりまうすべく候ふ。



(現代語訳)
私は念仏以外の行にたよったり、自力の計らいをもって念仏を称えるなどのこころをなげ捨てて「阿弥陀如来よ。私の来るべき往生浄土の一大事について、あなたの救いの働きにおまかせします」と一心にお頼み致しております。
如来におまかせする信心がおこった時、往生成仏する身と決定し、如来は必ず救い取って下さると承知して、これより後の念仏は、如来のご恩に報いる行であると喜びのうちにお称え申しております。
この「信心正因・称名報恩」(信心が正しく往生の因であり、信心を得た後の称名念仏は仏恩報謝のそれである)の道理が聞き分けられたことも、浄土真宗の開祖、親鸞聖人世にお出まし下さったおかが、また、代々、み教えを受け継いでお勧め下さった歴代の門主方のおかげであるとありがたく存じております。
このように念仏申す身になったからには、定められた掟を生涯守り通す所存であります。
(『お経』より)


「たのむ」とは?「掟」とは?と、みんなで話し合いました。

この度改めて「領解文」読み込んでみますと、本当に浄土真宗の教義がまとめられていると実感します。





そして、「浄土真宗の生活信条」。
法要開始前にみんなで唱和しております。

こちらは、昭和33年4月16日に大谷本廟親鸞聖人七百回大遠忌法要「御満座の消息」において勝如上人(前門様)がお示しになられたものです。

【浄土真宗の生活信条】

一、み仏の誓いを信じ 尊いみ名をとなえつつ 強く明るく生き抜きます
一、み仏の光をあおぎ 常にわが身をかえりみて 感謝のうちに励みます
一、み仏の教えにしたがい 正しい道を聞きわけて まことのみのりをひろめます
一、み仏の恵みを喜び 互いにうやまい助けあい 社会のために尽します



次回は、11月29日(土)15:00~17:30

婦人会・壮年会合同法座となり、アニメ「親鸞さま」の上映会をいたします。

(龍)




七五三

2008-10-25 18:11:43 | 日々
今日は可愛らしいお客さまが来ました。





来月迎える七五三のお着物姿で、納骨堂におじさんへご挨拶のお参りです。
阿弥陀さまの願いの中、お祝いができて有り難かったです。

Kちゃん、ようこそ。またお参りに来てね。

(静)


作務衣

2008-10-24 09:43:50 | 日々
可愛い作務衣ができました。





以前からみんな着ていて便利そうだけど、男物が多く、可愛いいのものがないな~と思っていました。
なので今回、坊守が若い頃に着ていた花柄の着物で仕立ててもらいました。

ウールなのでこれからの時期にぴったり、着るのが楽しみです~。

(静)

仏教講座会

2008-10-22 10:49:04 | 天真寺
毎月20日はお寺の日です。

午前中は写経会。
ご門徒のMさんがご指導下さっています。
熱心に「正信偈」をお稽古中、皆さんと心静かな時間を持てました。





午後からは仏教講座会。
島根の岡田哲水先生にお話いただきました。

「私の父とここの前住職さんは、山一つを隔てたところで育った幼なじみ。飲み友達であり、けんか友達でした。松戸への都市開教の様子がNHKの『寺が消える』という番組で放送された時、私の父は『正念さんよかったなぁ』と涙を出してよろこんでいました。その姿をよくおぼえています。人の幸せを心からよろこべるということは、人生でもめったにないことです。」
と、有難いご縁を聞かせていただきました。





で、うちの住職とは同級生だそうで・・・。





島根の石見門徒と呼ばれる土徳のなかで育った先生のお話からは、お念仏にめぐまれた人生のよろこびがあふれていました。
遠いところを本当にありがとうございました。

(静)