天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

「踊り教室」スタート

2009-11-30 11:55:31 | 天真寺
本日はボラン寺の日。

皆様のご協力のおかげで、12月の寺報と「御堂さん」の発送作業を終えました。
この度は、平成22年度の法語カレンダーも一緒に同封されております。





来年1月より新企画が立ち上がりました。
「踊り教室」
―お寺で気軽に楽しみましょう―
誰でも楽しめるやさしい踊りを心がけております。
踊ることで、心身の健康・喜びある生活を送りましょう。
【日程】第1・3火曜日 午後1時半~3時
【月会費】1500円
【指導員】加藤 貞子さん
(天真寺仏教婦人会会員・中山流準師範・ビクター民謡舞踊連盟指導員)


今回の特集は、仏教壮年会会長Oさんの「親鸞聖人のふるさとを訪ねて」。
千葉組仏教壮年会主催での一泊二日のバス旅行についての寄稿です。

10月24~25日に千葉組仏教壮年会の一泊二日、バス旅行が行われ、17ヶ寺42名(天真寺からは3名)の参加で、茨城方面の親鸞聖人のふるさとを訪ねました。

最初に小島の草庵跡(1214年、親鸞聖人が流罪にあった越後から常陸に入られた際、初めて草庵を結ばれたのが小島の草庵であるとされている)を参拝。次に専修寺(1226年の草創と伝えられる。御影堂には親鸞聖人自刻と伝えられる聖人等身の御影が安置されている)を参拝。大覚寺参拝ののち、笠間市の玉日姫(恵信尼公)御本廟を参拝し、本日宿泊の稲田の御坊西念寺に到着(稲田御房は浄土真宗の宗祖・親鸞聖人が恵信尼公と共に20年間ご在住なされ、ご本典『教行信証』をご製作なされた宗門の聖地です)。宿坊西念寺にて懇親夕食会で和やかに交流することができました。

二日目は宿泊の西念寺にて朝6時30分よりおつとめをしました。近くには二十余年間、お住まいの稲田を立たせられ御帰洛の際、さすがに名残を惜しまれて、しばし佇まれた見返り橋がありました。

常陸太田西光寺の参拝を経て、枕石寺(1212年雪の夜、親鸞聖人が日野左右衛門尉頼秋という武士を訪ね一夜の宿を請うたところ、頼秋は「仏道を修する者が雪や寒さを苦にして安楽に宿をとるとは何事か」と追い出してしまう。その夜守り本尊の夢告により外に出た頼秋は石を枕に念仏を称える聖人の姿に改心し、聖人の教えを受けて帰依した。頼秋は入西と名のり、邸宅を寺として「枕石寺」ができた)。その後上宮寺を経て、最後に聖人真筆の十字名号などを寺報として蔵する報仏寺を参拝。有意義な楽しい旅でした。


今月もよろしくお願い致します。

(龍)

仏教壮年会

2009-11-28 17:46:21 | 日々
本日は仏教壮年会の日。

本願寺出版「季刊せいてん」の親鸞聖人と七高僧の教えを読み進めております。

今回は、曇鸞大師の教え①。
曇鸞大師の生い立ちから『往生論註』の他力回向、そして親鸞聖人の自力と他力について学びました。

他力を語る上で注意をしなければならい事。

その前提は、
「老・病・死・愛・憎などの苦は、人間だれも避けることができない。この問題をどう克服していくか。人間は何を理想に、何を目標にいきるべきであるか、これらの問題解決の道を仏教に求められた」(季刊せいてんより)

現実に私が抱えている問題、お金では解決のできない苦悩を如何に乗り越えるかがテーマとなっている。

よく自力はいいこと、他力は人をたよりとする悪いことのように言われる。
本来は、そういう意味ではなく、自分の力ではどうすることもできない現実をどう乗り越えていくのかが問題になっている。

一生懸命に勉強をすること、仕事をすることは大切である。
親鸞聖人は自力は離れるべき事と言われる。
それは、これをやらなければいけないという思いが自分の命を見失わせてしまう怖さも兼ね備えていることを指摘しているのでないか。

そのままの私をありのままに包み込んでいるいのちのメッセージが阿弥陀様のオハタラキである。

如来の計らいの中に生かされている私であることを聞かせて頂くことが大切なのだろう。

これから、じっくりと他力について学んでいきたい。

(龍)

水飲み場完成!!

2009-11-27 11:32:26 | 天真寺ふれあい農園
天真寺ふれあい農園に水飲み場が完成しました!!
バーベキュー・芋煮会をする度に、いつも困っていたのが、水場のあたりにできる水たまり
そこで、仏教壮年会長Oさんが手作りで作って下さいました。



まるで、プロさながらの技です。



水場の水はコチラの穴に流れていきます。



これで、ぐちゃぐちゃになることもなくなりました

Oさん、有難うございました。

(龍)

おかげさま報恩講

2009-11-24 21:58:38 | 法要
皆様のおかげによりまして、平成21年の「おかげさま報恩講」無事にお満座となりました。

毎年、報恩講の日は、午前中の入門式から始まります。

この1年間にいろいろなご縁で新しく天真寺の仲間となって下さった方々の阿弥陀さまへのご挨拶です。
今年は35名の方が受式なされ、住職よりお参りの必需品お念珠、式章、浄土真宗門徒必携という本を贈らせていただきました。



新しく仲間入りして下さった皆さま、どうぞよろしくお願いいたします







お斉(昼食)の後は、大好評でもう6年目となる「雅楽ミニコンサート」が開かれました。
若住職の法友が全国各地から集まって下さり、今年は曲目一新で演奏を楽しませていただきました。

前住職と親交のあったお念仏者であり島根大教授であった川上清吉氏が作詞をされた「芬陀利華」は、演奏に合わせて高森篤子さんに歌っていただきました。
素敵な歌声に、皆さんウットリでした。
「天真寺雅楽会」のメンバーも最後の曲「赤とんぼ」の演奏に参加し、お参りの方々も一緒に歌いました。





法要には「天真寺雅楽会」のメンバーも出仕いただき、有り難いことでした。





「真宗宗歌」と「報恩講」の伴奏は、竹内恵里さん。
いつもありがとうございます。







この度は前住職の七回忌法要も併修となり、尊いご縁となりました。
私と若住職が龍大時代お世話になった勧学・内藤知康先生にご法話いただきました。





報恩講では、皆さまのおかげによりお寺が支えられていることを、毎年実感いたします。
お参りの方々のおかげで法要がつとまり、また準備から当日の進行まではすべて役員の方々のお力で行われます。

内藤先生には、全寺院でこれだけ長く続けられている法要は「報恩講」以外にないとお話いただきました。
ご縁のある方々と、親鸞聖人の御徳を偲び、ともにお念仏に出遇えた慶びを味わえることほどの幸せはないでしょう。

皆さまに心より感謝申し上げます。

合掌

(静)