こんにちは!!
第41回目の今回は、鹿児島市の中心地を訪れたいと思います。
ついに鹿児島県でもっとも都会な場所に行くことになるのですが、
初めに言っておかなければならないことがあります。
それは、とてもじゃないですが、1日だけでは鹿児島市内の市街地を回ることは不可能であることです。
あまりにも観光スポットや名所、お店、繁華街などが多すぎて
1日、実際には8時間程度の制限時間内では足りなすぎるということです。
道も複雑だし初めて訪れた私にとっては迷路のような場所でした。
天文館などは車で近くまで来たものの駐車する場所が空いてなかったり、混んでいたりして結局行けなかったのです。
しろくまアイス食えなかったのが悔やまれます・・・・
そんな鹿児島市内の旅ですが行ってみましょう。
仙巌園(せんがんえん)。
19代 島津光久によって別邸として建造された庭園。
後に28代 島津斉彬の集成館事業によって
仙巌園を含むこの場所は日本の産業革命のさきがけの地として
日本をリードすることになる。
庭園内の様子。
入場料は大人1000円と少々お高いが(御殿も見学なら1600円)
様々な見所満載の大名庭園なので払う価値は十分にある。
桜島を築山に錦江湾(鹿児島湾)を池に見立てるという壮大な庭園。
過去には勝海舟やグラバー、ニコライ2世など著名人たちも数多く訪れている。
鉄製150ポンド砲(復元)。
島津斉彬の集成館事業の一環として軍備力増強の為、製造された。
反射炉跡。
燃料を燃やして発生した熱を壁に反射させて鉄を溶かす為の施設。
溶かされた鉄は大砲鋳造などに使われた。
反射炉跡を上からのぞいた画像。
仙巌園内は多数のお土産屋があり、そのどれもが江戸時代風の建物。
示現流(じげんりゅう)を紹介している建物。
示現流とは薩摩藩に伝わる剣術の一派で東郷重位が確立させた。
一撃必殺の剣で薩摩藩士の気迫とともに迫り来る太刀筋は幕府や他藩を恐れさせた。
また、示現流にはもう一つの流派があり野太刀自顕流(のだちじげんりゅう)というのがある。
これは大隅の大名家肝付氏の流れを汲む薬丸家に伝わる剣術で
後に薩摩藩の下級武士を中心に伝わり明治維新に至るまでに大いに活躍したことから
「明治維新は薬丸流でたたき上げた」と言われたそうな。
戦国時代まで犬猿の中であった島津氏と肝付氏。
結果、肝付氏は敗れ大隅半島を追い出されることになるが
江戸時代の間、剣術という形でついにタッグを組み、倒幕の原動力の一つになったというのは感慨深いものである。
仙巌園正門。
外は国道10号線。
仙巌園の風景その1。
錫門。
身分の高い人しか通ることが許されなかった。
御殿。いわゆる大名屋敷。
御殿の外廊下の様子。
御殿の庭。
これがどういうものか名前は忘れた。
仙巌園の風景その2。
仙巌園の風景その3。
仙巌園の風景その4。
仙巌園の風景その5。
水力発電用ダム跡。
おそらく水力発電の歴史では初期中の初期にできたものとされている。
仙巌園から見た鹿児島市街地方面の風景。
仙巌園の山側部分には石垣が多数残る。
城としての機能もあったか。
江戸時代、琉球王国から取り寄せた孟宗竹。
橋の下には水路があるが
これは旧・郡山町の旅の回で訪れた世界遺産の一つ、関吉の疎水溝から流れてきたものである。
米つき機。
玄米を精米するために使われていたとのこと。
園内には鹿児島県名産の水を集めた自販機も。
朝鮮出兵の時には猫を連れて時間を把握していた。
猫の目の瞳孔の大きさによって判断していたという。
仙巌園の隣りにある尚古集成館本館(旧集成館機械工場)。
現存する日本最古の機械工場。
現在は博物館として公開。島津氏ゆかりの品など非常に貴重な品々があるため館内の撮影はNG。
所変わって鹿児島市内市街地の様子。
交通量が非常に多いし、道が迷路のようだ。
初心者の私にとってかなりきつい運転となった。
都会の運転は難しい。
あらかじめ、行きたい方面の車線にいないと
全く違う方面に行ってしまうことも。
右折したい場合、中央分離帯は線路である。
どこで待機すればよいのか?
対向側に路面電車が見えます。
変わって県道19号線。
先ほどの市街地とは違い風景が変わりすぎである。
県道20号線。走りやすい。
再び鹿児島市街地。照国神社近くの交差点。
仙巌園以来、全く車から降りられないので地下駐車場に停めて付近を散策することに。
ちょうどその交差点のある場所にラーメン屋を発見。
腹がものすごく減っていたので躊躇うことなく入る。
黒味噌ですと・・・・?
味噌ラーメン、味噌ラーメン、へっへっへ。。。
私はあまりの空腹に頭がおかしくなっていた。
三平ラーメンお品書き。黒味噌ラーメンにとろろをかけて食べるのがここのオリジナルの食べ方らしい。
私は元祖黒味噌濃い味大盛りにトッピングにバターと野菜をつけ、さらに白飯・小を注文。
そして私は蓮華にスープを入れ一口飲んでみる。
・・・うまい。こってりまろやか、そして少しスパイシーなお味。
バターの甘みもブレンドされるとさらに美味い!
拙者、満足っす。
照国神社。
島津斉彬公を祀る神社。
イヌマキという樹木。保存種。
境内前入り口。
拝殿と境内の様子。
巫女さんがいる。やっぱり神社には巫女さんが合う。
島津斉彬公の銅像。
照国神社の参拝を済ませ、再びラーメン屋の交差点に戻る。
写真の使いまわしで申し訳ないが、真正面にある建物は県立博物館。
ここを訪れることに。入場料無料。
動物が展示してあったり
剥製や模型などで鹿児島県や近隣の県に生息している動植物を説明してある。
ジオラマセットのようになっており、子供だけでなく大人も楽しめる。
城山公園。
市街地を見渡す山の上に公園がある。
さすがに鹿児島一の都市を見下ろすことのできる場所なだけに
単なる展望公園という扱いではなく
乗り継ぎバスが運行していたり、
展望所までの道のりにはお土産屋なども多数ある。
展望所から見下ろした鹿児島市内の風景。
霧島市や鹿屋市とは市街地のレベルが違う。
鹿児島1強都市である。
桜島方面の風景。
鹿児島市内(旧・鹿児島市)の旅おしまい。
本来なら1週間くらいないと十分に回れない場所なだけに
いけないスポットが多数残ってしまったのは心残りである。(天文館とか)