旅人労働者~気づくのが遅すぎて(鹿児島県→千葉県編) 

今回は千葉県のいろんな場所をドライブしたり、城跡を探索しようと思います。(前回の旅、鹿児島編から6年後)

鹿児島県・曽於市(旧・財部町)の旅 第10回

2016-12-31 18:48:37 | 10.鹿児島県・曽於市(旧・財部町)の旅

こんにちは。トルニンです。

旅10回目の今回は曽於市最終章となる旧・財部町になります。

原付バイクなのでいよいよ距離的にきつくなってきますが

気合で何とか乗り越えたいと思います。





霧島市との境に近い財部町の外れからスタートです。

場所は南俣の帯野付近、県道482号線に繋がる道路(アイショップ近く)です。

旧・財部町は霧島連峰にも近いことで地形的に

以前の旅とは変化が出始めると思われます。



どんな景色や様相が現れるのか。とても楽しみであります。

まず最初の目的地は現場からも近い、陣が丘という場所を目指したいと思います。





陣ヶ丘公園。人が全くいないが公園内は草も刈られ整備されている。





高いところから見下ろすというのは

いつ見てもいいもの。





個人的に今旅一番のベストショット。

この青空と自然に囲まれた山々の中を鳥のように飛び回りたい。





県道482号線。のどかな田舎風景が広がる。





県道482号線を進み、馬立地区付近で財部中心地方面ではなく、

荒川内・大峯・大川原方面へと進路を変更する。

こちらの方は財部でも標高の高い地域になり

中でも白鹿岳は603,9メートルの財部一の標高が高い山となっている。





平田三五郎の墓と伝えられる地。

三五郎は1599年に島津氏と伊集院氏の間で起きた

庄内の乱で殉死した若き武士。





庄内の乱といえば、旧・大隅町の旅で訪れた日輪城跡の歴史にも登場した戦乱。

曽於市一帯は関が原の戦い前の前哨戦として

徳川方と石田方の代理戦争の地となっていたことがわかる。



結果、庄内の乱は島津氏が勝ち、関が原では西軍として現地にも登場するが

兵数は2000人(だったかな?)程度しか連れて来れなかったのは

朝鮮出兵や庄内の乱の負担や処理が尾を引いていたのだろう。





平田三五郎とそのおじ、宮内式部の墓。

中央が三五郎、左側が式部の墓とされる。





三五郎の墓を去り、お次は大峯・大川原方面を目指す。

画像は荒川内地区付近の風景。





荒川内と大峯の中間ぐらいの場所。

辺りは山間部で民家はほとんどない。

道路は狭く、心細い気持ちになる。



こんなところでバイクが故障したら怖えーな。

祈る気持ちで運転をしていた。





大峯地区の一風景。

どこにでもある普通の農風景。





山林地帯を走行中、あまり見たことのない花?が生えているのを発見。

何の植物でしょう?





県道491号線。大川原方面に向かうため北上。

ふと、目の前に崖と大穴が現れた。

シラス台地のせいなのか、曽於市は特にこういう地形が多い。





県道491号線は全体的に道が狭い。

通行の際は対向車にお気をつけて。





県道491号線が終わると同時に右折して県道2号線へ。


すると、ちょっと派手な小さな小屋が見えた。

近づいてみるとラーメン自動販売機と書いてある。

隣を見るとラーメン屋があったが、ここのラーメンを食える自販機と思われる。

ちなみにラーメン屋は改装工事のようで営業はしていなかった。





卵の自販機のような形式で

商品がナイロン袋に入っている。

3食入りとなっているが麺が3人前あるのだろうか?

液体スープなのか、粉末スープなのかはわからない。



拙者はお金に余裕があまりなかったので見送ることに。






ラーメン小屋を後にすると

すぐに別の大きな拠点が見えてきた。



山の駅・きたん市場。

地元の農産物や民芸品などが売ってある。

飲食施設もあり、そばやうどん等などを召し上がることができる。





何も買わずに出てくるのも悪い気がしたので、

農産物でも買ってくことに。



画像は京芋という長い里芋のような芋。

私は最初、これをタケノコだと思って、

店員さんに国産タケノコがこんな安く売ってるなんて驚きますねと言ってしまった。





そお街道。基本、この道路は直線が多めで

信号が少なく車どおりも少ない。

ドライブには最適な道路である。





そお街道、南下中に現れた倉掛トンネル。





そお街道、南下中に現れた第二のトンネル、日光トンネル。

画像も名前どおり日光が照りつける。





日光神社。境内は結構広い。





久々に美しい参道。心が研ぎ澄まされる。

(本殿の画像は撮るの忘れた)





再び、そお街道。直線が多く車も空いてて本当に走りやすい。

時間短縮に便利な街道である。





県道482号線。午前中通った482号線の部分は反対方向に行くとある。

ちょうど財部町左半分を周回した感じだ。





次なる目的地は財部(たからべ)温泉。

現在地は県道108号線に切り替わっている。

相変わらずのどかな風景が広がる。





県道108号線沿いにいたヤギのファミリー。

子ヤギがこっち見てます。





たからべ温泉。

大浴場の他、休憩場、フードサービス、おみやげ屋、

マッサージ&トレーニングルームなどがある。


良い湯でした。





たからべ温泉のすぐ隣りにある

公園に展示されている戦後に活躍した読売新聞社の取材機





澤田神社。規模は小さいがなかなか素敵な境内。





温泉入って腹も減ってきたところで飯屋探し。

財部駅に麺類の店が。うどん系かな。





煮込みハンバーグ定食を注文。

ここは麺類メインの店で洋食でもうどんがついてきた。

俺こういうの好きだわ。何でもありなところが。

店のおばちゃんの愛想も良かった。

狭い駅舎内にある不思議な居酒屋のようなつくりの変わったレストラン。

日曜日のせいもあるかもしれないがめっちゃ混んでた。





県道2号線。いよいよ最終目的地、大川原峡や溝ノ口洞穴を目指すが、2号線道沿い付近にある熊野神社をまずは行くことに。





道に迷い、熊野神社を見つけられず。

鳥居があったと思ったら西村馬頭観音が祭られているところだった。

参拝して再び探すことに。

ちなみにここで停車中、原付バイクが倒れるという事件が。

安定していない地面に停めたのがまずかったか。

故障はなかったものの、

ガソリンが若干給油口から漏れたので座席収納が臭くなった。

馬頭観音様の祟りじゃないだろうな。

特に失礼なことはしていなかったと思うが。





馬頭観音から20分。ようやく見つけた熊野神社。参道は坂で結構足にくる。





熊野神社境内と本殿。





県道105号線。大川原峡の入り口でもある。





透き通った水に美しい渓谷。水も冷たいんだろうな。

魚はいるんだろうか。ヤマメとか。

でも鹿児島だからどうだろう。





大川原峡といってもいくつかエリアがあるので、

まずは悠久の森という場所に行ってみました。

悠久なんて言葉、ゲームでしか聞いたことがないような言葉だな。

どんな森でしょう?





悠久の森にあるとある滝。

マイナスイオンが出てるのでしょう。





ベストショット。まさに原生林のような神秘さを感じる光景です。

仙人や珍獣が出てきそうな・・・

うーむ。素晴らしい。確かに悠久の森だ。

ゲームとかに出てくる神秘的な森を

現実世界にしたらこういう感じなんだろうな。





悠久の森を離れて、少し移動しお次は桐原の滝という場所に。

これまた綺麗な川と迫力のある滝ですな。

下を覗いたらたくさん魚影が見えたが何の魚かな?ヤマメだといいな。





桐原(きりはら)の滝をズーム。

滝の連合軍という感じ。





さらに場所移動。次は3連轟というスポット。

かなり深そうな淵である。

ここには大物の魚がいそうですね。

大川原峡では釣り自体は出来るみたいだけど

この場所は観光名所だけに釣りはやっちゃダメかも・・・

特に禁止の看板はなかったけど。





最後の目的地、溝ノ口洞穴を目指すも3連轟からの道路が

通行止めになっていたため迂回することに。

距離短縮を狙って変な道を選んでしまい

道路がアスファルトからコンクリートになって、更に砂利道へと降格。

原付バイクのタイヤのダメージは半端ないことに。

(後日パンクが判明し車を買うきっかけになるとはこの時知る由もなかった)





砂利道を苦戦しながら抜け出し、ようやくたどり着いた溝ノ口洞穴入り口。

洞穴なのに鳥居がある。





でかい洞穴の口が見えてきた。これはどう見てもダンジョンです。





全長224メートルもあるのだとか。

そうとう広い洞穴らしい。

自然が造ったというのだから凄い。中はどうなってるんだろう?





なるほど。鳥居があったのは観音様がいるからですね。

しかし、中は全くの暗闇で怖い。

そしてなぜかカメラの画像が不調に。






洞穴内に入るもめっちゃ暗い。

携帯の明かりしかなかったので、正直20メートル進むのが限界だった。

洞穴側から入り口を写した画像。

悠久の森と同じく神秘的な光景ですが

画像はピントがずれています。すいません。

しかし、それが自分のせいなのか、カメラの不調なのかはわかりません。

それとも・・・・





洞穴の奥が全くわからなかったので

カメラのフラッシュをたいて中を調べてみた。

すると写っていたのはよく心霊写真なんかで出てくるオーブが多数。

いや、これは埃だ。そう信じたい。





気味が悪くなり逃げるように溝ノ口洞穴を後にし

県道106号線に。

これで後は帰路に就くだけだがお土産を買ってこうと思い、

道の駅・たからべによってからにすることに。





道の駅・たからべ。

どういうわけか、店内は店員以外誰もいなかった。

道の駅・すえよしはとても混んでいたのに。

この差はいったい・・・・





道の駅・たからべのスタンプ。



今回の旅、曽於市シリーズ最終地である旧・財部町は無事終わりました。

財部は末吉や大隅と比べ、自然スポットが盛りたくさんありました。

夏は特に涼しそうで良いかもしれませんね。



曽於市万歳。楽しい旅をありがとう。



大隅のOXポークステーキ、末吉の柚子ハチミツソフトクリーム、

財部の煮込みハンバーグ定食。



全部食べ物だが(笑)、

やっぱり食べているときが一番幸せで印象に残ったトルニンでした。



次回は肝付町(旧・高山町)の旅に決定。