旅人労働者~気づくのが遅すぎて(鹿児島県→千葉県編) 

今回は千葉県のいろんな場所をドライブしたり、城跡を探索しようと思います。(前回の旅、鹿児島編から6年後)

鹿児島県・日置市(旧・東市来町)の旅 第61回

2020-04-24 23:53:05 | 61.鹿児島県・日置市(旧・東市来町)の旅

こんにちは。

第61回目は日置市の旧・東市来町になります。

(2017年に旅した記録になります)

 

どこで撮ったか忘れたが

東市来町の農風景。

天気が晴れじゃないところはご容赦。

 

県道304号線。

なだらかな山林地帯が続く道。

南に行くと旧・伊集院町(日置市)、

北に進むと旧・樋脇町(薩摩川内市)と続く。

 

県道304号線近くには

文化財としての価値のある小さな橋がある。

 

萩地区にあるから萩前田橋というのだろう。

二連アーチ式の石橋は東市来町ではこれだけなので貴重らしい。

また、二連アーチ式の橋は、水面に反射した橋の像と合わせると

メガネのように見えることから眼鏡橋ともいう。

 

県道305号線。

ここだけ見ると

県道というより住宅地域内を通る道路である。

 

県道309号線。

カーブあり、高低差あり、民家ありと

なかなか変化に富んだ県道。

 

 

305号線に再び戻って、鶴丸城跡という城跡があるということで

久しぶりに城跡巡りに参戦。

ちなみに鹿児島市にも鶴丸城跡があるが、

こっちは東市来バージョンの鶴丸城跡。

 

 

市来鶴丸城跡入り口。

が、奥に見えるのは鳥居。

城跡なのに神社?

 

市来鶴丸城跡の近くには、鶴丸小学校がある。

その他日置市市役所(東市来支所)もあるので、

まさに東市来の中心部に城が君臨してることになる。

 

春日神社。

ちょうど市来鶴丸城跡に向かう経路上にある。

 

春日神社内には、もう一つ神社があって

幕末以降の戦争で亡くなった郷土の方達を祀った護国神社もある。

 

 

春日神社の脇を通り、市来鶴丸城跡の敷地内に到達すると

突如、キリスト教と思われる神父銅像が出現する。

そう、フランシスコ・ザビエルである。

ザビエルはここに来る前に薩摩の有力大名、

島津貴久公より布教の許可を得て活動していた。

たまたま演説を聴いていた、ここ鶴丸城の家老がザビエルに感銘を受け、

鶴丸城に招待したとの記録が残っている。

ちなみに、この家老は洗礼名を与えられミゲルと名乗っていた。

また、ザビエルの弟子宣教師、ルイス・アルメイダも鶴丸城を訪れている。

いずれの時もミゲルが仲介役をしていたようである。

 

市来鶴丸城跡の縄張り図。

攻めるなら、やはり入り口側の南側からかな?

あとは西の尾根伝いに挟撃または奇襲

東側や北側は傾斜がキツそう。

 

島津家直轄の城ということもあり、かなりの堅固さがありそうである。

 

それにしても山城はいい。

 

平地の城は華やかさや派手さがあったり、また交通の便も良いことから

人がたくさん訪れたり観光地化して余計な施設ができたりと

城が持つ本来の情緒が失われがちである。

しかし、山城は人の出入りや時間の経過に対し、疎遠かつ鈍感なため、

当時の面影を色濃く残しやすい。

また山城自体が政治経済の場所というより、

軍事防衛的な意味合いが強いため

血が騒ぐというか男のロマンを感じるのだ。

 

通路から外れる場所はご覧の通り、急斜になっており

容易に侵攻はできない。

 

日置市(市来鶴丸城下)で地域民に宣教する、ザビエル?またはルイス・アルメイダ。

幕府を初め薩摩藩も後にキリスト教を禁止するが

キリシタン達は隠れキリシタンとして追いやられていく。

 

湯之元駅。

名前に湯の文字がある通り

湯之元温泉の名で知られる温泉郷がある。

割と狭い地域にこじんまりとした温泉宿が密集してる感じを受けるので

車よりも徒歩で複数の温泉宿を楽しむという過ごし方もいいかもしれない。

 

県道306号線。

湯之元温泉あたりから東シナ海方向に伸びる短めの県道。

 

東市来の漁港、江口漁港。

 

江口浜海浜公園。

シャワー施設があり海水浴場も兼ねている。

南下すれば吹上浜がありお隣同士である。

(大まかに見れば江口浜も吹上浜の一部とも言える)

 

江口浜より東シナ海を望む。

 

地理的に鹿児島市内からもアクセスが良いので

夏は手軽に行ける海水浴場として人気がありそうである。

 

旧・東市来町の旅おしまい。