旅人労働者~気づくのが遅すぎて(鹿児島県→千葉県編) 

今回は千葉県のいろんな場所をドライブしたり、城跡を探索しようと思います。(前回の旅、鹿児島編から6年後)

鹿児島県・肝付町(旧・内之浦町)の旅 第29回

2017-03-12 22:56:56 | 29.鹿児島県・肝付町(旧・内之浦町)の旅

皆さんこんにちは。
トルニンです。

29回目の今日は久々の大隅半島シリーズです。
晴れてる日を選ぼうと今までそのときを待っていたのですが
今回ようやく晴れてくれました。

その29回目の訪問地は肝付町の旧・内之浦町です。

内之浦といったら、やっぱりロケットです。
種子島の方が有名ですが内之浦発射場は探査機「はやぶさ」やイプシロンロケット打ち上げなど
注目度や話題性ではこちらの方があるのではないでしょうか。

そんな宇宙の町ですが旅に行ってきます!



国道448号線。

国道ではあるが交通量は少ない。
ただし、道路幅は思ったよりは広くはなく、カーブも多いのでスピードの出しすぎにはご注意を。



内之浦湾が見えてきた。



県道561号線。
この先をずっと行くと国見トンネルがあり、旧・高山町や鹿屋市方面へと続く。



叶(かのう)岳ふれあいの森。
内之浦湾を一望できる丘にあり、コテージによる宿泊ができる。



とても見晴らしのいいところにあるので
晴れた日は本当に素晴らしい景色が眺められる。



内之浦湾全貌。
湾上に浮かんでいるのはブリの生簀(いけす)と思われる。
他にも、伊勢海老や鯛などが獲れ、新鮮な海の幸を味わうことができる。



内之浦町の陸の風景。
湾が近くても田畑もちゃんとある。
こうして見ると住宅地域と農業地域が綺麗に分かれている。



叶岳ふれあいの森には
叶嶽神社(岳ではなく嶽という漢字になっていますが誤字ではありません)という階段を1000段上ると願いが叶うという神社があるらしいので行って見ることに。

しかし山の麓からではなく、途中の駐車場から上ったので実際は500段くらい飛ばしている。
願い事も半分しか叶わないかもしれない。



叶嶽神社。
どんな願いことをしたかは秘密である。



長さ3300メートルの国見トンネル。



県道542号線。
旧・高山町と内之浦町の岸良(きしら)地区を結ぶ。



岸良地区にある湯ノ谷温泉。
大人一回入浴 300円

アルカリ性単純温泉で神経痛や切り傷などに効く。
歴史は古いのに浴場は新しく綺麗である。



風呂上りに施設内の食堂で昼食をとることに。
従業員さんにメニューのお薦めを聴いたところ、チキン南蛮定食という答えが返ってきたのでそのまま注文することに。

待つこと30分近くとかなり待たされたが(食堂内は私一人しかいないにもかかわらず)
南蛮定食のお盆がテーブルに置かれたらそんな憂鬱は消え去ってしまった。
とても丁寧に盛り付けされたチキン南蛮サラダ。

「これは・・・崩すのがもったいない・・・!!」

食堂のおばちゃんがお客とはいえ綺麗に形作って盛り付けを完成させてくれたと思うと
とても心に沁みるのだった。目で美味しいと思えた料理は久しぶりだった。



岸良の集落の様子。



平田神社。
毎年8月にはナゴシドンというお祭りが行われる。
岸良の浜辺で神舞を奉納し、災厄を祓ったりする。



国道448号線。志布志湾から大隅半島東部周り、旧・大根占町まで続く道路。
次なる目的地は岸良海岸。



岸良海岸を望む。
非常に美しい海岸。




夏は海水浴で大いに賑わうであろう。



綺麗な砂浜に
エメラルドグリーンがかった波際。
散歩とか気持ちいいでしょうね。



いろんな貝集めてみた。



県道74号線。
今度は辺塚(へつか)海岸を目指す。



辺塚海岸を望む。
ここまで来ると、人がほとんど来ない。
自然そのままの海岸、砂浜がある。



これは美しい・・・。



交通の便が悪い
大隅半島だから味わえるこの美しさと人の少なさ(というか誰もいなかった)。
独り占めできることも多いだろう。



いろんな貝集めてみたパート2。



崖際にある岩、石の数々。



再び国道448号線。
県道74号線が一部通行止めのため一旦、こちらに。

ん?

前方に怪しき物体が?



あれは・・・・・?

サル!?

すかさずガードレールに近づき観察することにした。



サル「あら、こんにちは。」
  「どちらかた来たのかしら?ここらでは見ない顔ね?」



・・・なんと、野生のニホンザルではないか。
しかも確認できただけで5匹はいた。
家族連れなのだろうか。

あとで、インターネットでニホンザルの生息分布を調べたが
確かに大隅半島南部には生息しているようである。

野生動物を調査、管理している方。大隅半島の旧・内之浦町には2017年現在、ニホンザルの生息が確認できましたよ~



再び、県道74号線。
大隅半島も太平洋側になるとほとんど集落や民家がなくなってくる。

周りは99パーセントといっていいほど、山林地帯。
ここから南大隅町の町境まで行って往復して戻ってくるまで
距離約30キロ、1時間半かかったが
通行人ゼロ。
自動販売機ゼロ。
民家ゼロ。
すれ違った車はたったの2台だった。



もはや陸の孤島となっているため、道路も十分な整備がされていない。



大隅半島いや九州そして本土最南端の町、南大隅町との境。
ここまでくると秘境のレベルである。



鹿児島の樹海ともいえる県道74号線を後にし
再び、国道448号線に。

内之浦市街地方面へと引き返し北上する。

途中、根性松という看板があったので寄ってみることに。

この道、確かに根性いるっ・・・!!



根性松。

川の中州の岩の上に1本だけ生えている松の木。
この松のように、周りの環境が厳しくなろうとも挫けずに堂々と生きたいものだ。



内之浦といえば宇宙の町でもあるため、
内之浦宇宙空間観測所に見学に行こうと思ったが夕方4時半までの入園時間となっているため
入れなかった。

仕方なく、近くの発射場展望台で発射場を眺めることに。

あそこから、小惑星探査機「はやぶさ」は旅立ったんだなあ。



内之浦温泉、かなえの湯。
国民宿舎コスモピア内之浦の施設内にある。



ロケット発射を見学に遠方から来た人はここに泊まることが多いため
宇宙に関する展示品が多い。

画像は小惑星探査機「はやぶさ」の模型。



内之浦宇宙空間観測所に行けなかったので
せめて宇宙を味わいたかったということでコスモピアのお土産コーナーで宇宙食を買ってみました。

これは、実際にスペースシャトル内で食されたパンの宇宙缶詰です。



中を開けるとふわふわのパンが出てきて
まるで買って袋を開けたばかりのパンのように鮮度を気にせず食べられます。

味は・・・まあ普通ですね。


以上、肝付町(旧・内之浦町)の旅でした。
宇宙の施設を見れなかったのが心残りでしたが、
綺麗な海、山、空と自然に囲まれた素晴らしいところでした。