旅人労働者~気づくのが遅すぎて(鹿児島県→千葉県編) 

今回は千葉県のいろんな場所をドライブしたり、城跡を探索しようと思います。(前回の旅、鹿児島編から6年後)

トルニンが選ぶ 曽於市(旧・末吉町)のご当地品

2016-12-29 04:06:51 | 8.鹿児島県・曽於市(旧・末吉町)の旅
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鹿児島県・曽於市(旧・末吉町)の旅  第8回

2016-12-29 03:15:35 | 8.鹿児島県・曽於市(旧・末吉町)の旅



はいどうも。

今回は鹿児島県曽於市の旧末吉町に行って参りました。

先々週に行った旧大隅町のお隣の街になります。





住んでいる志布志市の県道65号線を北に(都城方面)進んでいき
曽於市の境を示す標識を過ぎると、

愛の里なる施設が。


その時は結局わからなかったが、後で調べたところ

ここは焼き鳥専門料理の店で、宿泊もできるという場所らしい。

自然を満喫しながら炭火で焼いた焼き鳥を頬張るというのは、

なかなか乙なものであろう。





愛の里を過ぎるとすぐに花房峡憩いの森なる看板が。

早速寄ってみることにした。





花房峡憩いの森まで2,3キロメートルあるようだ。

その道の途中、千本桜の森というものがあったので

寄り道の寄り道をすることに。

その場所がここで、

桜というだけあって、今は当然咲いていない。

3月ごろはたくさんの桜に囲まれた華やかな場所になるのだろう。





花房峡憩いの森 キャンプ場。

キャンプはもちろん、

ゴーカートやテニス、パターゴルフ、川で水遊びなど

さまざまなレジャーが楽しめる。


特に夏はさぞかし家族やカップル連れなどで賑わうことであろう。


そんな私は原付バイクでひとりで訪れたため、ここで働く従業員などから

変な目で見られていたような気がした。





キャンプ場内にある水遊び場。この川は安楽川である。

旅などでいくつか志布志市を中心に複数の川を見てきたが

間違いなく安楽川は一番綺麗だと思う。

まず透明度が違う。深いところですら余裕で底が見える。



あ、もっとわかりやすい川の画像を撮っておけばよかったな。





花房峡を後にし、国道222号線方面へと向かう。

遠くから花房峡を望む。

自然とは美しいものである。





国道222号線を都城方面へ。次の目的地は中岳ダム。

国道でかつ都城に近いだけあって、こんな山間でも車やバイクの往来は多い。

写真ではたまたま一台しか写っていないけど。


原付の私にはちょっと怖いです。

あおられるんで一時停止を繰り返しながらの走行です。







中岳ダムです。そういえば、鹿児島に来て思ったことは

ダムも含め湖、池、沼といった場所が限りなくないということです。

鹿児島県はシラス台地が半分ほど占めています。

シラス土壌は水をためておくことが難しいので、雨が降ってもすぐに地中などへ流れてしまいます。だから湖沼をあまり見ることができないようです。


なので人工物とはいえ、水がたまった場所をみるのは

本州にいた時以来でした。


懐かしいです。


釣りをしたくなりますが、

このダムでは釣り、水遊び等は当然禁止となっております。









中岳ダムを後にし、お次は住吉町の中心部方面に向かう途中にある、

平松城跡や住吉神社などに向かう予定です。

画像はその間に移った農風景。





檍神社(あおき神社)。安産子育てに特にご利益がある神社。





イザナギノミコトが禊払いをしたとされる池。

鯉が住んでいる。





拝殿右奥にあるおっぱい地蔵。

なんとおっぱいから水が出るという仕様。

テレビでも紹介されたとか。




檍神社を後にし、県道109号線を都城方面に行く途中に

平松城址がある。

戦国時代好きの私は早速寄ってみることに。





城の縄張り図





平松城跡に関する説明案内板





3方を土塁に挟まれた空堀。

素人が見ても明らかに人工物だということがわかる。

規模も相当でかい城のようです。





本郭(本曲輪)手前の空堀。要所要所狭くなっている箇所があり、

こういう場所に門や関所的なものを置いていたのだろう。





平松城址本郭(本曲輪)縄張り図や説明案内板もここにある。





左:本曲輪と右:腰曲輪

高低差の違いがお分かりいただけただろうか?





本曲輪から都城方面を望む。

やっぱり城主なら景色を見下ろしたいよね。

平地の城は天守閣や櫓が必要ですが

山城ならはじめから高いから造らなくてもいいな。





平松城址内にある、幻想的な雰囲気がする杉と竹の混在した道。

心が穏やかに研ぎ澄まされる。





県道503号線。お次は住吉神社に向かう。





住吉神社。

末吉町のすえよしは住吉がなまってついたとも言われるとか。





毎年11月23日には流鏑馬が行われる。

今でこそ誰もいないが、その日は行列ができているのであろう。

的を射抜くほどその年は豊作になるのだとか。

しかし、11月23日に行っては

米や作物は軒並み収穫も終わっていることである。

そんな年末に吉凶を占ってもね・・・





境内と本殿までの参道。

なかなかの雰囲気だが、台風の爪あとが残っており建造物が幾つか壊れていた.





本殿。鳥居も含め朱色が結構使われているが

格調が高い神社ほどその傾向があるのだろう。





龍の置物がある手水鉢。


先ほどの檍神社といい、他とは一味違う末吉の神社である。





住吉神社を離れて、県道503号線を末吉中心街方面に向かうと

すぐ左手にメセナ温泉という場所が。

仕事の疲労があるし寒くて体も冷えていたところなので寄ることに。



敷地内は結構広く、浴場以外にもレストランやお土産屋、休憩スペースなどがある。

値段は大人一人330円。他の一般的な温泉同様、同じである。



浴場もそれなりに広く満足だった。





温泉に入って、体が温まりホッとしてお腹が空いてきたので

レストランそおへよ寄ることに。

そお花堂弁当・梅(900円)を注文。

ご飯、味噌汁はもちろん、から揚げ、刺身、卵焼き、切り干し大根など

色々な味を楽しめて満足な弁当だった。



お店の人の接客も良かった。

来て良かった。





県道503号線。意外と道がまっすぐ。





末吉中心部の一部。中心部といえどそんなに車が多いというほどではない。





末吉駅跡。現在は末吉鉄道記念館となっております。





中はこのようになっております。

当時はさぞかし人で溢れていたのでしょうね。

昭和の時代の駅舎ってなんか良い雰囲気ですよね。

特に冬の寒い中、石油ストーブかなんかに暖を取っている風景とか。

知らない人同士が世間話したり、親や兄弟を待っていたり。





当時は汽車、SLだったんですね。

私の子供の時には既にありませんでしたから(出身は長野です。鹿児島ではない)

自分にとっては世界遺産クラスの存在です。

タイムマシンでもあれば一度生で見てみたいものです。





当時の発射時刻表。

一部、手書きなのが良いなあ。やっぱり昭和ってイイ。





末吉駅跡を後にし

県道500号線。末吉町を北方面(財部町方面)に。

再びツーリングコースって感じで気分も上がる。





ひたすら続く青い空。

4週連続で雨続きだったあの辛さ。

寒く冷たく薄暗いあの光景の苦しみが一気に開放されたような爽快感である。

単なる晴れかもしれないが

生きてて良かったと思えるくらい嬉しかった。(本当に涙も出たくらい)





元祖ミスター税調こと山中貞則氏の顕彰館。

ちなみにその事は旅が終わってから知った。





国道10号線。ここは国道だけあって交通量が多い。

道の駅・末吉へ向かう





道の駅・すえよし。

駐車場の整理員さんもいて、結構込んでいる様子。

バイキング形式のレストランの他、

アイスクリーム屋さん、お土産物屋さん、観光案内所等がある。





柚子蜂蜜ソフトクリーム。たぶん今まで食べたソフトクリームの中で一番うまい。

蜂蜜の濃厚な甘さもさることながら、柚子のさっぱりしたシロップが

蜂蜜と調和して絶妙な味を演出している。

あまりの美味しさに目をつぶってしまったほどだ。





道の駅・すえよしの駐車場内にある変な置物。

先ほど行った檍神社と言い、末吉の住民は遊び心があるようだ。





道の駅・すえよしのスタンプ。





道の駅・すえよしをあとにし、国道10号線を一旦、牧の原方面へと進む。

途中、末吉財部インターの近くを通り、県道501号線との交差点に差し掛かると

こんな看板がある。そお星人ってなんだよ。ソーセージ?





県道501号線。

車が少なく直線が多い快走路。





県道501号線沿いにある諏訪神社。

自分の旅史上、もっとも神秘的な神社でした。





長い直線の参道を歩く。

静かで穏やかでそれでいて僅かな緊張感がある。

人生を見つめなおし、思案に耽るにはもってこいの場所だ。





生きていることの幸せを感じさせてくれる不思議な参道。

いわゆるパワースポットというのはこういう場所なんだろう。

本当に気持ちの良い場所。

体内にセロトニンが出ているのがわかる。マジで。これはすごい。





再び、末吉中心部に戻って国道269号線。

大住町方面に進む。

途中、景清ノ墓なる場所に訪れるつもりだったが、

迷子になり断念。

景清とはいったい何者だったのだろう。





景清ノ墓が見つからず迷子になっていた途中で見つけたある風景。

シラス台地が作りし崖。もろく崩れやすいのだろう。

そんな厳しい地形土壌でも至近距離の位置に畑を切り開くとは。





旧大隅町に一旦入り、県道71号線に移動する。

これをずーっと進むと花房峡憩いの森方面に達する。

つまり、旧末吉町を一周したことになる。





県道71号線から見える風景。





県道71号線も501号線と同じく、車が少なく直線が多い快走路である。





直線、直線、直線。

青空と直線。言うことなし。





肝付竹友氏の墓。

戦国時代、肝付氏は竹友氏を大将として都城方面に進軍するも

末吉付近(午前中に訪れた平松城跡の近く)で

北郷氏との戦に大敗。竹友氏は戦死する。

そんな肝付竹友氏の墓は県道71号線の道端沿いに目立たぬようにある。





早馬神社。肝付竹友氏の墓から車で5分程度。

天智天皇の愛馬を祀ったとの伝説が残る。

そのせいか江戸時代では牧場の中心的存在だったらしく畜産振興のご利益がある。

確かに、神社の隣りには畜産施設があった。





花房峡憩いの森方面までは行かず、途中右折して県道499号線に入る。

これをずっと行くと志布志市旧松山町方面に行く。

つまり、これで今回の長い旅は終わり。



末吉町。花房峡から始まり、ダムや城跡、温泉、道の駅、神社の数々・・・

そして雨天ではない快晴の天気。



今日は久々に文句なしの素晴らしい旅だった。

いやあ生きてて良かった。