旅人労働者~気づくのが遅すぎて(鹿児島県→千葉県編) 

今回は千葉県のいろんな場所をドライブしたり、城跡を探索しようと思います。(前回の旅、鹿児島編から6年後)

鹿児島県・伊佐市(旧・菱刈町)の旅 第30回

2017-03-19 22:42:09 | 30.鹿児島県・伊佐市(旧・菱刈町)の旅

 

旅もついに30回目となりました!!

そんなにやったかな?というのが正直な感想ですが、

去年の8月から旅を開始していますので7ヶ月余りが経過してることを考えると、

妥当なところでしょう。週一の休みだからほぼ毎回行ってる計算である。

しかし、本当はお金があれば毎日旅できますから、

一ヶ月で30ヶ所回れるんですけどね・・・。

 

さて、記念すべき30回目の旅は伊佐市の旧・菱刈町でございます。

伊佐市は旧・大口市がかなり広い面積を誇っているので

今回は旧・菱刈町+曽木方面も行こうと思います。

 

 

国道268号線。

伊佐市の特産といえばお米と焼酎らしい。

あと金鉱石。

伊佐米は食味ランキングで得Aを獲得したブランド米(得A獲得は鹿児島初)だ。

伊佐市は寒暖の差が激しく、物産館の店員さんに聞いたところ

今年で一番寒かったのは最低気温マイナス7度。過去にはマイナス15度のときもあったそう。

それでいて、夏はものすごく暑いということなので、こうした激しい気温の変化が

米においしくなるような影響を与えているのかもしれない。

確かに、東北とか北海道など寒い地方の方がブランド米が多いような気がするし。

 

 

 金鉱石が有名というのは旧・菱刈町には名前の通り菱刈鉱山というのがあるからだ。

旧・横川町で訪れた閉山されている山ヶ野金山とは違い、

この菱刈鉱山は現在進行形で今、日本の金を産出している。

しかも、日本の他の金山の産出量の合計よりも菱刈鉱山が上回っている。

つまり、日本最大の金鉱山である。(銀も産出している)

画像は、菱刈鉱山敷地内を眺めたもの。(敷地内は当然入れません)

 

 

鉱山採掘の副産物として温泉があり、

画像にある道路端のパイプで湯之尾温泉などに運んでいると思われる。(このパイプが温泉を送っているかは聞いたわけではないので勝手な推測です。)

 

 

県道48号線沿いから見える大規模な稲作地帯。

米どころだけあって、ここだけに限らず山も平地も田んぼだらけである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 県道48号線を出水市との市境である宇津良トンネルでUターンし、

ちょっと戻ってこがねロードという農道を曽木方面へと進む。

すると、途中で「霜降の滝」という看板があったので小道を進み

ちょっと行った所で車両進入不可となったので歩くことに。

あたりには牛の鳴き声や臭いがしたので畜産施設があるようだ。

まさに霜降り牛である。

 

駐車した場所から

霜降りの滝まで800メートルあるらしく

歩くには結構遠い。

ここまで歩くと霜降り牛のにおいもしない。

木漏れ日と小鳥のさえずりのなかをひたすら歩いていく。(なかなかイイ気分

 

 

しかし歩けば歩くほど道は険しくなっていく。

仕舞いには片側急崖の狭い通路を虎ロープの手すりのみのという

リポビタンDの撮影現場のような場所も・・・

 

 

しかし、そんな苦労もこの滝の迫力、美しさを目にしたら

吹き飛んでしまった。

そう、これが 「霜降の滝」 である。

 

 

川内川と新曽木大橋。

橋の向こうには曽木の滝がある。

 

 

曽木地区の川内川(大鶴湖)には

曽木発電所遺構が残っている。

明治時代に建てられた水力発電所で水俣市の工場などに電力を供給していた。

現在では鶴田ダムが造りし大鶴湖の水位により上部を残し沈んでいるが

5月から9月くらいまでの間、洪水に備え水位を下げた時には発電所全体が湖面に現れる。

水位・高(10月~4月)

 

水位・低(5月~9月)

 

曽木の滝公園。

伊佐市でもっとも有名な観光スポットなだけに大勢の人で賑わう。

 

園内は階段やアップダウンのある地形なので、散歩や運動にはいいかもしれない。

 

 

曽木の滝。

東洋のナイアガラと称されるこの滝は幅120メートルもあり日本一の滝幅を持つ。

平成百景に選ばれた。

豊臣秀吉も島津攻めを終えて帰る際に曽木の滝を見て楽しんだとか。

曽木の滝公園内には、お土産屋やお食事亭などが複数ある。

ここでしか買えない品物やメニューもあるので来られた方は是非味わって見るといい。

かっぱどら というどら焼きもその一つ。

自分が買ったのは[小豆と栗]や[小豆と芋]味のどら焼き。

ふんだんに使ったお芋や栗が美味しいです。

 

湯之尾神社。

近くには湯之尾温泉があり、午前中に訪れた菱刈鉱山から運ばれているが源泉を利用している。

 

 

500年前から伝わる神楽(鹿児島では神舞と言う。)がある。

3年に一度の大祭で披露される。

 

 

馬越し温泉(まごし)。

この温泉も菱刈鉱山から送られてきた源泉を利用しているという。

泉質は炭酸水素塩。菱刈鉱山から送られてくるので金も含まれているかも。

 

これにて旧・菱刈町の旅はおしまいです。

しかし、前回もそうでしたが恒例の飯タイムがなかったので

帰る途中で

旧・加治木町の国道10号線沿いにある一番ラーメンという店に行ってきました。

味噌ラーメン(大盛り)と餃子を頼みました。

この味噌ラーメンは今まで食べてきたタイプのものはかなり違いました。

ねぎの甘みにスーラータンメンのような酸味、それでいて味噌のまろやかさがあり

スープにはとろみがある。なのにあっさりという、不思議な美味しさでした。

これはもう一度食べてみたい味噌ラーメンですね。

 

ちなみに、この店、大相撲の関取さんたちも訪れているらしく

横綱・白鵬関や引退した元・大関 魁皇である15代・浅香山親方が店の人と写っている写真が貼ってありました。

白鵬関は何ラーメンを食べたのでしょうね。

 

というわけで本当にこれでこの回は終わりです。

次回もまた会いましょう!