旅人労働者~気づくのが遅すぎて(鹿児島県→千葉県編) 

今回は千葉県のいろんな場所をドライブしたり、城跡を探索しようと思います。(前回の旅、鹿児島編から6年後)

鹿児島県・南大隅町(旧・根占町)の旅 第38回

2017-05-08 22:06:21 | 38.鹿児島県・南大隅町(旧・根占町)の旅

 

こんにちは。

世間はゴールデンウィークで出かける人も多いことでしょう。

混雑が予想される鹿児島市や霧島市方面を避け、

今回は大隅半島の残りの地域の旅することに決定。

38回目の今日は南大隅町の旧・根占町です。

ここは南大隅町のもう一つの町である旧・佐多町の県道563号線。

旧・根占町は内陸部に横別府地区があるが

旧・田代町や旧・佐多町に囲まれている為、

地理的な都合上、旧佐多町の一部の地域も旅することに。

 

それにしても、この県道563号線。

人気の全くない山の中にあるため、このようにあちこち荒れている。

サルにウサギに、アリクイのような哺乳類などと遭遇するばかりで

人間に会うことは一切なかったが、そんな中で驚いたのは、熊のような大型の動物を発見したこと。

九州には熊はいないはずだが・・・

しかしツキノワグマでないことは確か。色は灰色ぽかったので黒色であるツキノワグマではない。

イノシシにしては手足が長かったし、鹿や馬のように足が細いわけでもなかった。

どちらかというとゴリラとか、小さめのヒグマのような感じだった。

あれは一体なんだったのだろう・・・・。

県道563号線から辺塚地区を望む。

大隅半島の太平洋側はこのような起伏の激しい山々に囲まれていて

平地が少ないので小さな集落があるくらい。

99パーセントは山林、山岳地帯。

 

 

辺塚集落にある亜熱帯植物。

おそらくヤシの木の仲間であるビロウと思われる。

画像中央部にある小さな山はビロウで埋め尽くされている。

辺塚地区にある陸上自衛隊佐多射撃場。

青々とした太平洋を望む美しい場所にあるが

射撃場の敷地は通路をふさぐ門や一部の周囲にしかバリケードが施されていない。

なので敷地内や敷地内にある建物に一般人が容易に侵入できてしまう。

大丈夫か自衛隊・・・・。

辺塚地区を後にし、県道68号線に移り

旧・根占町に到達。

根占町は基本海沿い地域がほとんどだが、内陸にも集落がある。

画像は横別府地区の大竹野トンネル付近。

内陸部とはいえ周りは本当に山しかない。

大隅半島南部は自然中の自然が残っている、まさに存在そのものが国宝いや日本遺産といえよう。

錦江町との境付近にあるローソンの駐車場から撮影した画像。

前の川は田代町から根占町を流れる雄川で、すぐ近くには河口があり鹿児島湾へと繋がる。

対岸沿いにはフェリー乗り場や漁港がある。

諏訪神社。根占町市街地にほど近い場所にある。

ご覧の通り、この神社の特徴は鳥居が二つ。

左の鳥居から入って右の鳥居から出るのが本来の作法であるとか。

縁結びのご利益があるという。

社殿と境内。

意外とこじんまりとしている。

フェリーなんきゅう根占営業所。

フェリー乗り場である。

ここから鹿児島湾を渡り薩摩半島の南端、指宿に向かう。

フェリー乗り場は根占港の中にあるため、

隣に目を配ると漁船がたくさんある。

ちょうどフェリー乗り場から連なる防波堤が

左を根占港、右を雄川と分けて境界線の役目を果たしている。

ねじめ温泉・ネッピー館。

大人1回入浴330円。

浴場の広さはまずまず。露天風呂やサウナもある。

県道269号線。佐多岬へと続く道。

画像に写っているちょっとおしゃれな建物は根占中学校。

大浜海岸。

別名ゴールドビーチとも言われ海の色とのコントラストで黄金色に光る砂浜が美しいらしい。

が、正直よくある普通の砂浜としか感じられなかった。

個人的には旧・内之浦町の岸良海岸、辺塚海岸や鹿屋市の菅原神社(荒平天神)の砂浜の方が綺麗かなあと思う。

散歩する人の他に釣り人の姿も。何が釣れるのかな?

道の駅・ねじめ。

本土では最南端に位置する道の駅。

大浜海岸から国道269号線を挟んだ真正面にある。

画像でも分かるが、海岸線の反対側は険しい山々が連なる。

海から山までの距離がとても短い。

印象としては垂水市を思い出す。

本土最南端で育てられた牧場の豚を使った豚丼。

量が少ないのが残念だったが味は甘くて美味い。

台場公園。

薩英戦争に備える為に設置された砲台陣地が残る公園。

駐車場から砲台跡までは200メートルほど歩く。

散歩するほどの距離ではないが海沿いの松の道を歩くのはなかなか良い雰囲気だ。

薩摩藩は攘夷運動に最も積極的な藩の一つで

薩英戦争が始まるもっと以前から異国船を打ち払う為、各地に砲台を設置していた。

島津斉彬公の手洗鉢。

斉彬公は薩摩藩領内の海岸線や砲台などの状態、藩兵の錬度などを巡察するため各地を回っていた。

この南大隅町・根占にも訪れており

その際に使用した手洗鉢(手を洗う為に水を入れておく台座型の石)が今も残っている。

砲台陣地跡。

全長60メートルにも及ぶ石垣が当時の原型を保ったまま残っている。

薩英戦争では使われることはなかったが

そのおかげで英軍にも砲撃されることなく当時の状態のまま残ったのである。

ちなみにこの大砲は模型。

残りの根占町域内を最後にドライブ。国道269号線。

右手は海。左では山。

平地は少ない。

今嶽神社の付近から先ほど来た道を鹿屋市方面に振り返った画像。

なので左手が海になる。

海岸線から山までの距離が短いことがよくわかる。

 

旧・根占町の旅おしまい。