旅人労働者~気づくのが遅すぎて(鹿児島県→千葉県編) 

今回は千葉県のいろんな場所をドライブしたり、城跡を探索しようと思います。(前回の旅、鹿児島編から6年後)

鹿児島県・錦江町(旧・大根占町)の旅 第26回

2017-02-19 16:23:36 | 26.鹿児島県・錦江町(旧・大根占町)の旅

こんにちは。

第26回目の旅は久々に大隅半島の南を攻めたいと思います。
場所は鹿屋市の南に隣接している錦江(きんこう)町の旧・大根占(おおねじめ)町で
す。
前回の旅では湧水町では雪が積もっている場所もありとても寒かった思いをしました。
ですので今回は少しでも暖かい場所にしようと思い、単純に南に行けばいいのではないかと大根占町に決めました。




国道269号線。鹿屋市の浜田方面から南下。
ご覧の通り、今日は快晴で気持ちの良い青空が広がる。
さらに、今回はこれまた青々とした海も一緒だ。



さすがに大隅半島も南となってくると亜熱帯の植物が出てくる。
大根占町に期待が走る。
爽やかな景色に心も躍る。

だが、どういうことだ。
ものすごい風の強さとそして寒さだ。

風景として見る分には寒さを感じる景色は何一つない。
なのに温度は低い。おまけに風が強いから余計に冷たく感じる。

もはや、鹿児島県には奄美諸島ぐらいしか暖かいところはないのだろうか。
日本本土である限りたとえ最南端に行ったとしても防寒装備をしていった方がいいと思える。



道の駅・錦江にしきの里。
国道269号線にあるこの道の駅には
錦江町産の野菜を始め、蓄肉、海産物、花、お菓子など色々な物が売っている。
いわゆる地元の物産館としての機能である。

そしてもう一つの特徴としてはコンビニエンス・ストアであるローソンが隣にあることだ。

思えば、かつて訪れた
道の駅・野方あらさの(大崎町の旅)や道の駅・たからべ(曽於市・旧・財部町の旅)でもローソンが隣接していたり敷地内にあった。

今のところセブンイレブンやファミリマートが道の駅と隣接や敷地内にあったことはない。

いや、セブンに関しては道の駅・すえよしが条件に近いものが一つだけある。
しかし、交通量の多い国道10号線の3車線道路反対側の斜め方向にあるので、
道の駅からはかえって行きづらい。

近くにあるという条件なら道の駅・桜島や道の駅・くにの松原おおさきにも
ローソンが近くにありこれらまで該当してしまうので
すえよしのセブンの件はあえて除外しよう。

話は戻るがローソンと道の駅は裏で経済協力や提携でもしているのだろうか。
思えば、ローソンは郵便局いわば、民営化したとはいえ半分国家企業みたいなものだ。
要は親方日の丸である。その郵便局とローソンが仲がいいので(ヤマト運輸と仲が悪いということもあるが)
各自治体や国土交通省の管轄である道の駅は当然親方日の丸と仲がいいコンビニとタッグを組みやすくなる。

つまりはローソンはコンビニの中の公務員的存在なのではないか?
だから、道の駅にはローソンの存在があるのかもしれない。



とある高台から薩摩半島の開聞岳方面の景色。
開聞岳は富士山のように綺麗な円錐をしていてわかりやすい。

これは夕方時の画像だが、実は今回、初めて車中泊というのを実験的にやろうと思って
あえて夕方前に旧・大根占町に訪れた。(今週はたまたま土日が休みだったので)

会社勤めで週1しか休みがないため、連続して旅することは出来ないが
いずれは会社をやめて連続して旅に出るときに
車中泊する時があるだろう(毎回ホテルに泊まるお金もないし、冬にテントを張るわけにもいかないので)。

そう思って、車中泊(軽自動車)に挑戦してみた。

しかし、実際やってみるとこれがきつい。

一応、寝袋と毛布に枕は用意したが、
しょせん軽自動車なので狭くて寝返りはうてない。
座席シートも完全に平らにはならないので腰や首が変な感じに。

おまけにドアの隙間や窓から寒さが伝わってくるので
朝方になるにつれ辛くなってくるのである。

今回は何度も目を覚ましながらの苦しい車中泊ではあったが
まだまだ改善の余地はあると思うので試行錯誤していきたい。



早朝、夜明け前から寒さでボーとしていた私は、
ようやく明るくなってきたので砂浜へと足を運んだ。(道の駅で車中泊していました)

神川海岸。
旧・大根占町いや錦江町唯一の海岸である(錦江町のもう一つの旧自治体、旧・田代町は内陸のため)。



錦江湾に流れ込む神川(神ノ川)。河口。



神川海岸正面。
開聞岳が見える。
日の出を拝みたいが、西側なので諦めるしかない。



国道561号線。
亜熱帯植物がちらほら見られる。



長次郎滝。
海のイメージが強かったが
大根占は滝の町である。



滝の近くまで行ってみた。



長次郎滝を過ぎ、次にやってきたのが
大根占でもっとも有名な滝、そして観光スポットである、神川大滝公園。



駐車場に車を停め大滝を目指す。
公園の中心部に向かう為の吊り橋。



吊り橋の下は神ノ川が流れる。
かなり透明度の高い川。まさに神の如しである。
綺麗だなあ。



近くには湧き水が出ているところがある。
触ってみると予想に反して温かかった。
むしろ温泉?

飲むと長寿になれるらしい。



未だ朝ということで
客も管理者も誰もいなかった。
なんと一人貸しきり状態である。



これが大滝。
・・・・ではなくこれは小滝。別名:弁財天の滝。

神ノ川には7つ滝があり、大鰻がかつて暴れていたがそれを鎮める為に
七福神がそれぞれの滝に鎮座したという。



大滝方向へと進む。
途中、飲食施設と思われる建物が横に、また上方には大きな橋のようなものが見える。

建物は大滝の茶屋という食事処。
午前11時から午後3時まで営業している。流しそうめんが有名だとか。



大滝。

今まで鹿児島を旅してきて複数の滝を見てきたが
この滝が一番神秘的で且つ迫力があると思う。

滝つぼからの飛沫で手が凍えそうだったが
それを我慢してでもこの滝をいつまでも眺めていたかった。



大滝に感動した私は
ついでに先ほど上方に見えた大きな橋に向かった。
途中、結構急な山道を登ると
そこには赤い大きな吊り橋があった。

駐車場の近くにあった吊り橋の倍以上はあるだろう。
また、かなり高いところにあり景色も素晴らしかった。



さきほど小屋の近くで吊り橋を見上げた場所を逆に見下ろしてみた。
まるでミニチュアで出来たジオラマセットのようだ。

ちなみに反対側を見れば大滝が見れますが
その景色は是非訪れて目で味わって見て下さい。



素晴らしい滝と川と景色の神川大滝公園を後にし
山奥へとさらに車を走らす。
すると材木を重ねた家の骨組みのようなものが無数に道路際に出てくる。



これは大根を干すためのものだ。
大根占町はその名の通り大根の町でもあったのだ。

実は、昨日夜、ライトアップされるというので見る為に訪れていたのだが
ライトアップはクリスマスの時期だということで
既にシーズンは過ぎていたのだ。(無駄骨に終わる)

しかし、未だ所々に大根を干してはあるようだ。



県道68号線。以前、鹿屋市の旧・吾平町の旅で通ったこの県道は
最南端である佐多岬方面まで続いている。
交通量もなく、非常にドライブにうってつけの道路である。



県道562号線。旧・大根占町と旧・根占町を繋ぐ山ルートの県道。
海沿いから行くときは普通に国道269号線でOK。
集落が僅かにあるだけで本当にのどかな道路。

日本のどの地域よりも歴史は古そうなのに
まだまだ未開の土地がたっぷりの大隅半島。
そのほとんどが錦江町、南大隅町、肝付町南部に集中している。



県道68号線で撮ったとある風景。



県道562号線で撮ったとある風景。(今旅、一番お気に入りの写真)



旗山神社。
落ち延びた平家の者らが鎌倉時代ごろに創建したといわれる。
薩摩藩では戦ごとがある時は必ず旗山神社の境内にある竹林の竹を切って竹印にして(いわゆる旗印)出陣したという。



画像の木は梅?でしょうか。(桃だったらすいません)
ピンク色の花が綺麗です。



旗山神社の鳥居の対面側にある大楠。
推定800年という樹齢をもつ。

根元は空洞となっており中に祠がある。


旧・大根占町の旅はこれで終わりです。
そういえば、今回、ご当地の食事と温泉できませんでした。
次回の旅では是非とも行きたいですね。