旅人労働者~気づくのが遅すぎて(鹿児島県→千葉県編) 

今回は千葉県のいろんな場所をドライブしたり、城跡を探索しようと思います。(前回の旅、鹿児島編から6年後)

トルニンが選ぶ 桜島のご当地品

2017-02-05 18:15:10 | 18.鹿児島県・桜島の旅
椿油 100ml 鹿児島県桜島産
桜島産椿油


桜島といえば、桜島大根や桜島小みかんが有名ですが、椿油も有名です。

椿といえばよくシャンプーや化粧品なんかによく使われるように
肌や髪に良いのです。

島の恵みをふんだんに使った100%桜島産の椿油、
手荒れが気になる方、髪が傷んでいる方へどうぞ。


鹿児島県・桜島の旅 第18回

2017-01-28 21:38:17 | 18.鹿児島県・桜島の旅
こんにちは!

18回目の旅となる今回は桜島となります。
桜島といえば鹿児島のシンボルというべき存在です。

行政区分は鹿児島市に属していますが
桜島は唯一無二の場所として鹿児島市内とは切り離して考えてもよいと思います。

さあ、それでは出発しましょう!!



垂水市街地方面から撮影した櫻島外観。
本日は晴天で絶好の撮影日和。



県道26号線。
ここが桜島の入り口である。
島という響きだけで冒険心をくすぐられるものである。
どんなところであろうか。



草木に覆われた荒野を切り開いただけの道という感じ。



道路脇をみてみると大きな岩がごろごろ。
噴火の際に飛び出たものであろう。



黒神地区にある、黒神小学校。
ご覧の通り、火山とは目と鼻の先である。
避難訓練は本当に緊張感のあるものになりそう。



黒神埋没鳥居。
大正時代に起きた噴火に因る降灰で半分以上が埋まってしまった鳥居。
自然の力、火山の力の恐ろしさがわかる場所。



桜島火山に向かう真っ直ぐ続く道。
途中で道は立ち入り禁止となっており、行く事は出来ない。
火山の観測所施設が道路沿いにある。



桜島火口 ズームアップ。



桜島と水のない川。
桜島はこのように干からびた川がたくさんある。



桜島には名産が2つある。
一つはこの桜島大根。世界最大の重量を誇る大根の品種である。





こちらは逆に世界で一番小さなみかんの品種。桜島小みかんという。



県道2号線、白浜町~松浦町を繋ぐ道路の画像。
海も空も青くて気分は爽快。



桜島で初の信号機。
が、信号機が役に立つほど車は通らないようだ。
左折すると鹿児島市役所桜島支所がある。



ここが桜島支所。なかなか立派な建物である。



桜島半周くらいした所で
桜島火山や錦江湾、そして鹿児島市内を展望できるという湯之平展望所を目指すことにした。
その途中、御嶽神社という鳥居があったので訪れることに。

ところが・・・





鳥居近くの奉納と書かれた石碑があっただけで
本殿も祠もない。参道もない。一体どういうことだ?
おまけに藪だらけである。



そもそもここは神社なのだろうか?
しかし、鳥居はあったし間違いないはずだが・・・



気味が悪くなって、帰ろうとすると急に落とし穴のように地面が沈み
足がはまる。

おいおい冗談はよしてくれよ。
ワシは何も悪いことはしとらんぞ。



足がはまるという不運に見舞われたトルニンであったが、
何とか脱出し湯之平展望所に到着。



桜島の御岳、中岳、南岳がかなり近い距離まで一望できるビュースポットである。
なかなかの迫力だった。



そして錦江湾(鹿児島湾)と鹿児島市内もご覧のようによく見える。
約150年前には薩英戦争が薩摩藩とイギリスとの間で行われた。
結果は双方痛み分けだったが
当時世界一の国力を誇っていたイギリスと互角の戦いをした薩摩藩。
凄すぎるよあなたたち薩摩人は。

薩摩藩がもし負けていたら歴史が変わって
薩長同盟も明治政府もなかったかもしれない。
それどころか薩摩を足がかりに日本が植民地にされていたかも。



桜島港。
鹿児島市内と結ぶフェリーが出ている。



鹿児島市内へ向かうフェリー。
あえて橋を架けず陸続きにしないのは色々、行政や企業などの思惑があるのだとか。
観光的には橋よりフェリーの方が確かに見栄えはするけど。



道の駅、桜島。
だいたい道の駅には飲食施設があることが多い。
今回もあるようなので恒例の食事タイムへ。



ちなみに今日は正月だが、まったく正月関係なしのメニューを頼むことに。
から揚げ定食を注文した。桜島産のみかんドレッシング付だ。
デザートに桜島の小みかん。
からあげ、ボリュームありすぎ。でも美味かったです。



桜島のローソンは火山灰を意識してか茶色のようなカラーとなっております。
中は入りませんでしたが。



道の駅・桜島や茶色ローソンの近くにあるマグマ温泉。
ご当地の食事と温泉はぜひとも入らないということで早速、料金を払い浴場へ。
露天こそないが大浴場は錦江湾が一面に写る窓ガラスで覆われたパノラマ風呂。

鹿児島市内へと航行するフェリーを眺めながら桜島の火山の恩恵である温泉を楽しむ贅沢な風呂である。




マグマ温泉で旅や仕事の疲れを癒し、
国道224号線で島の南西部、南部へとドライブ。



桜島も場所によって形が変わる。
写真は桜島南西部にある野尻町、持木町あたりの水のない河川から撮影した桜島。



桜島の灰だが
島内であればこのように容赦なく降り積もる。
とある駐車場に溜まった灰とそうでないところの境界線。



林芙美子文学碑(古里公園)。

林芙美子は昭和初期に活躍した小説家で林氏の母方が桜島出身であることから、
幼い頃に鹿児島や桜島でも過ごしていたという。

第2次世界大戦前後の日本人の悲しみ苦しみを主なテーマとして書いたものが多いという。
また林芙美子も貧しい家庭で育ったこともその理由としてあるそうだ。



「花の命はみじかくて苦しきことのみ多かりき」

林芙美子が好んでよく書いたとされる言葉。

私なりの解釈で恐縮だが
花(ちやほやされたり、物事がうまくいく時期)は一瞬だが
それ以外は苦難や忍耐しなければならないことがほとんどであると。

要は人生9割が辛く苦しいことがばかりだよと。

一見、暗くなりそうな言葉だが、このような心構えで物事を捉えていれば
身の回りにおきるいろんな雑念や出来事に杞憂することもなくなるだろう。

そしてこのような辛い世界だからこそ
人の心遣いや思いやりを深く感謝することが出来るのではないかと思う。



最後に、林芙美子文学碑のある古里公園から見た桜島の風景画像。


今回の旅はこれで終了です。
荒々しさの中に美しさを見せる桜島。
今も噴火や降灰がありながらも共生してきた鹿児島県民の魂が
まさにこの山に現れているのではないでしょうか。

どんな困難にも負けない薩摩魂。
この先も永遠なれ。