旅人労働者~気づくのが遅すぎて(鹿児島県→千葉県編) 

今回は千葉県のいろんな場所をドライブしたり、城跡を探索しようと思います。(前回の旅、鹿児島編から6年後)

鹿児島県・姶良市(旧・蒲生町)の旅 第31回

2017-03-26 21:57:36 | 31.鹿児島県・姶良市(旧・蒲生町)の旅

 

トルニンです。

31回目の今日は姶良市の旧・蒲生町を旅します。

蒲生とは「かもう」と読みます。

姶良シリーズも今回で最後です。

いよいよここを終えたら南は鹿児島市になります。

蒲生町で有名なものは日本一大きな楠の木と武家屋敷ということですが

一体どんなものでしょうか?

楽しみです。

蒲生町の中心街の通りの一つ、県道463号線。

商店街はそこそこだが

ちょっと車を出せば姶良市街地、そして鹿児島市内へとアクセスできるので

まさしく楠の木と武家屋敷を前面に出した観光客誘致が蒲生町市街地発展の鍵となってくる。

しかし、すでに蒲生町はそこら辺のことは分かっているらしく、特徴あるキャッチフレーズの看板やのぼりがあったり

物産館や観光情報施設などを設置して観光に特化した自治体として図っているようである。

 

 

旧・蒲生町の農風景。棚田。

 

県道463号線と、後郷川(うしろごうがわ)。

この道を進むと山間部となるが、

途中、野生の猿に出くわした。(動きが速くて写真は収められなかったが)

肝付町の旧・内之浦町(第29回旅参照)以来だが

姶良市・旧・蒲生町つまりは薩摩半島側にもいるんだな。

 

掛橋坂(かけはしざか)。

蒲生と祁答院(けどういん)方面を結ぶ街道の一つ。

江戸時代の1796年ごろ石畳を敷いた坂道が完成した。

年貢米などを運ぶ牛馬を使った運搬が行われたが

明治時代になり傾斜のない広い県道が整備されると掛橋坂は次第に衰退していった。

石畳の道は湿っていてとても滑りやすい。

歩く際は転倒しないよう注意が必要である。

同じ姶良市である加治木町にも龍門司坂(第24回旅参照)があったが

こちらの方が道幅が狭く傾斜もきつい。

あたりの静けさとともに

薄暗さと木漏れ日が神々しさを感じさせる。

200年前という年月は長いのか短いのかわからないが

当時の農民や商人たちは何を思いこの道を歩いていたのだろうか。

 

蒲生町物産館:「くすくす館」

ネーミングの由来はもちろん町のシンボルである楠だろうな。

くすくす館で販売している「野の花お出かけ弁当」

たまにはこういう弁当で昼食も悪くない。

蒲生八幡神社。

この神社の境内に日本一と言われる楠がある。

何が日本一かと言うと幹周りの長さ、つまりは木の太さである。

ちなみにこの太さ。世界の木々と比べても第5位である。(倒壊したワウォナ・ツリーを省けば世界4位の太さである)

参道と境内。

拝殿。

これが日本一の巨木「蒲生のクス」。

幹周り24、2メートル。

木の中は空洞となっており畳み8畳分の広さがあるという。

蒲生のクスを接近して撮ってみた。

さすがに日本一である。

でかい。

 

 

蒲生町は武家屋敷の町としても有名である。

フォンタナの丘 かもう

温泉、宿泊、販売市場、レストランなどが揃う複合施設。

いわゆる蒲生町の道の駅的な存在である。

入浴料一回500円と県内では高めだが

その分、綺麗な施設で人も少なめなので満喫できる。

 

フォンタナの丘 かもう を後にしたトルニンは

その後、すぐ近くにある竜ヶ城城山公園に向かう。

山上には蒲生城跡(竜ヶ城跡)があり、藤原氏が平安末期から戦国時代まで400年以上居城してきた。

後に島津氏の支配下となる。

 

駐車場付近にあるの二の丸への階段入り口。

蒲生城・二の丸。

本丸への入り口。

蒲生城・本丸。この土塁の上が蒲生城で最も標高が高いところである。

二の丸池。

 

 

城山公園内には蒲生城跡以外にも謎の遺跡が多数ある。

そのうちの一つが竜が城磨崖一千梵字仏蹟(りゅうがじょうまがいいっせんぼんじぶっせき)。

竜ヶ城というのは蒲生城の別の名称で

磨崖は崖を磨いて文字や絵などを浮き彫りにしたもの

梵字というのはサンスクリット語といい古代インドで使われていた文字のこと。

仏蹟は仏教の遺跡、お釈迦様に関係ある遺跡のこと。

 

人を寄せ付けぬ山中に何故このような梵字が彫られているのだろうか?

地面から5メートル位上方にある。

場所によっては無数の梵字が。

ちょっと不気味である。

 

彫られた梵字の溝に苔が生えている。

画像下部にある梵字は顔のようにも見えるが・・・

小さな洞穴が多数あり、石碑などが置いてある。

何もない穴も。

昔は何か置いてあったのであろうか?

謎が深まるばかりの遺跡であった。

 

蒲生町の旅はこれでおしまい。

最後に恒例のラーメンタイム。蒲生町で唯一見つけたラーメン屋は異様に混んでいたため

諦めてスルーしていた。

帰路の国道10号線、旧・国分市にある

ラーメンじゅらく。

本気豚とはすごいネーミングだが

さてさてどんなラーメン?

 

ピリ辛みそチャーシューラーメン。(950円)

薄めのみそラーメンスープにナムルがのっているラーメン。

味はあっさりです。

店の看板に本気豚と書いてるだけあって

チャーシューの枚数はかなり多い。

沈んで見えないチャーシューもあるので10枚くらいあったと思う。