闇に響くノクターン

いっしょにノクターンを聴いてみませんか。どこまで続くかわからない暗闇のなかで…。

シェーンベルクな気分

2010-09-05 23:21:16 | 雑記
今日は、久しぶりにのんびりした一日だった。

ポーランドでの友人の展覧会は、カタログをどうするかの問題がまだ残されており、友人の活動についての基本情報が少ない彼らにまかせておいてもいいカタログができないことははっきりしているので、さまざまな情報を入力し、可能な範囲でそれをポーランド語に訳したりして、展示説明につかったり、カタログに掲載して欲しいと連絡することにした。
最後の部分はめんどうなので全部日本語で入力し、テクストの量が多いことが気にならないではなかったが、先方にほんとうにやる気があるならば、それをポーランド語に訳してつかうだろうし、やる気がなくてわずらわしいとほおっておかれるとしても、こちらとしてはベストをつくしたので、それはそれでしかたがない。

テクストの入力が意外と早く進んで一息ついたところで、ある情報誌から、展覧会についての取材。担当者とは以前からいろいろ話をしているので、これも1時間ほどでスムーズに済んだ。

余勢をかって午前中に入力したテクストをもう一度チェックし、ポーランドにメールを送る。

作業が一段落して、このところ資料が散乱して散らかり放題だった部屋を少し整理し、ゆったりとクレンペラーのブルックナーを聴く。

夕方、ビールを買ってきて、よくやったと自分に乾杯。冷蔵庫をあけたら、豚肉とキャベツが入っていたのでそれで夕飯をつくる。

夕食後、今度は、自分の翻訳のファイルを整理する。訳稿は、プリントして自分が校正しやすいようなフォーマットで入力してあるので、それを普通の形式に戻すのに一苦労。ただ、すこしやったらこつがわかってきて、めんどうかとおもったこの作業も意外に早く片づいた。すぐに出版予定の大学の担当者に送る。送る前に確認したら、訳稿は全部で原稿用紙900枚分にふくれあがっていた。

このメールで、ほんとうに、懸案事項はほとんど片づいた。手持ちぶさたの感じになったので、時間をかけてゆっくり入浴。

湯上がりのさっぱりしたところで、今聴いているBGMは、シェーンベルクの木管五重奏曲。その繊細さ、透明感が心地よく、自分の感覚がものすごく先の方まで拡散していくような気がしてくる。