闇に響くノクターン

いっしょにノクターンを聴いてみませんか。どこまで続くかわからない暗闇のなかで…。

ゲイ版・早春の関西訪問記その4ーー若者と絡み合う

2013-03-26 23:34:11 | 雑記
木屋町ではゲイバーのレパートリーが全然ないので、また、前夜行ったAのドアを開ける。
すると、前夜は客がそれほど多くなかったのに、この夜はカウンターがすでにいっぱいになっている。前からいた客につめてもらって、私はカウンターの隅に陣取る。飲み物はグラス・ワイン。
私の隣は、古都に受験に来たという学生さん。そのまた隣は社会人の若者。ともかく、若者が多い店だ。
少しずつ店の雰囲気に慣れて、話してみると、隣の学生さんもそのお隣も東北出身。古都に来て、私を含めて東北人が3人も隣り合わせるというのは奇遇だ。しかも、さらによく話してみると、隣の隣の若者は、私の高校の後輩だということがわかった。高校の後輩とゲイバーでいっしょになるというのは、私にもはじめての経験だ。
そんなこともあって、なんとなくみんなうち解けて、気づいてみるといつの間にかカラオケ大会がはじまっている。私は、季節柄、ちあきなおみの『花吹雪』などを歌った。
そうこうしているうちに12時近くになり、明日の西○行きのこともあるので、私は店を出ることにした。すると、隣の受験生くんもあわてて会計を頼んでいる。こうしてなんとなく受験生くんといっしょに店を出ると、受験生くんは私の行く方向についてくる。思いつめたような雰囲気の若者を黙って放り出すわけにはいかないので、「どうする?ホテルに遊びに来る?」と訊くと、黙ってうなずく。
ダイちゃんに対して後ろめたくはあったのだが、こうして私は受験生くんといっしょにホテルに戻り、彼を抱いて寝ることになった。いや、抱いて寝る前に、彼といろいろ絡み合うことになった。


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