サツサはヰワタ、ノリはヰヰ、、五月五日のお祭りです。
「ヰワタマツリ」のヰワタとは、ハラオビ(腹帯)のこと。
妊娠五ヶ月目のコタネ(子種・胎児)の健やかなる成長を祈り、
よくない障りのないようにとハラオビの教えを伝える行事です。
ちなみにハラオビの長さは、夫の身長とあります。
父親の愛で包みこむ、、そんな思いのあらわれなのかもしれませんね。
ハラオビのお話は、ホツマツタヱ「ハラミツツシムオビのアヤ」(16アヤ)に詳しいです。
ヰゝのツゝタチ
メヲのほぎ ヰワタチマキや
メモトカミ (トシウチニナスコトのアヤ)
サツサはヰワタ
ノリはヰヰ みなそこにふす
メのなさけ これカミカタチ (ミカサフミナメコトのアヤ)
ヰヰ(五五)、数字の連なる日はメヲのお祭りです。
五月雨に勢いづくアヤメを愛で、チマキをいただきます。
チマキはツルギに見立て、舞にも使われていた記述があります。
五月五日の節句は、コタネ(子種・胎児)の成長過程の意の連想が込められています。
妊娠五か月に至る頃、アモト(宇宙の源)からタマが降され、
タマノヲが地上のシヰとむすび、ココロが備わり、内臓が形作られてゆきます。
・ヰクラ:見えない心の五つの働き(タマ・シヰ)
・ムワタ:内臓
※漢字の五臓六腑とは概念が異なります。
この時に、良くない障りのないようにと、コタネの健やかな成長を祈ります。
サツサには魔除けの意があり、チマキのツルギで祓い、「ヰワタオビ」で守ります。
季節は夏至に至り、すべて万木が茂り、実を結んでゆく準備に入ります。
また、気の緩みやほころびなどが出やすいこの時期、
秩序維持強化の訓練行事として、ノリユミ(乗り弓・流鏑馬)も行われていました。
子供の日の鯉のぼりや武者人形も、その発展的行事と考えられます。
京都上賀茂神社の西暦五月五日の賀茂競馬(かもくらべうま)は、
遥かいにしえの伝統がその源に在りそうです。
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日々の暮らしの中、縄文の息吹を感じていただけたらと思います。
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