喜びの種☆

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天の数歌

立春♡ムツキハツヒ(西暦2019.2.5)

2019-02-05 15:10:03 | こよみ
ムツキハツヒは縄文の元日です。
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
初春のご来光は、だるまSUNでした♡





立春から春分頃、ムツキハツヒからキサラキナカ、
ヒの守りに入りました!





日に日に逸る朝日を享けて野山の草木が芽吹き始めます。
ハル(春)のヲシテからは、ほとばしるエネルギーの躍動が感じられます。








ヒはツサかぜの 
フタヲがめ きたればひらく
はつひぐさ はつひまつりは
ふとまがり やまのかやくり
うみのめも ところたちはな
ゐもかしら
   トシウチニナスコトのアヤ



ヒのナメは ツサにいなさの
ハツヒより フウおやわせて
オケラたき ワカメみつくみ
しとぎもち まがりかやくり
うなところ かくいもかしら
 ミカサフミナメコトのアヤ



【ムツキ旧暦一月】
ヒのナメは、夜中の天の川がツサ(西南)に架かり、春をもたらします。
初日の出、力強いヲカミ(二温・フウ)のナミを享けて植物たちが芽吹きはじめます。

ハツヒマツリ【ムツキ・ハツヒ(旧暦一月朔)】
春のハツヒ(元旦)を祝います。
ワカメ(若女)が初水を汲み、オケラ(薬草)を焚いて、シトギモチを作ります。
天地自然に感謝を込めて(アワのウヤマヒ)、
お供えは、フトマガリ(勾玉形の餅)、山・海の幸、カク(橘)、ヰモカシラ(里芋)。





元旦は、アマテルカミご誕生の日です。
ホツマツタヱ四アヤ《ヒのカミのミヅミナのアヤ》に記述があります。
抜粋にてご紹介します。

フソヒスズ モモフソヰえた   
としキシヱ はつひほのほの   
いつるとき ともにあれます   
みかたちの まとかのたまご   
いぶかしや ウヲヤヲキナの   
ヤマズミが ことほぎうたふ
 
  

マサカキの二十一本目、百二十五枝、キシヱ(三十一年目)の元旦。
初日の出がほのほのと登り来るとともに、ミコはお生まれになられたのです。
そのお姿は、まるく、たまごのようで、普通の赤ん坊とは何だか違うようで、
得も言われぬ美しさが感じられます。
ウヲヤヲキナ(後見役)のオオヤマスミは、皇子のご誕生に言祝ぎ謡います。


むへなるや ゆきのよろしも   
みよつきも よよのさいわい   
ひらけりと           

おほよすがらに         
ことぶくも ミたびにおよふ
   

と、朗らかに声高く言祝ぎます。
その声は、三度、富士山の麓に響き渡ります。


ゆきよろし ひとのとわしの   
こたゑにも トヨケのカミの   
をしゑあり さわるイソラの   
みそぎにて ヱナのかこみは   
おのころの たまことならは   
ゆきよろし         
 
 

「ゆきよろし」とは、どういう意味でしょうか?
祝賀に集う人々からの問いかけに、オオヤマスミは謹んで言葉を続けました。
トヨケカミが、皇子の誕生を希う祈願の八千回のミソキの間に、
だんだんと解ってきたことと、お教え下さいました。
誕生の安寧を祈っていましたら、そこに、
「災いの障りを及ぼしてくるかもしれないモノ」があることに気が付きました。
それは、良くない思い、羨み、妬み、怨みの心の攻撃的な思いなどです。
これを「イソラ」と言います。
「ヱナ」は、それらを防いで健やかな育成ができるようにしてくれます。
  
 ※ヱナ・胞衣
   ゑ:アモトからタマが降され来る。
   な:和やかに包まれた音韻の意。

ヱナがタマを包み守る成り立ちは、
より良きように整い纏まる「オノコロ」の言葉のとおりです。
「ゆききのみち」という言葉があります。
「ゆき」とは、大宇宙の中心アモトに「タマ」が戻ること。
「き」とは、アモトから「タマ」がこの世に降され来ることです。

春の正月元旦の初日とともにお生まれになられた美しい皇子、、
きっと前世がとてもおよろしかったのでしょう。
とオオヤマスミはお感じになられたのでした。


シラヤマヒメは         
うぶゆなす アカヒコくわに   
ひくいとお ナツメがをりて   
うぶきぬの みはたてまつる
   

シラヤマヒメ(イサナギの妹か姉)が産湯を用意し、
産着は絹糸名人アカヒコと機織名人ナツメにより柔らかな絹布の衣に仕立て献上されたものです。
 ※赤日子神社(延喜式記載・愛知県蒲郡市)
伊勢神宮への絹糸奉納が令義解(りょうのぎげ・西暦八三三年)に記されています。


みめぐみや アメにたなびく   
しらくもの かかるヤみねの   
ふるあられ ヒスミにこたま   
このみづお ぬのもてつくる   
ヤとよはた ヤすみにたてて   
キミとなる クラヰのやまの   
イチヰさく よにながらゑて   
さくもつは かみのほずゑぞ
   

皇子誕生の瑞祥は、富士山にも現れ、山頂に白雲が棚引きかかり、
富士の八峰に、またヒスミ(ヒタカミ)にも霰が降り注ぎました。
このミツ(瑞祥)の表しを、八枚の絹布の旗で作りました。
ヤトヨハタと呼ばれ、アマカミご即位の際に、八隅に立てるのが恒例です。
位山のイチヰの樹のサクは最上級です。
長命を得て、このサクを持つことができるようになる人は、
クニトコタチの教えを身に付けた人と申せましょう。


参考文献・参考資料
◎ヲシテ文献の世界へようこそ:日本ヲシテ研究所
「ヲシテ文献・大意」
http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/
◎ホツマ辞典:池田満著・展望社
◎よみがえる日本語:青木純雄・平岡憲人著・明治書院
◎よみがえる日本語Ⅱ:青木純雄・斯波克幸著・明治書院
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。

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現代のグレゴリオ暦と太陰太陽暦(旧暦)に表しています。
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送料は冊数により異なりますので、折り返し金額と振込先をお知らせします。
どうぞよろしくお願いいたします。

冨山喜子
【メール】yoshico1018@yahoo.co.jp
【ブログ】喜びの種☆:http://blog.goo.ne.jp/ten380445







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