喜びの種☆

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天の数歌

夏の至り!(サツキ望・西暦6月9日・(閏)7月9日)

2017-06-06 18:16:50 | こよみ

季節は夏至から立秋頃、、のナメに入りました!
ヲ(温)極大の夏至を過ぎ、冬至へと向かう転換点、サツキの満月です。
昨年の旧暦サツキ満月は、西暦6月20日で月と日の巡りがちょうど重なっていましたが、
今年は約三年に一度の月の巡りと日の巡りを調整するための「ウリフツキ(閏月)」が
このサツキに挿入される年で、月と日の巡りの幅が最大に開いている、、
夏至の訪れを月が少し早めにお知らせしている感じですね。





少し先になりますが、西暦六月二十四日に毎年行われる、「伊雜宮の御神田祭」ですが、
この日付は明治の改暦以降の祭日で、それ以前は、『磯部町史』によりますと、、

明治二十四年、各区長が神宮に差し出した「御田植旧復義願」の文中には、
「御田植の義は享禄(一五ニ八年~)年中より毎年五月中滞りなく云々」。
また、『磯部の御神田』(磯部町教育委員会)には、、
元禄年中の文書に、磯部町下郷地下所蔵の伊雜宮史に、
万治(一六五九)二年、江戸の寺社御奉行所呈出した旧記勘例の中に、
「一、 五月中旬有 御田之神事是、、今之定例也」とありました。

もともとは旧暦(太陰太陽暦)の「サツキナカ(望・五月十五日)」、
夏至の満月(トの季節入)であり、夏至のウルナミ(エネルギー)を享けいただくという
思いが込められているのかもしれません。
冬至の満月は「ウイナメヱ」、現在西暦11月23日の「新嘗祭」にあたり、相対しています。
ハツヒ(朔)・モチ(望) アワ(天地自然)のウヤマヒ です。




夏至のご来光。
伊勢市二見浦の夫婦岩の間、遥か二百キロ沖合に臨む富士山頂より登り来たる、、
なんと神秘な光景でしょう!
アマテルカミが富士南麓のヤスクニのミヤよりミヤ遷しの地をイサワになさった決め手の一つに、
この二見浦の景勝があったのではないかと思います。



トはサにゐます         
メヤワカミ ミツのヒカリの   
ハニとほり ひのめちかぎる  
サツキナカ ヒトメふしおき   
さみたるゝ ヨロのアオバの   
かぜかほる みやにうくれば  
ながらえり 
    (トシウチニナスコトのアヤ)

       
トのナメは ハニミツうるふ  
サツキナカ ヒカリとほれは  
カツメカミ ミチおかえして  
ヒおこえは ミヒキおまねき  
シラミチの ヒメおくたして  
ハニふせは きそひのぼりて  
さみたるゝ アオバしげれは  
ながらえの サのかおりうく
  (ミカサフミナメコトのアヤ)



トの季節は、夜中のアクタ(天の川)がサ(南)に位置しています。
夏至を過ぎるとヲ(温)の極大は減に転じ、ヒ・メ(一陰・一冷)の復活です。
「ヒノメチカキル」とは、極大の夏至の変化点を過ぎ経るという意。
メ(冷)の象徴、月の巡る軌道「シラミチ」よりヒ・メ(一冷)が降され、
地面に伏していたヒ・メ(一冷)が起き、、競い昇るためにサミタレる(五月雨・梅雨)。
大地に水がもたらされて潤う季節です。
ヒ・メ(一冷)により、物質形成の働きの強まりを招き、実を結んでゆく準備が始まります。
サ(南)のカセに、アオバが香り、潤いがもたらされてきます。
ア(天からのエネルギー)・オ(固めて形に成し)・ハ(増やす)

また、すべての生命体が活力を増しますので、雑菌なども増えやすく、
衛生面にもよく気を使うべき季節でもあります。



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日々の暮らしの中、縄文の息吹を感じていただけたらと思います。
ありがとうございます。


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