てくてく日々是雑感

こんにちは。てくてくねっとの たま です。
日々のあれこれをつづります。

雪山

2005年12月11日 | 近辺

今日は一日天気がよくて、家にいるのがもったいないほどだった。

夕方、夕日を受けて白く光るアルプスがそれは美しくて
カメラが手元にないのが悔やまれる。
山が冴え冴えと見えるときは、空気も冷たいので、
長い間、外で眺めていられないんだけど
この時間帯、刻一刻と変わる山の色合いは
ネパールの山に匹敵するほど。

ネパールに行った時、友人たちに
「何しに行ったの?」と聞かれて
「山を見に!」と答えるたびに
なにか、当てが外れたような顔をされていたけど、そりゃそうだ。
こんなに山に囲まれたところにいて
なぜさらに山を見に行く?と疑問だったに違いない。

私もいまは、その気持ちがよくわかるよ。



遺伝子って

2005年12月09日 | Weblog

今日の毎日新聞のコラム
「遺伝子の9割以上が眠っている」という話が載ってました。

遺伝子には働いていない部分や、無駄としか思えない部分の方が、
全体の90~97%を占めているらしいのです。
その眠っている遺伝子を起こしてやれば
考えられないような力を発揮するのだそうです。

ただ、遺伝子もいい遺伝子と悪い遺伝子があるそうです。
いい遺伝子が目覚めてくれればいいけど
悪い遺伝子が目覚めちゃったら…、困りますよね。

よく「人が変わったようだ」というけど、よくも悪くも
それって、眠っていた遺伝子が目覚めたから、と思えば
なるほど、そういうこともあるのか~、と思ってしまいます。

で、「良い遺伝子をオンにして、潜在能力を引き出す秘けつはありますか」という問いに
アメリカの心理学者による、人間の可能性を阻害する要因を挙げています。

その内容は

・いたずらに安定を求める気持ち
・つらいことを避けようとする態度
・現状維持の気持ち
・勇気の欠如
・本能的欲求の抑制
・成長への意欲の欠如


これらが遺伝子の目覚めを妨げる要因なのだそうです。

これを見て「無痛文明論」を思い出しました。
この論については全然ちゃんと読んでないんだけど
現代は、苦しみやつらさを遠ざける仕組みが張り巡らされている、
というような内容の紹介文があって、
「たしかに!」と思ったのでした。

で、この六つの要因というのが、まさに
苦しみやつらさを「無痛化」するものじゃないですか?

「無痛文明論」のもっと奥深い話は、いずれじっくり読みたいと思ってますが
苦しみや痛みを避けちゃだめよ、
眠っている遺伝子を使ってあげなきゃもったいないっしょ、と
単純に思ったりして。

最後に、遺伝子学者の村上和雄氏の
「これだけ科学が進歩しても、われわれは細胞一つ、
ゼロから作ることはできないのです。
この世に生まれただけで、1億円の宝くじを
100万回連続当選したほどの幸運といえます。」
という言葉に、すんごく幸せな気分になりました。



朝日の中で

2005年12月06日 | Weblog

きのう一日降り続いた雪も朝には止んでいた。

子どもを起こしに二階に行くと、ちょうど日の出だ。
南アルプスの青い峰の先端が光る。
冷たく沈んだ空気の中に、光がまっすぐ差し込む。

まだらに雪がかった山すそにもやがたちこめる。
上空は晴天。

信州の冬の朝のこの清浄な空気は好きだ。
いつか南の島で暮らしたいと思っている私でさえ、この景色、この空気は捨てがたい。

この冬、信州に旅行する機会がある人は、ぜひ早起きして外に出てみてほしいと思う。
刺すような空気の中でしか見ることができない、清らかな世界が発見できるはずだ。



雪到来

2005年12月05日 | 近辺

ついに雪景色になっちゃいました。
雪が降るには暖かいなと思っていたら、夜のうちに降ったらしく、朝には一面真っ白。
あわてて車のタイヤを交換。

雪が降り始めると気になるのがグラウンドの状態。
グラウンドに積もった雪が溶けて凍って、を繰り返してぐちゃぐちゃの状態になってしまうから。
乾く間もなく雨や雪に降られて、春までグラウンドが使えなくなってしまい
子どものサッカーの練習場を確保するのに一苦労することになる。
北信ほど雪に閉ざされるわけではないので、
体育館などの室内設備はサッカー向きに作られていない。
車で走りながら、あちこちのグラウンド状態をついチェックしてしまう。

昔、薪ストーブを使っていた頃は
この時期、町を車で走りながら「薪」の在り処をあちこちチェックしていた。
雪が降ってから薪を集めてるようじゃ遅いんだけどね。
製材所から出る木材の切れっ端や、果樹の剪定枝などありそうなところを
いつも気にかけておいて、いざという時はそこにすっ飛んでいくぞ、という寸法なのだ。
薪がたくさんあると、信州の冬はとても豊かな気持ちで過ごせるけど
薪が少なくなってくると、とてもとても侘しい気分になる。
備蓄していた薪がそろそろなくなりそうになると、
町をうろうろ走り回り、薪はないか~薪はないか~と頭の中は薪でいっぱい。
ホームセンターなどで売っている薪をいちいち買っていたら、
灯油より高くついてしまうから、とにかく、探す、拾う、もらう。
今から思えば、ずいぶん身勝手なもらい方もしてきた。
若くて貧しいということは、余裕がないものだ。
だから、古くからある大きい農家など、家の周囲に薪を積み上げてあるのがうらやましくて。
それだけの薪を山から切り出し、運び、切って割って重ねて…という労働が
想像できるから、なおさら、その労働力と時間の余裕がうらやましかった。

今はもう薪を集めることもないけれど
車を走らせながら、つい空き地に積み上げられた木材などに目が行ってしまう。
その空き地が乾いているかどうかも、チェックしながらね。




師走

2005年12月02日 | Weblog

ついに12月に突入。
でもずっと暖かかったせいか、いまひとつ実感がありません。
クリスマスや年末年始の行事など、例年通りに行われているのだろうけど、
年々その実感が薄くなるのはどうしてでしょう。
子どもの頃は、クリスマスもお正月も「年に一度の大イベント」でしたが、
今では毎日盆暮れ正月並みになってしまったせいか、
それとも、温暖化で季節感がなくなったせいでしょうか?

年末といえば大掃除。
そわそわし始める時期ですが、わが家ではここ数年、
年末の大掃除をしていません。
掃除…しなくちゃいけないと思いつつ、年末はどうしても忙しい。
寒いしね。水は冷たいしね。天気のいい日ばかりじゃないしね。
で、年が明けても、三が日は働いちゃいけないよ、といわれると、
やっぱりそのままやらない。

新年を清らかな空気の中で迎えるという習慣にはあこがれるけど
こんな寒くて天気がよくない時期に大掃除するっていうのは
どうも非効率な気がする。

そう思って旧暦を見てみたら、旧正月は大寒を過ぎた頃、それこそ
いっちばん寒い時期だ。
昔の人はえらいなあ。

私は、やりませんけどね。年末には。(宣言してどうする)
その代わり、ゴールデンウィークにやります!
ぜったい、そのほうが気持ちいいし。

まあ、いつお掃除するにしろ
ナチュラルなお掃除用品を工夫したり試したりするのは、楽しいですよね。
もちろん、アルカリウォッシュ、重曹、クエン酸 の
3点セットは猛烈にオススメです。

年末に楽しくお掃除したい方は、ぜひ!