てくてく日々是雑感

こんにちは。てくてくねっとの たま です。
日々のあれこれをつづります。

夏川りみコンサート

2004年10月06日 | Weblog

夏川りみのコンサートに行ってきました。

ポップ系の曲が多い選曲で、沖縄系の歌が少なかったのがちょっと残念。踊れる曲も少なかったし。
どうも、「長野は山奥だから、おとなしい(ノリが悪い)はずよ~」と含まれていたみたい。
私も実をいうと、飯田の人はノリがいまいち、と思っていたし、同意してくれる飯田の人も多いはず~、と思っていました。
だが!今日は違った!
りみさんが「さあ~みんなで踊るよ~全員起立!」とやったら、1階席はもちろん、2階の端っこの席まで、一斉に立ち上がったのには、驚いた。
りみさんのカチャーシーの指導もうまかった。みんな、手をあげてひらひらとカチャーシー風に動かしているし。
これで、もう少し県民のイメージが陽気だったら、カチャーシーの曲の選曲ももっとにぎやかしく踊れる歌だったかもしれませんね。

コンサートにはこどもふたり、連れて行きました。
「テレビで観たことがある有名人」をナマで観る経験はめったにないので、やや興奮気味でしたが、りみさんの歌ですっかりゆるゆるになってしまって途中まぶたが重~くなってしまいました。(うう。もったいない…)

あ、それと、照明効果がよくできていた~。
舞台設備の中途半端な文化会館で、よくあんないろいろな効果が出せるものだなあ、と、けっこうそれが面白くて、光線ばっかり観ていました。

あ、もちろん、歌よかったですよ~。新しいアルバム「風の道」からも数曲歌っていましたが、「アジアをイメージした」というように、ちょっと今までの沖縄癒し系の雰囲気とは違ってアップテンポな曲もあったり。
どんな歌でも、どこまでものびる声が生かされていて、すばらしかったですね。
ウチナーグチで歌った「満天の星」がよかったです♪






眠り本

2004年10月04日 | Weblog

寝る前に本を読みます。

仕事や家事や人との会話、テレビ、パソコン…で緊張したり興奮したり疲れた脳みそを休ませるためのいわば「クールダウン」ともいえる作業が必要です。
寝酒ではなく寝本?なんていうのかな?

枕元に積まれるのは、できるだけ軽めで、でも、あんまりおもしろすぎないもの。
おもしろい本だとついつい読み進んでしまって、かえって眠れなくなるからね。
やや難しめの内容で、頭や目を疲れさせるという方法もある。
たしかにそれなら、3ページも読めば眠れるんだけど、どうも疲れが取れないような気がする。

最近読んでいるのが、「富士日記 (上巻)中公文庫」。武田泰淳の妻、武田百合子さんが、富士山麓の別荘での日常を書き綴ったもの。どこへ行った、何を買った、何を食べた、誰に会った…というような、ほんとにただの「日記」なんだけど、これが、なぜか不思議とやすらかな眠りを誘ってくれるんです。
緊張していた脳みそがほぐれ、ゆるゆるととろけていくみたい。
ああ、これがアルファー波なのね~、とうっとりしてしまうほど。
本を読んで脳みそがアルファー化したのは初めてだなあ。
難しい本を読んで眠ったときとは、頭の疲れの取れ方が違うような気がします。
幸いにも、上、中、下と3巻もある長い日記なので、まだしばらくの間、アルファー波体験が楽しめます。

金久美子さん訃報

2004年10月03日 | Weblog

今朝の新聞で知ってびっくりしました。まだ若いのに!

金久美子さんとは学生の頃、会ったことがあるのです。
当時68/71黒色テントの新進女優だった金さんは
黒テントの芝居のプロモーションのため、松本に来たのでした。
長野県出身だということもあって、担当になったのかもしれません。
私は学生演劇の劇団員。
私たちの劇団が受け入れ先になっていたので、
公演準備の打ち合わせという名目で
一緒に松本の街を飲み歩いたりしたのでした。
今思えばそんなに年の差はなかったけれど
10代の私からすれば20代のお姉さんは大人っぽくて
それにすごくきれいでした。

それが縁で、東京に黒テントの芝居を観に行ったときも連絡を取り、
リハーサル中の劇場をたずねて、
稽古を見せてもらったり、お芝居の話を聞かせてもらったりしました。
今まで「キンクミコ」という名前で出ていたけれど
今度から「キムクミジャ」にするの、という話もその頃聞きました。
黒テントという劇団自体、社会問題に意識を向けた芝居を作っていたけれど
そんな中で、在日韓国人としてのアイディンティテイを
求めようとしている意志を感じたことでした。

その後も、松本に何度か芝居をもって来て、
舞台も何度か観る機会がありましたが、
梁山泊に移ってからはあまりよく知りません。

ここしばらくは、テレビや映画にも出演していて
偶然目にする機会もあり、
おお、がんばってるなあ、とひそかに応援していたのでしたけれど…。

あまりに若く、急なことでした。

日韓の架け橋として、最近の韓国ブームをどう思っていたことか。
もっと活動したいこともあっただろうに。

新聞の写真は相変わらずきれいな笑顔。
ほんとうに残念です。

合掌