(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

ハートキャッチプリキュア! 第47話 嘘だと言ってください!サバーク博士の正体!!

2011年01月16日 | 視聴済アニメごった煮
ダークプリキュアは救わないといけないんじゃないのか?

 そんな今回のお話は…
 キュアムーンライトとダークプリキュアの激しい戦いが続いている…。
 薫子を無事に助けだしたブロッサムは、ムーンライトの元へいそぐの。
 一方で、キュアマリンとキュアサンシャインは、どんなにやっつけても、次々あらわれてくるスナッキー軍団にこまっていたわ。
 これじゃ、きりがない! 「イチかバチか、スナッキーに変そうしてみようよ」 マリンのアイデアにみんなビックリ!
 でも、マリン、サンシャイン、コフレ、ポプリもみんなスナッキーになりすますと…大成功!!なんとかこの場所を抜け出すの。
 その頃、ブロッサムはムーンライトとダークの戦いを見まもっていたの。
 「私ひとりでたおさないかぎり、本当の自分を取りもどせない…」それが、ムーンライトの思いだから。
 そこへサバーク博士があらわれた。そのとき、ブロッサムは薫子のことばを思い出すの。
 「ムーンライトとサバーク博士を戦わせないで」 サバーク博士の攻撃を防ごうとするブロッサム。
 でも、サバーク博士の強烈なエネルギー波に吹きとばされてしまうの。
 サバーク博士とダークのダブル攻撃でボロボロになるブロッサムとムーンライト。
 それでもブロッサムたちはあきらめていなかった…!力をふりしぼってもう一度サバーク博士とダークに立ち向かう!
 すると、プリキュアたちの一撃で、サバーク博士の仮面が割れてしまった…!仮面の下のサバーク博士の正体とは…!?
 以上公式のあらすじ。

 お話としてはムーンライトVSダークを中心に、サバーク博士の正体というイベントを挟みつつ、マリンたちをカットインしていき、ブロッサムが主役らしく説教する内容。
 展開としてはクライマックスのひとつとして盛り上がりどころを作ってはいるのだが、なにせサバーク博士の正体がゆりの父親だというのがバレバレだし、敵が肉親なんて言うのはお約束なので、大きなお友達としては今ひとつ盛り上がりに欠けてしまったような気がします。
 やっぱりそこで「な、なんだってーっ!?」という驚きがあってこそなので、今更分かっているゆりの父親云々で彼女の心が折れそうになってしまうというドラマが、ちょっと白々しく感じてしまったよ。だが、メインターゲットとしてはこれくらいがちょうど良いのかもしれないなぁ。
 個人的に、そこはゆりよりもダークプリキュアの方がおもしろくって、ダークプリキュアがムーンライトに執着する理由はなんなんだろうとこれまで思っていたわけですが、そこは単純に、自分を生み出した存在であるのだから彼は自分の父であり、また自分は博士の娘であるという事にこだわっていたのが、コロンブスの玉子的でいわれてみれば納得という感じである。
 また、ダークが戦闘で「消えろ!消えろ!!」と、薫子さん曰くムーンライトに似せて作られた存在である自分が、ムーンライトを消して自分が本当の娘になろうと必死に攻撃していたのが印象的であった。
 そういうダークを見ると、私としてもこの枠の物語としても、彼女に勝利するのは良いとしてもやはり存在を消してはいけない展開だろう。まぁ、おそらくは次回そういう事になろうかと思うが、心を否定する砂漠の使徒として、「サバーク博士」がムーンライトに似せてダークプリキュアを作った事や、「打倒ムーンライト」という目的で生み出されたため、それに邁進し本来偽りである自分が本物になろうとするのはやはり心であり、苦しむハートをキャッチしてプリティにキュアする事が本懐のこの物語としては、サバーク=ゆりの父はもちろん、ムーンライトを倒す為だけに生み出され、それしか知らないダークの心を救ってあげないといけないだろう。
 しかし、ダークが生き残ると事後に彼女をどうするかという問題が出てしまうので、案外デューンとのラストバトルで人の心を少し理解したダークが、ムーンライトの盾になって消えてしまうという、闇から生まれたプリキュアの悲しい運命を演出するかもしれませんね。

 印象に残ったと言えば今回とても主役らしかったブロッサムだ。
 振り返れば史上最弱と謳われた彼女だが、劇中の彼女の台詞でもあったように新たな土地でたくさんの人と出会い、プリキュアとなって人の心の光を知り、少しずつ変化していった彼女が、今ここに至ってダークプリキュアの渾身の一撃をはじき返し、自分の想いを高らかと謳い上げ、折れそうになったゆりの心に再び戦う勇気を与えるのだから、その彼女の成長を47週見守ってきた身としては感動もひとしおだ。
 特に印象的だったのは、ダークの一撃をはじき返し、その閃光の中でゆりがブロッサムの背中を見る短いシーン。
 おそらくは、ゆりが初めてブロッサムに出会った時に見たであろう背中と違って、随分と大きく見えたのではないだろうか。ゆりも上記したような、あの時まだ頼りなかったブロッサムが、今自分を守るほど大きなったことを感じたのだ。だから一度手に取ろうとして躊躇した心の種を、その背中を見て今度は迷い無く手に取ったのだ。
 花咲つぼみという人物が、ここに至るまでの色々な事を経て、大きく花を開かせたと思わせる見事な主役っぷりでありました。この「心の成長」がプリキュアの醍醐味ですなぁ。

 さて、我が愛しのえりかの方はと言いますと、さすがの三枚目特権、コメディ部分は彼女にお任せだ。
 倒しても倒しても湧いて出るスナッキーに「ターンマ!」をかけちゃう辺りは実に愛らしいのもさることながら、それで待っちゃうスナッキーのアホっぷりも可笑しい(笑)。
 またあらすじにあるようにスナッキーに変装しようというアイデアも、えりかの子供っぽさが表れていて良いが、どー見てもバレバレで案の定バレてしまう辺りはさすがの役得である(笑)。
 個人的にはポプリの機転で難を退けた後の「今のうちに逃げるッキー」のえりかの仕草が可愛らしくて良いです。
 どーでもいーけど、その変装。薫子おばあちゃんは見事に騙せていましたね(笑)。

今週の花言葉とウンコの数
 当然無いわけですが、コッペ様がもっていた心の種でえりかたちが癒されていましたけど、なんか多くね?37個しかないはずなんですけどねー。
 さて、残す所後2回。あとはサバークとダークをどう落ち着かせるかとデューンとのラストバトルを残すのみとなりました。
 ああ、ハートキャッチプリキュア! 楽しく見たなぁ。2月からは動くえりかが見られないかと思うと寂しい……。