みどり市内東町においては、4月に1回、7月に2回「1回は、熊らしき」熊の目撃情報が入っています。
毎年、目撃回数が多くなっているという事は、どのような状況があるのかよくよく調査しなくては、安心して生活が出来ない。という事になります。
(異常な出没の大きな理由が餌不足)にあるようです。
熊の生態として、季節に応じて、旬の森の恵みを食べています。代表的なのは、春はフキ、タケノコ、木の新芽などの山菜。夏は、植物のほかに、アリやハチ、その幼虫などの昆虫類。秋になると、冬眠に備え、ブナ、ミズナラなどのドングリ類を大量に食べるようですが、多くの地域で不作になっているようで、その原因としては、地球温暖化による猛暑などが原因や日本海側を中心とした「ナラ枯れ」という木の病気も広がり、ドングリ不足に拍車を掛けているようです。
ただし、餌不足であっても、クマと人間の生活空間が離れていれば問題はあまり起こらないようですが、そもそも山間部という地域では、当然、自然界に生存する様々な動物との共存となり、人里に近い山林は薪などを採るために人手をかけて管理され、しぜんとクマなどの野生動物を遠ざける役目を果たようです。
しかし、薪や木炭などを使わなくなった現在の状況では、数十年前に植林をしたが、現在、伐採などにかける費用や手間の方が高価になる状況があり、費用対効果の面からもそのまま放置されていく現状もあるようで、地元のこえは、「クマの生息範囲」が人間と隣り合うようになった。 若い人の都会住による後継者不足は、人の生活する場所と動物の生活する場所との境にある田畑なども耕作できなくなったた為、境の田畑が茂みや林に戻り、クマが身を隠して人里と行き来する通路になっているのでは」といったものもあるようです。
今一度、根本からの再点検をしながら、出没情報を流していくことも重要ですが、早期の安全対策も練らなくてはなりません。
ナラ枯れとは。
ナラ菌が樹幹内で繁殖し、形成層が壊死して通水疎害を起こし枯れる。
ナラ菌はカシノナガキクイムシにより健全なナラ類の樹幹内に大量に運ばれる。
最後に参考のためクマの性質は。