本会議にて議案2件請願2件の委員長報告をいたしました。
以下内容です。
9月20日 総務文教常任委員会を開会し付託されました議案及び請願に付きまして委員全員により慎重に審査を行いました。
審査の経過と結果をご報告申し上げます。
議案72号みどり市立学校設置条例の一部を改正する条例
この件は、全員協議会でも周知されている通り、みどり市内公立小中学校及び幼稚園15校を条例改正し14校に変更するものです。
福岡西小学校を23年度限りで廃校にする内容協議を進めていますので今回の議案提出となりました。
執行部からは、廃校に伴い、地区委員会を立ち上げ、地区の方からも統合についての回答を頂いたこと、教育委員会の方でも教育委員会議でみどり市立福岡西小学校の廃止の議決が可決されましたのでそれに伴っての条例の一部改正です。事務作業としまして閉校記念誌の編さん作業も始まりました。また、9月27日から児童の交流学習、交流活動を予定しております。その中で、45人乗中型バス購入1台の購入よりも将来の事を考慮するとマイクロバス2両の方が機動力に優れているなど報告されました。
委員からは、神梅小学校と比べると統合の進捗状況はどうか?や、マイクロバスについては、地域性を生かして機動力のある車両にして欲しいなど意見がだされました。
それぞれに詳細な説明があり、採決の結果。賛成全員で議案72号は採択されました。
議案73号 財産の取得について
この件は、みどり市消防団第9分団の消防車両を入れ替えする物です。
執行部からは、今回の財産の取得は、平成6年に購入した消防車でみどり市消防団第9分団の水槽付き消防ポンプ付き消防自動車の買い換えに伴いまして、地方自治法あるいは、条例の規定に伴って議会の議決を求めるもので契約につきましては6社による指名競争入札で、落札者でありますジーエムいちはら工業と仮契約をいたしております。契約金額は、1,531万3,797円など報告がありました。
委員からは、買い替えの順序は、9分団で順序は適正なのか。大震災に伴い古い車両の寄付の件はどうなっているのか、購入の資金となっている電源立地地域対策交付金は何時まで継続になるか。一つひとくくりで原価償却でなくて一台一台の耐久年数で行って欲しい。などの意見が出されました。
それぞれに詳細な説明があり、採決の結果。賛成全員で議案73号は採択されました。
当総務文教常任委員会に付託されました、請願第2号「小野満徳彦議員の選挙収支報告の虚偽および居住の事実について調査を求める請願」についての審査の経過と結果につきまして、ご報告申し上げます。
本件は、平成23年7月19日、請願者ほか紹介議員3名により議長に提出され、8月8日の臨時会において当委員会に付託となったものであります。
当委員会に付託されました 「小野満徳彦議員の選挙収支報告の虚偽および居住の事実について調査を求める請願」の審査については8月11日、8月17日、8月23日、8月26日、9月6日、9月16日、9月20日の延べ7回に渡り慎重に審査をしてまいりました。
その審査過程での委員会の経過と結果についてご報告申し上げます。
尚、長時間にわたる審議が行われた為、報告は、要点のみ報告といたしますので、質疑等がある方は、報告の後にお願いいたします。
まず、1点目の選挙収支報告書の虚偽についてご報告いたします。
8月11日の委員会では、委員派遣によりみどり市選挙管理委員会書記長、書記から説明を受けました。その中で、収支報告書については訂正されていないこと、虚偽の記載があれば公職選挙法の246条で問われることになることが確認されました。
8月19日、参考人として請願者を招致し、聴取を行いました。
請願者からは収支報告書に添付されている領収書は請願者本人が書いたものではないこと、7月21日に出納責任者と小野満議員の妻が来宅し、4月30日付けの領収書に書き換えるよう要請されたが、7月21日の日付で領収書を書いて、選挙事務所費のお金を受け取ったことが確認されました。
8月26日、参考人として小野満徳彦議員から、聴取を行いました。
小野満議員からは、収支報告書に記載した領収書は小野満議員本人が書いたもので、選挙事務所として使用した、みどり市大間々町高津戸599-10番地の借用経費について、虚偽の記載をしたことが確認されました。
次に2点目の居住の事実についてご報告申し上げます。
8月19日の請願者からの聴取では、平成22年12月12日に賃貸借契約を結んだとされる、みどり市大間々町高津戸895番地には選挙期間中も含めて、小野満議員は一度も住んではいなかったことが確認されました。
また、8月26日の小野満議員からの聴取でも、平成23年5月1日まで、みどり市高津戸895番地には1日も住まず、それまで住んでいたのは桐生市堤町の自宅であったことが確認されました。
また、5月1日以降は、みどり市大間々町大間々1805-3番地に住民票を移して、桐生市堤町の自宅から転居し、週の半分くらいは住んでいるとのことですが、居住を確認するための光熱費等の領収書の提出については、弁護士と相談するとして二度にわたる委員からの要望にも未だ提出されておらず、提出するよう求めているところです。
最後に、審査事項に対する当委員会の判断についてであります。
審査の過程におきまして、選挙収支報告書の虚偽報告についてはすべて小野満議員本人の責任であることを認めています。
また、居住の事実については、平成22年12月から平成23年5月1日までの間、みどり市大間々町高津戸895番地には1日も居住しておらず、桐生市堤町の自宅に居住していたことが判明しています。
審査の過程で各委員から、さまざまな質問や意見が出されましたが、各委員の貴重な意見は、議員としての資質に関わることであり、市民に疑義を抱かれるようなことに対する警告であると思います。
採決の結果、賛成多数により、請願第2号「小野満徳彦議員の選挙収支報告の虚偽および居住の事実について調査を求める請願」について可決すべきものと決定されました。
以上,当委員会に付託されました、請願第2号「小野満徳彦議員の選挙収支報告の虚偽および居住の事実について調査を求める請願」についての審査についての経過と結果についてご報告いたします。
請願第3号笠懸野文化ホール使用料減免基準の見直しを求める請願について
この件は、笠懸野合唱団、団長を請願者とし杉山英行氏を紹介議員として提出されたものです。
請願の趣旨としては、ホール使用料負担が大きい為行政機関や教育機関などが仕様の大半を占めている現状を打開し市民団体が文化ホールを利用し易くするため現状の減免の基準を見直して欲しいという内容です。
まず、執行部「教育委員会社会教育課」より現状の説明を受けました。
説明によると、市民負担はしていただいているが、みどり市全体としても年間約600万の減免額を負担している現状などを説明され現状基準の正当性を説明されました。
又、他市の状況を説明され、他市と比べてもみどり市は、減免額が大きいとの見解を示しました。
委員からは、建設以前の議論の中では、地域の文化振興ということで、減免措置についても特段の措置が取られていた。今回合併の過程で、合併協議会でしょうか、その条例の中でも80%まで最大減免というふうになっているということで、その辺のところは文化振興という点から考えてやれる道があるのではないか。といった、笠懸町時代の免除額が大きかったことや、合併により決定された減免額は、どうなのか?などといった減免額推進論や。
教育という観点から無料が好ましいという意見と利用する人だけが無料で、以外の市民は、税の負担だけがある。当然受益者負担として施設の使用料が係るのは必要経費があることも現実だ。といった、受益者負担は当然であり公平公正感からしても現状の負担は必要では。といった現状推進論などが出されました。又、多数の委員から更に検討して判断をしたほうがいいのではないか?といった意見も出された中で、委員長判断として、継続審査の採択を行い、賛成多数にて、採択の結果。継続審査とすることに決定いたしました。
以上が総務文教常任委員会に付託された議案2件及び請願2件の審査と審議の結果でございます。
当委員会の決定通り採択いただきますようお願いいたしまして総務文教常任委員会委員長報告といたします。
全ての議案および請願が採択されました。