みどり市議会議員 宮崎 武

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雀の減少と烏の増加?

2010年06月26日 | Weblog
 最近、気がついたことですが家の周りにいた記憶のあるすずめを全然見ないことにえっ!という感覚ですが、その反面、カラスが異常にいますので、カラスにすずめが撃退?されているのか?という事で調べてみました。

▼国内に生息するスズメの数がこの50年間で10分の1に減ったと報じられた。環境省による推計で、スズメが巣作りできる木造住宅の減少に加え、都市部で空き地や原っぱが少なくなったことが主な原因という。特に都市部の住宅地で見られなくなっているようだ。

▼イネ科やタデ科、キク科の種子を好んで食べ、水稲や麦など穀類栽培には害鳥となる。一方で、春から夏にかけての繁殖期を中心に小型の昆虫類を多く捕食し、多種類の雑草種子を食べる益鳥の顔も併せ持つ。

▼田んぼに立つかかしは、スズメを追い払うために考案されたと言われ、古くから人との間で米の争奪戦を繰り返してきた。取材先で、早生品種の田んぼをスズメが襲って全滅に近い被害が出たと聞き、個体は小さくても群れになると大きな脅威になると実感した。

▼農村部でもコンバインの普及で餌だった稲の天日干しが減り、生息数が減った要因の一つとの指摘がある。農作物被害はない方がありがたい。しかし、多様な生物がバランスを保ちながら生息できる環境を守っていかないと、特定の生物が大発生して被害をもたらすなど別方向から影響を受ける心配がある。人々の生活と共にいて、最も身近なスズメの減少は、さまざまなことを考えさせる。