みどり市議会議員 宮崎 武

宮崎 武の活動彼是を皆様にお伝えする
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宮崎県口蹄疫被害義援金」の募集

2010年06月08日 | Weblog
義援金の募集についてみどり市でも窓口を設置する事になりました。 

今、宮崎県では、【町がなくなってしまう!】というほどの危機感を持って必死に口蹄疫と戦っていますので、気持ちだけでも届けたい!との全国の思いがあります。
是非ともご検討ください!

「宮崎県口蹄疫被害義援金」の募集について

宮崎県口蹄疫被害義援金を以下のとおり、募集いたします。
下記のとおり皆様の協力をお願いいたします。

1 義援金募集期間平成22年7月30日(金)まで
2 義援金の配分集まった義援金については、宮崎県共同募金会が
取りまとめ、義援金配分委員会に拠出されます。
その後市町村を経由し口蹄疫により被害を受けられた
畜産農家に配分されます。
3 義援金の受付方法
● 宮崎県共同募金会へ直接送金される場合
金融機関支店名口座番号名義等
01740-9-69998
ゆうちょ銀行一七九店(当)0069998
社会福祉法人宮崎県
共同募金会
宮崎銀行本店(普) 1062303
社会福祉法人宮崎県
共同募金会会長
佐藤勇夫
宮崎太陽銀行本店(普) 1326266
社会福祉法人宮崎県
共同募金会会長
佐藤勇夫
高鍋信用金庫本店(普)1354623
社会福祉法人宮崎県
共同募金会会長
佐藤勇夫
・ゆうちょ銀行については、全国のゆうちょ銀行からの振込手数料はかか
りません。
・宮崎銀行については、本支店間及び全国地方銀行協会加盟行からの振込
手数料はかかりません。
・宮崎太陽銀行については、本支店間及び第二地方銀行協会加盟行からの
振込手数料はかかりません。
・高鍋信用金庫は、全国の信用金庫からの振込手数料はかかりません。

● 笠懸庁舎・社会福祉課窓口、大間々庁舎・大間々民生課窓口、東庁舎・
東民生課窓口でも義援金を受付しております。
また、笠懸庁舎総合窓口、大間々民生課、東民生課に義援金箱を設置し
ております。

「口蹄疫」被害 基幹産業失う恐れすらも

2010年5月14日 10:25 カテゴリー:コラム > 社説

 10年前と何が違うのか。宮崎県内で家畜伝染病の口(こう)蹄(てい)疫(えき)の感染が食い止められない。被害は雲泥の差になった。

 宮崎県の基幹産業である畜産業は大丈夫か。そんな不安も脳裏をかすめる。

 いまから10年前の2000年3月、宮崎市の1戸の農家で口蹄疫に感染した疑いのある牛が見つかった。検査の結果、国内では92年ぶりの発生が確認された。

 翌4月、隣接する高岡町(現宮崎市)の農家2戸で相次いで感染牛が出た。

 なお警戒は続いたが、これ以上の感染は出なかった。10年前は、この3戸で感染をくい止めたのだ。それでも、終息を宣言するまでほぼ50日間を要した。

 今回はどうか。都農町で口蹄疫に感染した疑いのある牛が確認されたのは、先月20日だった。

 翌21日、都農町の南側に接する川(かわ)南(みなみ)町でも感染の疑いがある牛が見つかった。その後も連日のように感染が疑われる事例の報告が続き、今月12日現在で76例に達し、9割が川南町に集中している。

 被害を大きくしたのは、牛に続いて豚にも感染が広がったことがある。養豚農家などの被害は30例余りを数える。

 畜産農家は規模拡大で生き残りを図ってきた。国も県もそれを奨励した。

 農家1戸当たり平均規模は鶏が最多で、豚、牛と続く。宮崎県では豚の平均飼養頭数は2000年の842頭から07年には1386頭に大幅に増えている。

 これも裏目に出た。1頭でも感染の疑いが持たれれば同じ農場の牛や豚はすべて殺処分しなければならない。

 被害が集中する川南町では、豚1万5千頭規模のほか、8千―3千頭など大型農場で疑い事例が出て、合計7万頭超の豚を処分しなければならなくなった。

 人には感染しないし、万が一、感染した肉を食べても人体には影響はない。家畜間の感染拡大を阻止するためだが、生産者は身を切られる思いだろう。

 川南町は「畜産王国」を自負する。

 町のホームページには「(畜産の)歴史は古く、藩政時代から続く。そんな伝統が川南の畜産技術を高めてきたのであろう。高品質、安定供給には定評があり、横の連帯感も強い」などとある。

 05年度の統計では372戸の畜産農家で粗生産額は152億円だった。

 町の基幹産業が壊滅的な打撃を受けている。まずは口蹄疫を完全に封じ込めることに全力を挙げるしかない。終息のめどを付け、休止中の家畜市場など流通を一日も早く再開する必要がある。

 そして、失意の底にある生産者に再建に向けて立ち上がってもらわなければならない。国の手厚い措置も必要だ。もっと広く励ましや支援の手が差し伸べられることも有効ではなかろうか。

 女子プロゴルフの横峯さくら選手が賞金1200万円全額を宮崎県に寄付するという。誰でもできることではないが、畜産王国・宮崎を支えるため、物心両面からの幅広い支援を一層強めていく時だ。