みどり市議会議員 宮崎 武

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ガソリン価格上昇の理由?

2010年05月11日 | Weblog
【レギュラーガソリン価格】

群馬県 3/29 4/05 4/12 4/19 4/26 5/06
     130.0 130.0 132.1 134.4 137.0 138.1

と言う状況で、3月29日以来5月6日現在1L当り8.1円の上昇です。

どんな理由なのか?という事もあって様々調べてみた結果!

 石油元売り各社が原油調達コストの上昇を理由に卸価格を引き上げているためで、これで8週連続の値上がり。140円台が迫ってきた。

 5月の卸価格のベースとなる4月の原油価格は、前月比で中東のドバイが1バレル当たり5.2ドルアップ、南方のSLが1バレル当たり4.0ドルアップし、同社原油CIFは1バレル当たり4.86ドル、1リットル当たり2.93円上がった。

 為替レートは、前月比で3円13銭の円安となり、原油価格に与える影響は1リットル当たり1.78円アップで、この結果、コスト合計は1リットル当たり4.7円アップとなった。このため、5月も石油製品卸価格の引き上げは必至だ。

 以前のような投機筋の介入?と思われる部分は少ないようですが、以下のような上昇に対する効果作用も様々あります。

【ガソリン価格上昇のメカニズム】

中国やインドなど新興国の経済発展(需要の上昇)
産出国の生産能力の停滞(供給はそのまま)
自然災害(供給の低下)
生産設備の破損・破壊
輸送施設の破損・破壊
戦争・紛争・武力緊張・テロによる破壊(需要の上昇と供給の低下)
輸送施設や輸送地域(供給の低下)
陸上:パイプラインによる輸送
   イラン-トルコパイプライン(中東)
   トランス-アラスカパイプライン(北米)
   ドルジバパイプライン(ロシア)
海上:タンカー等の大型船舶による輸送
   ペルシャ湾~ホルムズ海峡~マラッカ海峡(未積載時)/ロンボク海峡(積載時)
戦闘国・戦闘地域(需要の上昇)
原油取引市場への投機的資金の流入(取引価格の上下)
取引価格は、米国テキサス産(全生産量の0.4%=250分の1)の価格ベースで決められている。
その為、WTI原油先物市場は、上に挙げた需給動向と関係なく価格が上下する事がある。
2008年の価格急上昇の原因には、サブプライムローン問題が引き金となって
不動産や金融・株式市場から巨額の資金がWTIに流れている事にあると言われている。