青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

あと僅か チルい旅への ご提案。

2022年02月06日 17時00分00秒 | 東武鉄道

(軽便軌道に揺られて@鬼怒川公園~鬼怒川温泉間)

快速東武日光・会津田島行きだった時みたいに、複々線や日光線のストレートををガンガンぶっ飛ばすような走りもいいですけど、当初は軽便規格で作られた鬼怒川線のヘロヘロの線形をえっちらおっちらと走る6050系に揺られる旅も悪くはありません。北千住の西口のチケット屋で東武の株乗2枚買って、下今市で「日光・鬼怒川エリア鉄道乗り放題きっぷ」を500円で買って、昼メシに1,000円くらい使っても予算3,000円ちょいの日帰り旅。ふかふかのモケットに包まれて、車内暖房と冬の日差しが微睡みを誘います。

車窓に雪残る鬼怒川線を走る普通列車。単線なので交換駅で10分程度停車するスジがあったりする。まあ急ぐ旅でもなし、乗り鉄を楽しむならばオツなもの。6050同士の交換シーン、こんな風景も貴重なものになりつつあり・・・コンプレッサーの音を聞きながら、眠気覚ましにポットに入れて持って来た熱いコーヒーをチビリチビリ。ああ、こんだけ空いているならいっそアルコールでも良かったか。こんなご時世、車内で飲食は憚られるところではあるけれど、車内に乗客の姿はほとんどなかったこの日。常識の範囲内であれば、赦されるところでしょう。

ゆったりした私鉄急行型を、存分に味わう乗り鉄旅。最近は、こういう「ゆったり・まったりした」雰囲気を「チルい」と言ったりするらしいが、そういう意味では、新藤原を13:22に出る普通電車の東武日光行き(322レ-713レ)がチルくてお勧め(笑)。途中の小佐越で10分、大桑で4分、下今市で方向転換の12分の停車時間があり、東武日光に到着するのは14:28と短い距離をたっぷり1時間かけて走るのんびりしたスジ。昼間の鬼怒川線の4連運行なので、基本的に空いているのもいいんだよなあ。この運用はそのまま東武日光発15:32の区間急行南栗橋行きに流れるから、もう骨の髄まで6050のサウンドに身を委ねたいのであれば、そのまま乗って帰るのも良いのでは、とも思います。

風花舞う東武日光の1番線ホームに佇むリバイバル編成、流石に最近はお名残り乗車が増えて来たようなので、なかなか土休日にボックスシートを一人で占領・・・とは行かないようだ。そこらへんは先物買いで静かなうちに楽しめたのは良かったと思うんだけど、何にせよ3月改正以降は6050系に乗るのはほぼ野岩線内限定になることが確定しているので、ゆったり味わいたいなら一日でもお早めにという事でしょうか。

【6050系堪能オススメコース】
〇北千住駅西口のチケット屋で東武の株主乗車券を2枚購入
〇株乗はチケ屋の自販機で売ってるので朝早くても平気。時期によるけど、7~800円くらいが相場
〇北千住9:13-南栗橋10:02-新栃木10:49-下今市11:37(2回乗り換えはめんどいね)
〇下今市駅で「日光・鬼怒川エリア鉄道乗り放題きっぷ」を購入(500円)
〇近くの道の駅でメシ食ったり土産買ったり、下今市の駅構内で写真撮ったり(結構楽しめます)
〇下今市12:31(313レ・6050系)-新藤原13:04(ここで吞めるなら吞みたいw)
〇新藤原13:22(322レー713レ・6050系)-東武日光14:28(小佐越でSLと交換あり)
〇東武日光着いたら、駅前の日光軌道線眺めたりホームで撮影したりJR日光駅見学したりお土産買うなり
〇個人的にはJR駅の南側のボロい跨線橋が好き。日光連山の眺めがいい
〇東武日光15:32(56レ区間急行・6050系)-南栗橋17:08
〇晴れてれば暮れて行く北関東と、6050の熱い走りを堪能出来るはず
〇南栗橋17:09(急行中央林間行き)-北千住17:59→解散

勝手にお勧めプランを組んでみた(笑)。勿論余裕があれば一泊してもいいけど、北千住出発9時くらいで充分日帰りが可能なプチトリップではある。ご参考までに。


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