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(画像:西桑名駅全景)
と言う訳で、北勢線の始発駅である西桑名駅までやって来ました。
パッと見た感じ、京成線の京成金町駅みたいだなと(笑)。
桑名駅の端っこを間借りした、いかにも郊外電車と言う感じの出発駅ですね。
西桑名駅は、JR&近鉄の桑名駅の改札を出て右に行って歩道橋を降りると約2分。JRの桑名駅の四日市側にありますが、同じ場所にあっても便宜上は別の駅扱いのようです。つか、近鉄時代も料金は別だったのだろうか。構造上、改札も繋がってないみたいだし。
改札口で確認したらフリー切符の類は売ってないようなんで、終点の阿下喜駅に隣接する温泉施設「あじさいの里」の入浴券付き往復乗車券を購入(1,000円)。片道460円×2+入浴料400円で320円もオトクになるいいキップだ。折しもうだるような暑さの昼下がりで、温泉で汗を流してサッパリと帰るなんて好都合じゃないですか。
窓口で時刻表を貰い、駅入口の隣にあるロッテリアでアイスコーヒーを飲みながら作戦を練る。さっき発車した阿下喜行きの次の列車は途中の楚原(そはら)までしか行かないので、ハギーさんに楚原駅までの出迎えを依頼する。したたかな段取りと褒めてもらおうか(笑)。
照り返す西桑名駅のホーム。乗客は孫を連れたジイ様と部活帰りらしい高校生、それに普通のおつかい帰りの人たちがチラホラ待つ中、折り返しの楚原行き列車がホームにゆっくりと入って来た。北勢線の主力車輌はこの270系電車で、山形食パンをスライスしたような独特の愛嬌のある形をしています。冷房が付いた車輌もあるみたいなんだけど、今回は行き帰りとも冷房はなかった。運悪っ!(笑)。車体の窓はもちろん全開です。ナローゲージと言う事で車輌の規格は全長15m。屋根も低く、立って歩くと普通に頭が吊り革にぶつかる。小さい子でも、大人の手を借りれば簡単に大人の仲間入りって感じですね(笑)。初老の運転士がこれまた狭っ苦しそうな運転席に入り、各機器の点検を始めた。持って来た荷物に500のペットボトルがあるのはご愛嬌だが、いや、この暑さで冷房のない運転台に座るのも重労働でしょう。
楚原行きは発車すると細く頼りなげな鉄路を大きく揺れながら右へカーブし、一気にJRと近鉄の線路を跨ぎ越した。馬道、西別所、蓮花寺と桑名の市街地の民家の裏路地をかすめるように、キイキイと車輪を鳴らしながら列車は走る。スピードは30~40km/h程度だが車体の揺れ方はハンパなく、天井の吊り革が振り子のように踊ります。
一駅毎に学生を中心とした乗客が乗ったり降りたり。旧型車輌らしく、加速するたびに釣り掛けモーターの独特の「クヮ~ン!」と言う甲高い音が鳴り響く。外から午後の日差しに熱された空気が車内を通り抜ける。列車の一番前の席に陣取って流れる景色を見ていたのだが、ふと振り向くと高校生は膝を付き合わせながらお喋りに夢中。この狭さ、こんな光景がいかにもナローらしい。
在良、星川、七和、穴太(あのう)と各駅を通過。三岐鉄道の管轄になってから、沿線自治体の資金が入ったせいか駅舎の新しい駅が多い。北勢線を地域交通機関として活用するために、合理化と駅配置の見直しにより7駅の廃止とパークアンドライドの推奨のために道路沿いに3駅の新造が行われた。六把野と北大社の2駅を統合した東員駅をはじめ駅前には無料駐車場が新設されて、年間の乗客も増加に転じたそうな(PDFファイル 北勢線・パークアンドライドの取り組み)。パークアンドライドを推進する鉄道路線は珍しくないけれど、それに合わせて駅の位置まで変えるような取り組みをしている路線と言うのは珍しいですね。
東員駅を出ると沿線の風景は変わり、遠くに藤原岳の山容を見ながら田園地帯を走る。田園に水を注ぐ小川を小さな橋で渡り、いくつも小さな丘を越えて行く。この辺りから勾配とカーブが多くなり、その度に列車は速度を落としてゆーっくりカーブを回る。この線形では速度は望むべくもないが、その分料金以上の乗り応えがあるように思う(笑)。
西桑名から35分、楚原駅に到着。電車待ちの中学生がアイス食ってたw夏休みだねえ。
乗って来た列車は折り返しの西桑名行きになって、アイス厨房が乗り込む。
そして私はハギーさんとご対面(笑)。
三重県民でもこんな地区にはあまり来ないらしいw
いや、ニッチ観光好きですから、私。
続く。
と言う訳で、北勢線の始発駅である西桑名駅までやって来ました。
パッと見た感じ、京成線の京成金町駅みたいだなと(笑)。
桑名駅の端っこを間借りした、いかにも郊外電車と言う感じの出発駅ですね。
西桑名駅は、JR&近鉄の桑名駅の改札を出て右に行って歩道橋を降りると約2分。JRの桑名駅の四日市側にありますが、同じ場所にあっても便宜上は別の駅扱いのようです。つか、近鉄時代も料金は別だったのだろうか。構造上、改札も繋がってないみたいだし。
改札口で確認したらフリー切符の類は売ってないようなんで、終点の阿下喜駅に隣接する温泉施設「あじさいの里」の入浴券付き往復乗車券を購入(1,000円)。片道460円×2+入浴料400円で320円もオトクになるいいキップだ。折しもうだるような暑さの昼下がりで、温泉で汗を流してサッパリと帰るなんて好都合じゃないですか。
窓口で時刻表を貰い、駅入口の隣にあるロッテリアでアイスコーヒーを飲みながら作戦を練る。さっき発車した阿下喜行きの次の列車は途中の楚原(そはら)までしか行かないので、ハギーさんに楚原駅までの出迎えを依頼する。したたかな段取りと褒めてもらおうか(笑)。
照り返す西桑名駅のホーム。乗客は孫を連れたジイ様と部活帰りらしい高校生、それに普通のおつかい帰りの人たちがチラホラ待つ中、折り返しの楚原行き列車がホームにゆっくりと入って来た。北勢線の主力車輌はこの270系電車で、山形食パンをスライスしたような独特の愛嬌のある形をしています。冷房が付いた車輌もあるみたいなんだけど、今回は行き帰りとも冷房はなかった。運悪っ!(笑)。車体の窓はもちろん全開です。ナローゲージと言う事で車輌の規格は全長15m。屋根も低く、立って歩くと普通に頭が吊り革にぶつかる。小さい子でも、大人の手を借りれば簡単に大人の仲間入りって感じですね(笑)。初老の運転士がこれまた狭っ苦しそうな運転席に入り、各機器の点検を始めた。持って来た荷物に500のペットボトルがあるのはご愛嬌だが、いや、この暑さで冷房のない運転台に座るのも重労働でしょう。
楚原行きは発車すると細く頼りなげな鉄路を大きく揺れながら右へカーブし、一気にJRと近鉄の線路を跨ぎ越した。馬道、西別所、蓮花寺と桑名の市街地の民家の裏路地をかすめるように、キイキイと車輪を鳴らしながら列車は走る。スピードは30~40km/h程度だが車体の揺れ方はハンパなく、天井の吊り革が振り子のように踊ります。
一駅毎に学生を中心とした乗客が乗ったり降りたり。旧型車輌らしく、加速するたびに釣り掛けモーターの独特の「クヮ~ン!」と言う甲高い音が鳴り響く。外から午後の日差しに熱された空気が車内を通り抜ける。列車の一番前の席に陣取って流れる景色を見ていたのだが、ふと振り向くと高校生は膝を付き合わせながらお喋りに夢中。この狭さ、こんな光景がいかにもナローらしい。
在良、星川、七和、穴太(あのう)と各駅を通過。三岐鉄道の管轄になってから、沿線自治体の資金が入ったせいか駅舎の新しい駅が多い。北勢線を地域交通機関として活用するために、合理化と駅配置の見直しにより7駅の廃止とパークアンドライドの推奨のために道路沿いに3駅の新造が行われた。六把野と北大社の2駅を統合した東員駅をはじめ駅前には無料駐車場が新設されて、年間の乗客も増加に転じたそうな(PDFファイル 北勢線・パークアンドライドの取り組み)。パークアンドライドを推進する鉄道路線は珍しくないけれど、それに合わせて駅の位置まで変えるような取り組みをしている路線と言うのは珍しいですね。
東員駅を出ると沿線の風景は変わり、遠くに藤原岳の山容を見ながら田園地帯を走る。田園に水を注ぐ小川を小さな橋で渡り、いくつも小さな丘を越えて行く。この辺りから勾配とカーブが多くなり、その度に列車は速度を落としてゆーっくりカーブを回る。この線形では速度は望むべくもないが、その分料金以上の乗り応えがあるように思う(笑)。
西桑名から35分、楚原駅に到着。電車待ちの中学生がアイス食ってたw夏休みだねえ。
乗って来た列車は折り返しの西桑名行きになって、アイス厨房が乗り込む。
そして私はハギーさんとご対面(笑)。
三重県民でもこんな地区にはあまり来ないらしいw
いや、ニッチ観光好きですから、私。
続く。
かつては通し料金でした。
今1993年度版近鉄時刻表で確認したから間違いない(笑)。
一旦改札を出されるというのは、内部・八王子線も同様です。
日曜はお付き合いありがとうございました。
日帰りで帰るのは時間が短すぎたんで、
近日中にパノラマカー&三岐鉄道本線にまた行きます(笑)。
仕事で大安町にある某取引先(KO○ELCO)に通っていた際、普段は富田か桑名からタクシーで往復していたのですが、一度だけ帰りに大安駅から乗ったと思います。違うかな~?あまりに待ち時間が長く、一度きりにした記憶が。
パノラマカーいいですね。
今年の夏休みは結局、ロマンスカー7000系LSEと20000系RSEに乗ることになりました。「電車好きは古い方が好きなんだよ」とのこと。
東京から近いトコでは、伊豆急に東急の8000系が入ってますね。ハワイアンブルーに塗られて全然イメージ変わってますけど(笑)。
東のロマンスカーに対しての西のパノラマカー、「展望席」を持つ東西の雄だと思います。おそらく今年度末をもって引退するみたいですから、一回は乗りに行こうと思っています。