宝石が煌く一瞬の時間のことを「たまゆら」と言うのだそうです。昔、こんなタイトルのテレビ番組があったようななかったような。その時は、意味なんて知らなかったと思う。たまたまこの文字に出会って日本語って美しいなとあらためて思いました。イメージとしては宝石なんぞ縁がないから川面に煌く光かなそれとも木漏れ日。鏡に反射して逃げる光、人の人生も玉響かなと一つの文字で想像は広がるばかり。「玉響を生きる」か、カッコいいね。と思いつつ今日は畑を耕します。多分、台風で荒らされているだろうから。人の営みってとブツブツ。
山会が予定されていたけど台風の為中止となったのが11時。一瞬風や雨が強かった。午後1時過ぎには風は収まって雨も止んだ。台風が行ったんだ。テレビで駅伝見てた2時前かなノンタンからメールがあった。「台風がおさまったから絵を見に来ない3時が搬出ですが。私も3点出してます」だって。早く言えよな。絵は見に行かないことはないと家を飛び出した。2時20分前に美術館。中西繁さんが特別講師の絵画教室の展覧会だ。みんな中央の展覧会出品を目指すという絵画教室だから大きな絵が多い。ある程度描ける人が生徒さんに多い。県展で入選以上の人だとか写実画が上手い中国人とか。描き方はそれぞれで個人事業主のように主張があって面白い。入り口に中西さんのニューヨークの街を描いた大きな絵がドーンとあってそれが見えるだけでも来てよかった。素人とプロの違いがよくわかるのは皮肉かしかたがないことか。上手い絵もたくさんあったけど心に残ったのは水彩画の1点かな。ノンタンもやっと自分の絵の入り口に立ったみたいで去年よりずっといい。描きたいのはやっぱり自分の絵だよね。絵描きは個人事業主でなけりゃ。と思いつつ絵を見ていた。
画家の中西繁さんが四万十町でチャレンジショップに挑戦。20坪くらいのアートギャラリーを開設した。中西さんの最新の絵画15点を常設とのこと。アートで町おこしと意気込んでいる。中西さんは71歳だが見かけはとても若いしチャレンジ精神のかたまり。全国区の著名な画家だがとても気さくで俺なんかの草莽の絵描きにも仲間感覚で話してくれる。その情熱は話していても伝わってくる。本当に絵が好きなんだなぁって。まだ店には行ってないけどそのうちに行ってみよう。高知は人に何かをさせる土地なのかな。安藤桃子さんも高知の街に映画館を作ったからね。こちらもチャレンジ精神のかたまりで気さく。活動的な人の共通点が見えてくる。本当の意味でどちらもチャレンジショップだね。そのチャレンジ、成功するよう応援しよう。中西さんは子供絵画教室も開くというから四万十町の子供たちはラッキーだね。レベルの高いアートに接することができるんだから。
「ほととぎす」が咲いています。ちょっと地味目の草花だけどそれなりに主張したところがあって「ほととぎす」だと指さします。赤が多い目の混色の紫ですが明るいようで暗い不思議な色ですね。その「ほととぎす」を描きました。ズームアップで。 
庭の片隅にひっそりと咲いてます。目立つようで目立たない。目立たないようで目立つ花。この班点は何を意味してるんでしょうね。そう言えば小さいころ読んだ本に「にんじん」っていうのがありまして主人公の少年の赤いモジャモジャの髪の毛とそばかすだらけの顔を思い出しました。物語の内容はもう覚えてないけどそんなこと懐かしく思いながら描きました。
今更でもないけど織田信長って凄かったんだね。業績もさることながら今もって間違ったイメージで伝えられるところなんて。よくテレビなんかで出てくる信長ってマント羽織って血のような赤ワインを口から滴らせて不気味というか魔王というかそんなイメージで演出されることが多いけど本当は酒もたばこもやらず食も節制し適度な運動と低山登山を日課とし意識しない健康志向だったという。筋肉質で体脂肪少なく血液サラサラであったんじゃないかな。生きることがストレスの時代だったからストレスの感じ方は半端じゃなかったと思うんだけどそのストレスに打ち勝つ体作りが自然とできていたんだね。本能寺の変がなかったら長生きしたんじゃないかな。そしたら日本の歴史も変わっていたね。優れたものを排除し低レベルが競い合うって昔も今も変わらないなぁ。
What though the radiance which once so bright
Be now for ever taken from my sight
Though nothing can bring back the hour of
splendour in the grass,of glory in the flower.
We will grieve not,rather find
Strength in what remains behind・・・
かつて明るかったあれほどの輝きはいまは私の前から消え
草原の輝きや花の栄光は取り戻せないけれど
嘆くことはない むしろ
その奥にある残されたものの強さを見つけよう
ワーズワースのこの詩が心に沁みる今日この頃です。
あの福井の担任、副担任のしつこい叱責で自殺に追い込まれた中2男子の事件で副担任が生徒が自殺したことについて「なぜこうなったか分からない」っていってるそうな。「お前がしつこく責めたからだ」と町調査委員会は言ったのかな。そんなことも分からず、まるで自殺した方が悪いとでも言いたげな態度というか思考というか遺族はやってられんだろうな。この女、殺人罪で起訴できないのかなというくらい腹が立つ。福井県は日本一の幸福県じゃなかったのかな。幸福って人の気持ちも分からないで生きられるからかな。こいつらが教師続けられるのなら世も末だね。福井で暮らしたくないね。
庇にしていた波板の一部が引きちぎられて持って行かれた台風21号の暴風。車庫の雨どいも落ちていた。いつもの台風と違っていたのは風の方向。北西から吹き下ろしてきた。いつもは南からだから沖台風だと大したことないと油断もしていた。なんせ台風の規模がちがったんだ。台風位置潮岬沖であの風だったからね。マイアミなら名前もらってる規模じゃないのかな。直接来なかったのが不幸中の幸いだけど。みんな大丈夫なのかな。何にも言ってこないけど。と思ってたらバジルんちが物置を囲ってる波板が13枚飛んだって。残ったのが2枚。普段は見えない裏の家が丸見えという。業者に連絡しても多忙で日にちがかかるというので取り合えずブルーシートを張りに行ってきた。そしたら夜にシェルパ君から「マンションの屋根瓦が飛んで凄い音だったって連絡あり。みんな大小の被害あるんだね。
風がいつもと違う方向から強く吹いてきてなんか違うとこの台風21号を感じていた。台風は土佐沖を通過して潮岬の沖だと言ってた時にこの風がけっこう長い時間吹いていたんだ。家が少し揺れるくらいの風だったからどんだけ大きい台風なんだと思ってた。短い停電が何回もあったしね。超大型と言ってたのは間違いなかった。さて選挙も超大型だったね。自公で3分の２議席以上ですか。英国の新聞にもShinzo Abe secures strong mandate in general electionと書いてあった。mandateねえ。これは選挙で国民の支持を得るということだ。低い投票率で組織ぐるみの選挙で国民の支持を得たといってもなぁ。それにゾンビ議員どうにかならんもんかね。せっかく小選挙区で落としているのに比例で復活だなんて。まさにウォーキングデッドの世界だなぁ。これで憲法改正と消費税10％は決まったな。あとはやりたい放題だろう。
聞きたくもないけど年寄りだから昔話をするんだよね。本人は笑い話なんだろうけど。聞いてる皆には笑い話なんだろうか。10％にまつわる話さ。もう何十年も前にやってた喫茶店の話なんだけど。まだ30代の頃だったかな。彼女も若かったね。いまとそんだけ違わない（悪い方の意味で）。若気の至りか突如思い立って喫茶店を開くことにしたんだ。開店に当たって珈琲豆屋さんがアドヴァイスしてくれた話の一つに「奥さんがね喫茶店を開くと90％の確率で男が出来ますから気を付けてくださいね」とあったって。それに期待したのかどうかは言わなかったけど「私は残り10％だった」と自虐ネタ。ここで笑ってあげればいいのに聞いてたみんな、気の毒にと納得してるんだもんな。聞いてる方もみんな年寄だからね。人のこと慮らんのだ。また傷ついたね。誰のことかは武士の情けで言わないでおこう。残りものには福があると信じて明日も元気で参りましょう。
