フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

cent mlle dollars au soleil

2008-03-31 18:28:28 | Weblog
太陽の下の10万ドルというDVDを4800円で買いまして、久しぶりに自分達の青春時代の映画を堪能しました。なんでも、2004年に限定版ということで2800円でリリースされていたのらしいですがその後市場になくなりプレミアがついて件の値段となったらしいですが満足ですから安いです。フランス映画って、砂漠とトラックを使った映画は、ヒットしてるんじゃないかな。「恐怖の報酬」「ヘッドライト」そしてこれ。アフリカに植民地があったからかもしれないけど不思議とよく似合う。若いベルモンドー、元気なリノヴァンチュラ、懐かしく楽しかったです。この頃の価値観って、今の自分の価値観だなと思います。だから迷ったら必ず帰っていく。「勝手にしやがれ」「気狂いピエロ」「リオの男」「いぬ」「ある晴れた朝突然に」「冬の猿」「雨のしのびあい」「二重の鍵」「勝負をつけろ」「ダンケルク」「パリの大泥棒」「警視J」「オー」・・・・・心満たされる娯楽っていいな。映画の1シーンで感じ、何かを身につけていくんだからフランス映画には、お世話になりました。ジャンギャバンが死んで、ベルモンドーもドロンも老いていってもう
見たくても見れないんだから、彼らのDVDを集めなきゃと思っている。リメイクされたとしても、それは今の人の感性であって、僕らの感性ではないんだから、DVDが発売になってない映画のDVD化をお願いしたいな。ハリウッドのは、大抵揃うけど、他国のものもお願いしたいな。
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雨の日曜日

2008-03-30 09:10:51 | Weblog
晴れたらこんな景色の下でノンビリ過ごすはずだったのに。



今日は、雨の日曜日。家の近道の狭い通路にハクビシンが糞をしていた。ハクビシンの糞は、野性のものは大抵そうだけど軟便だから始末に困る。パンプが踏んだらよけ困る。だから、雨の中、傘もささず糞の後始末に箒とスコップを持って行ってました。ヤレヤレ。
でも、雨の日曜日って、好きです。気持が、落ち着いて。何だか、賢い人になった気分で、これからやらないといけない事の計画を立てたりして。先ずは、朝風呂を点てて自分にご馳走してあげようなんて、自分を大切にする気持は、雨の日曜日から生まれるんじゃないかな。自分に優しければ、人に優しい人になれる。これは不思議とそうだね。
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花老い人

2008-03-29 20:23:58 | Weblog
人は、花老い人というけど、自分では、花追い人。さぁ、僕らの季節の始まりだ。人が多いところは避けて、人の評価は問題外。ただひたすら、自分の気に入った、花のある場所を求めてさすらう花追い人。山の中で、誰にも見られることなく咲く桜を見つけては、そのけなげさに涙する今年もそんな花に出会いたい。そして、去年であったヤマガラとの再会を求めて西に東に。走れ、進め幌馬車はいく峠を越えて・・・まるで、ミツバチになった気分だ。
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リチャードウィンドマーク

2008-03-28 20:45:47 | Weblog
リチャードウィンドマークが死にました。93歳だったそうです。懐かしい西部劇のスターでした。もっと他にも活躍してたみたいですが自分にとっては西部劇のスターです。もっとも悪役で出てきて恐かったような記憶もありますがジョンウェインの「アラモ」での記憶が一番鮮烈です。頑固、すばしっこいと言ったイメージがあります。もう93にもなってたのですか頑固に節制して彼らしく生きていたんでしょうね。西部劇スターがなくなるのは寂しいですね。もう一度本格的な西部劇を見たいと願うものにとっては。生き字引がなくなっていくのは。僕が欲しいものは、現在の解釈ではなく、当時の解釈の西部劇だからそのスピリッツが伝わらないまま失うのはもう西部劇が見れないことでしょう。ジョンウェインの「アラモ」は、いい作品だと思います。この中で、彼は、ジムボウイを演じていたんですよね。合掌
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in full blossom

2008-03-27 18:44:48 | Weblog
桜が咲くには温度差が必要。冬寒くて、暖かい春。



だから、この南国より、東京のほうが桜が咲くのが早くて今日満開とか。こちらの方は、今やっと3分から5分咲きです。ここよりもっと暖かい郊外にある港町に行くと桜の花が、一つ、二つ。いつも、出かける花見の場所でもそうだった。これから、気温が上がれば一気に花開くだろうけど今は全然。それでも花見客がいて、花の下で、いや、桜の木下でシートを敷いてお弁当を食べていた。いつもなら、桜の花が、8分くらいは咲いている時期だものね。去年のカレンダー見て来たんだろうなと思いながら川を見ると清れいな水がとうとうと流れていた。驚いた。この川は、別名水無し川といって今まで、5年近く毎年、来ているのにこの川に水があったことはなかった。


それもこんなにきれいな水がたっぷりと流れ田舎の底力を感じた。海は凪いで、陽光ふりそそぎ、魚は新鮮美味。摘みたての苺が鮮やかな紅を見せて、港に佇むと「めまぐるしい数日で悲しいことも多かったけど、あなたと一緒で楽しい日もありました。最初の晩にホテルで貴女にお会いした夜の霧笛の音が今でも僕の耳に残っています。」なんて、「霧笛が俺を呼んでいる」のトニーの決め台詞が潮騒とともにきこえてきそうだ。
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a bout de souffle

2008-03-24 20:34:26 | Weblog
今日も帰ってきたらパンプは、すっぱマンだった。梅干食べてのスッパマンではなく、素っ裸のすっぱマンだ。バスタオルを首に巻きつけ不思議とマントのようにまとっていると思ったら小さいタオル結んで首のところでワッカにしていた。なんだか、子供の頃風呂敷をマントにして月光仮面ごっこをしたのに似ている。スリッパを玄関横の門に干してたからいれようと思って出るとウルーがプランターを置いてるところで首をかしげているのに出会った。「うるーどうしたんだ?」って聞くと「ニャ-」と言う。プランターを見るとウルーのために植えていた「猫草」が、1本もない。根こそぎやられている。パンプだ。パンプが、引っこ抜いたんだ。せっかく枯れないようにと育てて順調に育ってきてたのに一巻の終わりです。ウルーともどもガックリ。
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暗い日曜日

2008-03-23 18:21:51 | Weblog
ダミアが歌ったハンガリーの曲、自殺者が何人もでたという。そんな曲が聞こえてきそうな午後のことでした。仕事をして帰ってみると家の中すさまじいくらい荒れていた。ストーブはひっくり返って水はこぼれているは、雪のように洗濯粉は撒かれているは、コーンスープの買い置きは、全部あけられてシンクに盛られていた。ソファーは立てかけられ、パンプ本人は、素っ裸で、バスタオルを結んで土人のように身にまとっていた。足の裏には石鹸粉、ラー油を撒き撒き笑ってた。「おまえは、破壊星人メタミドホスか」さすが、5級は、違うぜ。ああ、暗い日曜日。今から、これを片付けなければと思うと死にたくなる!
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うぐいす

2008-03-22 18:54:04 | Weblog
うぐいすが上手に鳴いている。いつも夕方近くまで庭に居る。窓は閉めているけど声は聞こえる。なかなか風情があっていい。昔、うぐいすのフンで顔を洗えば綺麗になると聞いたけどあれは、美容科学の根拠があることだったかしら。
家で飼ってるようなうぐいすじゃ駄目で自然のものしか効かないとなれば、あのフンを集めるのは大変だったでしょうね、だから価値があるといわれたらそれまでだけど。食べたものが人を作るとよく言われることだけど上品な人は、上品なものをごく上品に召し上がるから上品なんだね。今分かったけど。やはり、粗野で乱暴な人は、乱暴に食っている。なにかに載ってたけど「3000円のバイキングで4000円食う奴は、早く死ぬ」ってコピーいいな。分かりやすい。それでいて、深層心理をついている。早く死んでも食いたい奴はくえばいいし、死にたくない奴はそこそこにすればいい。それこそ人生ホーホケキョ。ひと鳴きだからね。
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朝食

2008-03-21 19:46:03 | Weblog
春は、朝食だと思いませんか?それも贅沢な朝食を食べたくなる季節だと思いませんか。贅沢といっても朝食だからそんなにビックリすることではないのですが、卵2個の目玉焼き、コレステロールも体重も何にも考えずに食べたいですね。または、卵かけご飯。これもいいですね。春野菜のサラダ。ワカメの味噌汁。味付け海苔にシラス干し。喉をうるおすほうじ茶。そういえば、子供の頃の一番身近な贅沢品て卵だったような気がする。籾殻の中に卵を入れて1個1個売っていたんだよね。10円だったかな?売るほうも、買うほうもとても品物を大切にしていた記憶がある。今思えば、懐かしいですね。あの大切にした記憶。昨今、ルイビトンだって無造作ですからね。物を大切にするというのは、小さい時の躾だと思う。親がどんだけ物を大切にしてたかというこを摺り込まれるわけだから、これだけは、大人になっても変わらない。ハンドメイドの時代だったかも知れないけど大量生産品でも作られたものとしてみてるからこの摺り込まれ方は半端じゃないね。物を大切にしない親に育てられた子どもってかわいそうだね。朝食が食べられない子のように。
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アボとガド

2008-03-20 20:03:21 | Weblog
今年も、アボとガドに保健所から狂犬病の予防注射の案内がきた。アボ、薄茶、平成9年9月12日生まれ。ガド、白・茶、平成8年2月1日生まれ。と書いてあるのを懐かしく見ていた。去年の3月にはアボが、7月にはガドが死んだんだ。アボは、家の墓地で眠っているけどガドの遺骨はまだ部屋に置いている。ときたま、頭を撫でるように骨壷を撫でている。7月の終わりか、8月の終わりにウルーが来てくれて寂しくはなくなったけどオランジュもノワールも毎日のように来てくれるけどやはりアボとガドがこの家には、居る。でも、もうそろそろあの世とやらへ行かせてあげなくちゃと思って保健所に電話して、死亡手続きをしました。来年から、この手紙も来なくなります。お彼岸だから、思い出すのかな。
暑さ、寒さも彼岸まで。おはぎを2こ買いました。
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