無知

2012-10-03 | 貿易業務
特に海外の取引先など、貿易などやったこともないのにできる、できる、という話しになり、後になって大騒ぎをすることがあったりします。
日本の場合、だいたい「わからないことはやらない」のですが、海外・発展著しい国になると、「わからないことが何なのかわからないからやってしまう」傾向を強く感じます。

で、後になって困るのは大抵こちら。なんとかしてくれ、の、オンパレードで、何のために仕事をしているのか解からなくなることも多々あります。
金も絡みますので、本当に足を引っ張られます。ですので、最近は相手が何も言ってこなくても、こちらで色々調べ、手を回し、その上、「確認を何回も」行い、それでも曖昧なときは、手出ししないようにしています。

海外との取引は思いがけないトラブルが多々あります。輸出者・輸入者に起因しない、国家間のトラブルなんてのもあたりまえに発生します。
今回の中国の次元の低さについては、いくら我々がそれを罵ったところで、発生しているトラブルの解決にはならないわけで、その上経費はかかり、資金は眠り、代替貨物をアレンジし、と、全くいいことはありません。
こんな時期に中国との取引をできるのは、よっぽど資金に余裕があるか、全く怖さを知らないチャレンジャーのどちらかではないかな、と、思ってしまいます。

貿易というのは、こういうことまで見越して行うからスリルがあったりしますが、最近はそのスリルに見合ったリターンが無いことが多いので、やはり「手を出さない」方向に進まざるを得ないケースもでてきます。


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