新空港

2007-01-29 | 海外出張
海外出張も10日を過ぎると、さすがに疲労が蓄積してきます。
慣れてるとはいえ、やはりアウェーで外国語でやりあっていると、思った以上に体力を消耗しているものです。そして毎晩の宴席。ここ数日、パソコンに向かう余裕もありませんでした。。

土曜日の夜、ホーチミンでの仕事を終え、最終便でバンコクへ移動。評判の悪いバンコクの新空港ですが、期待通りの「悪さ」です。
「広い」「暗い」「トイレがわかりづらい」「アクセスが悪い」等々。
トイレがわかりづらいのは、どうもヨーロッパのスタイルだそうですが、見つからないのでは意味を成しません。。。

土曜日にホーチミンでの仕事を終え、夜10:30にバンコクへ到着。そのあと手荷物が出てきたがターンテーブルが回りだして30分後、ガラガラのターンテーブルの一箇所だけ、黒山のひとだかりです。複数便の荷物を一箇所のテーブルに集中して流す有様。ただでさえ疲れている上、荷物を延々と待たされ、そのあたりだけなにか「険悪」な空気が流れています。。

出張も大詰め。一週間前の話しがずいぶん昔のことに感じられます。。

ライバル

2007-01-25 | 海外出張
サッカーの日韓戦は、我々にとって他の国と試合をする以上の盛り上がりがあります。いわゆる、隣国、永遠のライバルってやつでしょうか。。。?

今日、ハノイで、ベトナム対タイ のサッカーの試合が行われました。
東南アジアカップとでもいうのでしょうか。マレーシアやらインドネシア、シンガポールなどなど、8ヶ国?ぐらいで戦うそうです。
ベトナムのサッカー熱は凄いものがあります。丁度昨年のワールドカップの時にはここに滞在していましたが、自国が出場していないにも関わらず、すごい盛り上がり方をしておりました。
そのときに聞いたのが、対タイ戦の盛り上がり。。まさに隣国。ベトナム人曰く、永遠のライバル、だそうです。。
今日はそのラッキーな日に偶然ホーチミン滞在となりました。

引き分け或いは勝った場合、街の交通が麻痺すると聞いていたので、それはそれで楽しみにしていましたが、残念ながら0-2で敗退。
街中は至って平静を保っておりました。

次の日曜日はアウェーで戦うそうです。私は土曜日にはタイへ入ります。
タイはいったいどれだけベトナムをライバル視しているのか。。乞うご期待。。

神業

2007-01-24 | 海外出張
あまり良い話しではないのですが。。。

魚も生き物。寄生虫がついていることが良くあります。
魚種や漁場、時期によっても異なるし、また個体差も当然でてきます。

人間と同じで妙に肉が堅くなんとなくおかしいものや、奇形、はっきりと打ち身が出ているものや、癌ではないかというぐらいに内臓が変色しているもの。。我々が気づかなくても46時中魚に触れている女工さんたちはちょっとした変化も見逃しません。

今日工場に入っていると、今日のロットは虫が多い、と報告がありました。
「ほら見て」と魚を渡されたのですが、どうにも身の色を見ただけではまったく判別ができません。
女工さんがピンセットを使って肉を掘ると、透明な糸のような虫が「ぴゅ~」っとでてきます。(当然、死んでいますが。。)

とても我々には見つけられないもので、いやいや経験というものには驚きます。
それにしてもこの寄生虫はやっかいです。原料の魚を買い付けるときには気づかないケースがほとんどで、あとで苦労することが良くあります。その分女工さんの労働時間が延びることとなります。。

現場の工夫

2007-01-22 | 海外出張
日本の出刃包丁というのは、海外ではまず手に入りません。先日テレビの特集でやっていましたが、築地あたりの刃物やには海外からの注文が結構入っているようです。その「職人技」が世界で認められているようです。

切り身魚を作ってもらっているベトナムの工場にも、日本から出刃を送り込みました。ところが工場内は水を使い、しかも一日中湿気が充満しているせいで、木製の柄の部分が汚れたり、腐ったりしてしまい、非常に不衛生でした。したがってまた、次亜塩素水に漬け込み、菌を殺す処理をします→結果的に木製の柄は湿ったままとなってしまい、どうしたものかと考えておりました。

今回訪問したら、なんと彼らが自分で包丁を解体し、金属製の柄を溶接しておりました。柄が非常に軽く、また衛生的で持ち易く。。。
我々より全然小柄な女工さんたちが、朝から晩まで包丁握って魚を切っているわけですから、疲れないわけがなく、彼らが自分で使いやすいように細工を行ったというわけです。
日本では「出刃包丁」といえば、「木製の柄」というのがお決まり?ですが、こちらはそんな観念はありません。

最近特に堅くなった頭にはいい刺激となりました。

忘年会

2007-01-22 | 海外出張
ベトナムは新年を旧暦で祝います。
旧暦では今12月に入ったぐらいです。ベトナムのパートナーの会社の、工員さんたちの忘年会に呼ばれました。。

幹部の連中と食事をしたことは何度かありましたが、実際に魚切ったり骨抜いたりしている連中と素顔で対峙することは今回が初めて。
いつも朝6時半から夜まで寡黙に働いている工員さんたちも、今宵は大爆発。とにかく目が合うと、グラス片手に乾杯をしてきます。
生演奏(と言っても電子キーボード)に合わせてカラオケを歌いまくり、また誰が歌っていようと関係なく、そこかしこで「乾杯」とグラスをぶつける音。
瓶は割れる箸は折れる、グラスはひっくり返るビールは飛び散る、潰れて倒れる連中はいる等々。。。
普段抑圧?されている反動のようにとにかくエネルギッシュに騒ぎまくっておりました。

当の私は先週少々酒でひどい目に合った(自業自得)ので、とにかく飲んでるふりして逃げ回っておりました。。

便所で倒れていた女工さんが明日現場に出られるか、少々気になります。。

堪能?

2007-01-21 | 海外雑談
本日、朝成田を出てベトナムへ着ました。
年明け一発目の海外出張ですが、また土日が絡みます。。今回は月末帰国予定ですので、しばし海外からブログを更新となります。。

成田でベトナム航空チェックインの際、
「お客様、英語はご堪能ですか??」と、カウンターの女性に聞かれました。。
なるほど事前に予約の入っていた席が非常口となるからだそうです。緊急時に外国人を誘導する役目、重要な任務です。
しかし、「堪能ですか?」と聞かれると、少々返事しづらいものがありますね。。 結局その任務を任されたのですが、無事飛行機が到着してなによりでした。。

写真は機内食、「ウナギのひつまぶし」です。これ、半年ぐらいメニュー変わっていないような気がします。
実際、メニューは目的地到着前の回収されてしまいます。
中身いつも一緒なので、メニューの再利用をしているようです。


風評被害

2007-01-18 | 国内業務
ノロウィルスの風評被害で、カキを含め、貝製品の売り上げが大幅に落ち込んでいるそうです。
「カキ」を食べてもらおうというイベントがあるようです。
以下、転記です。

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ノロウィルスの風評被害で,漁民が苦しんでおります。
次のイベントを開催しますので,お近くの方,お立ち寄りください。12期寺本

1 日 時   平成19年1月20日(土) 開催時間 11:00~
  
2 場 所   池袋公園西口公園 (東京都豊島区西池袋1-8-26)

3 目 的   12月のノロウィルスのマスコミ報道以降,現在も全国のカキの
消費が
         極端に低迷しています。そのため,カキの消費回復を行うため
に各県地元
         漁業団体等参加 して安全管理PRイベントを開催します。 

4 イベント内容 消費回復 (各県ブースがあります) 無料で食べれます。
  (試食)   広島県 焼ガキ2000個,カキ鍋1000食分  
       宮城県 カキ鍋1500食分,岡山県 焼ガキ2000個 

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詳細については私も知りません。ご興味ある方は、役所かなにか、事前に問い合わせをしてから足を運んでみてください。

私もぜひ行きたいのですが、土曜日から東南アジアツアーとなりました。。


*** 本日、某超一流商社と商談をしたのですが、なんとその中のお一人が当ブログの愛読者であるとのこと。。商談の流れから先方が「もしかして。。」と思って、このブログの話しが持ち上がりました。。
毎朝、為替レートをチェックする前に見てくれているとのこと。。
下手なことは書けません。。笑  
ありがたいことですが、少々恥ずかしくなりました。。マスクを剥がれたレスラーのような気分??。。

今後とも、宜しくお願いします。。


ナガスクジラ

2007-01-17 | 日常雑談
昨日、お客様に連れていっていただいたお店で、クジラの刺身をいただきました。
くじらといえば、ミンクかイワシぐらいしか食べたことがなかったのですが、昨日生まれて初めて、ナガスクジラ を食べました。
色も見事ですが、味が本当に美味。臭みはまったくありませんでした。

インターネットでクジラを販売している会社を調べてみると、なんと市場に出回るのは30年ぶりとか。。そりゃ今まで食べたことがないはずですね。。笑

マグロがなくなってもクジラがある。。妙に安心してしまいました。

ローマは。。。

2007-01-15 | 日常雑談
年が明け、来年の予算だとか人事だとか、三流商社の中は騒がしくなってきました。
我々のような兵隊にとって、会社の上層部が何を考えているのか、全くわかりません。ただ、なんとなく旨い話しがあると、それに乗っかろうと、あっちに手をつけ、こっちに手をつけしているうちに、会社自体が手がつけられなくなっているといった感じでしょうか。。。

今儲かっている会社は、場当たり的な方策ではなく、骨太な、将来を見据えた、地道な努力が実っているのでしょう。。

台湾の男子トイレに掲げてあった標語です。なんとなく気になったので写真を撮っておいたのですが、まさに今の心境でしょうか。。
会社のトイレにもこういったものを飾っておきたいものです。。

水産物輸出に関する交流会

2007-01-12 | 国内業務
というものに、昨日出席してきました。
(出席といっても、300人ぐらい集まって色々な方々の講演を聴くだけなのですが)
主催は水産庁と大日本水産会。お金はやっぱり税金なのでしょうか??
とはいえ、この手の講演にしては珍しく、面白い話題が色々聞けました。

「大臣官房国際部貿易関税チーム輸出促進室」とかいう長ったらしい名前の役人さんの話しによれば、水産物の輸出促進対策費が年々大幅に増えているとのこと。
ちなみに今年度10億円に対し、来年度は76億円もの予算が組まれています。
昨年度は1700億円程度であった輸出額を、平成25年までに、1兆円規模にすることが目的とか。。

その先駆け?ともいえる、長崎県の「松浦魚市場」では、写真のような中国語のパンフをつくり、サバを中国で拡販中です。
日本市場があまりにも安い→漁師が泣く→海外に販売して数量を調整→価格の安定を図る という図式だとか。。

同様に、「北海道水産林務部」も鮭の海外輸出を促進したおかげで市場価格単価が高くなった、と成功例を得意気に報告していました。

東京海洋大学の教授が中国市場の話、しかもマグロについて語っておりましたが、消費量は未だ日本の100分の1程度、5000tしか消費されていません。
冷凍流通網が発達しておらず、マスコミが騒ぐような状態ではないそうです。

もっとも、国内のマグロの販売量は異常なほど落ち込んでいます。築地の上場本数も記録的な低レベル。。
マスコミの影響としかいいようがないそうです。マグロが無い無いといいながら、なんと「輸入価格」は下がり始めました。。