九州、沖縄地方を台風が通過しています。当該地方の皆様、くれぐれもお気をつけください。 特に我々の仕事は海が絡みますので、台風が遠く離れても、海上は時化ていたりうねりが残っていたりと。
さて、台風などの天気の影響で、貨物が積んであるコンテナ船が遅れることが日常的にあります。以前は、2-3日の遅れなど、ほとんど気にしなかったものです。というか、遅れることを計算して、貨物の段取りをするのはあたりまえで、そこまで織り込んで販売の計画を立てていただくことになります。
ところが最近、本当に綱渡りのような仕事が増えています。
スケジュールは、すべてが上手くいって初めてなんとか間に合うような設定で物事が進められ、船の遅れや法令検査、場合によっては、当該到着地の祭日やストライキなんかの影響で、貨物がなかなか引き取れない、通関が切れない、というトラブルも珍しいことではありません。
すべてに余裕があった昔はそれでもなんとかなったのですが、今の世の中、不確実なスケジュールのもとに組み上げた仕事であっても「余裕」が無い状態でまわしている会社さんが多いので、その都度大騒ぎとなります。空輸でなんとか間に合わせた・・なんて話しを良く聞きますが、船で組み上げた仕事・コストのものを空輸したらどうなるのか・・考えただけで。恐ろしくなります。
冷静に考えれば、以前よりも法的規制や検査が増え、あきらかに海外貨物についてスケジュールが読みづらくなっているのに、そのリスクヘッジについては、かなりいいかげんだな、という感じがします。
「欠品は悪」「売れ残りはメーカーの責任」「在庫はするな」。。など、両立しづらい命題が、各流通ポジションで発生しています。それを皆で解決するような流れになればいいのですが、WIN-WINというより、 ゼロサム的な発想で事業が組み立てられているケースが多いのがとてもきがかりです。
さて、台風などの天気の影響で、貨物が積んであるコンテナ船が遅れることが日常的にあります。以前は、2-3日の遅れなど、ほとんど気にしなかったものです。というか、遅れることを計算して、貨物の段取りをするのはあたりまえで、そこまで織り込んで販売の計画を立てていただくことになります。
ところが最近、本当に綱渡りのような仕事が増えています。
スケジュールは、すべてが上手くいって初めてなんとか間に合うような設定で物事が進められ、船の遅れや法令検査、場合によっては、当該到着地の祭日やストライキなんかの影響で、貨物がなかなか引き取れない、通関が切れない、というトラブルも珍しいことではありません。
すべてに余裕があった昔はそれでもなんとかなったのですが、今の世の中、不確実なスケジュールのもとに組み上げた仕事であっても「余裕」が無い状態でまわしている会社さんが多いので、その都度大騒ぎとなります。空輸でなんとか間に合わせた・・なんて話しを良く聞きますが、船で組み上げた仕事・コストのものを空輸したらどうなるのか・・考えただけで。恐ろしくなります。
冷静に考えれば、以前よりも法的規制や検査が増え、あきらかに海外貨物についてスケジュールが読みづらくなっているのに、そのリスクヘッジについては、かなりいいかげんだな、という感じがします。
「欠品は悪」「売れ残りはメーカーの責任」「在庫はするな」。。など、両立しづらい命題が、各流通ポジションで発生しています。それを皆で解決するような流れになればいいのですが、WIN-WINというより、 ゼロサム的な発想で事業が組み立てられているケースが多いのがとてもきがかりです。
昨日FBでコメント拝見しました。
その本、興味ありますねー。私も読んでみようと思います。
ご意見、同感です。いつもギリギリで仕事をしていると、余裕もなく、問題を引き起こし、それがまた気持ちの焦りを生み・・わかっているけど、これが日本人の性なのか。。とすら思ってしまいます。
おっしゃっていること、ほんとにわかります。
私が海外で仕事をしていると、違ったスキルを持っている人が3種類必要なのかな、と、思っています。
よく橋をかける話しにたとえたものです。
* 橋をかけることを決める人(仕入先・売り先などの適切な取引先を見つけ、交渉し、商売までもっていく)
* 橋を作る人 (商売を軌道に乗せるまでの役割)
* 橋を管理する人 (流れ出した仕事を管理・コントロールし、不具合があれば修正する人)
いわゆる職人は上で言う橋を作る人に多いのですが、一番目も一種の職人だと思っています。
そして、おっしゃる人材は3番目の仕事をやっている方によくみられるのではないかな、と、思っております。
大前研一の企業参謀にも似たようなことが書いてありますね。偏差値教育が、日本人から自由な発想を奪ったと。。
商売は型どおり進むものなどほとんどないわけで、そういったときに発揮される力が本物ではないかな、と、思ったりもします。