本質的要素、付属的要素

2007-02-28 | 国内業務
最近はまっている、和民の渡邉美樹社長の本に、
「本質的要素」と「付属的要素」の話しがでていました。

食品についてではなく、人間についてなのですが、いわゆる人間としての「本質的要素」、すなわち”あたりまえのこと” 人に報いる、人を愛する、正直である、感謝する、清潔であるなどなど。。 と、「付属的要素」、すなわち勉強ができる知識、技術がある などなど。。 をくらべると。。。

とにかく「本質的要素」が重要なのであって、「付属的要素」はたいしたことがない とのこと。なるほど成功者話しはシンプルでかつわかりやすいものです。

食品業界も同じようなことがいえます。本質的要素、すなわち新鮮であるとか、美味しいとか、身体に良い、とか、食品にとっての「本質的」なことがおろそかにされ、見た目がよい、とか骨が無い、とか日持ちする、とか、ただただ安い とか、付属的要素と思われることばかり重視されています。
結果として食品としての「本質的要素」が疎かにされる。。。

たしかに我々の使命は「本質的」にOKであることが前提で「付属的」に価値をつけるか、がポイントです。
しかし、現状では「付属的」な話しばかり進み、本質面が疎かにされています。買う方は「安全なこと、新鮮なことが前提だろ!」と形式的な話しをされますが、実はそうではなくなっているのです。。

table>きみはなぜ働くか。―渡邉美樹が贈る88の言葉

日本経済新聞社

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暖冬 2

2007-02-27 | 国内業務
暖冬→鍋の消費減少→売上減少 という言い訳はいくらでもできますが、その中でもしっかりと「勝ち」残っている会社があります。

先ほどその数少ない「勝ち組加工屋さん」の社長とお話ししましたが、やはり勉強になります。
「商品は売りました マル オシマイ じゃないんだよね~」
という言葉に本当に頭が下がります。。

目の前の在庫を「消す」ことに躍起になっている自分が恥ずかしい限りです。。

FOODEX 2007

2007-02-26 | 国内業務

FOODEX JAPAN 2007が、3月13日~16日、幕張メッセで開催されます。

サブタイトルが「アジア・環太平洋最大の食品・飲料トレードショー」とついていますが、他の食品・水産展示会に比較したら、非常に規模の大きいものです。
私も何度か展示会ネタは取り上げていますが、このショーは他に比べて規模も大きく、なかなか見所はあります。

今年は、セミナー室で、
※ メタボリック症候群、生活習慣病に的確に対応できる天然水の発見
だとか、
※ マドンナやトムクルーズが実践するマクロビオティっクとは?
だとか、
※ 電子レンジでおいしいお燗を
だとか、楽しげな無料セミナーも多く、珍しくこんなに早くから楽しみです。
いわゆる「勝ち組」の皆さんのノウハウをじっくりと勉強させてもらうつもりでおります。


暖冬

2007-02-25 | 日常雑談
異常なほどの暖冬で、消費動向に大きな影響が出ています。

我々の業界で言えば、いわゆる「鍋商材」が売れません。
カニにしろ鱈にしろ、鍋の主役たちが出番がほとんどないままシーズンも大詰めとなってしまいました。

売れ行きが悪いことを天候にするのは簡単です。ですが、消費の総量が変わったわけではなく、当然その他のものを食する機会が増えたということ。
日本の消費が下がろうが、円安&海外需要はしっかり伸びており、ますます日本に物が来なくなっています。

一昨日マグロ加工屋さんと話しをしました。
やはりマスコミの影響は大きく、マグロが店頭で占めるスペースは、見事に他の魚にとって変わられているとのこと。具体的に何の魚が増えたのかは知りません。が、暖かいことから、すでに春メニューが始まっているのかもしれません。
昨日近所のスーパーでは、カツオを大々的に売っていました。(当然解凍もののタタキですが。。)

さてさて、今週からはアジア各国も動き出します。旧正月は終わり、そして会社は決算の大詰めを迎えます。
今更じたばたしても始まらないのですが、じたばたせざるを得ない状況に追い込まれています。

サーモン丼

2007-02-22 | 海外雑談
鮭の刺身が一般的となったのはここ数年のことだと思います。
私が子供の頃には「鮭」といえば「焼き鮭」と決まっておりました。

このサーモン丼は、「キングサーモン」の刺身&いくら がのっかって、日本円で約1300円。味噌汁つきでした。
食べているのは地元のかた(外人さん)ばかり。刺身も本当に国際化されたもんです。こういったものが海外で「日本食」としてメジャー化されているのは本当に嬉しいものです。
もっとも日本じゃ「キングサーモン」の刺身など滅多に食べられません。


機内食

2007-02-20 | 海外出張
一週間の休みもあっという間に終わり。
非日常→日常への移行も心配する間もなく、朝から「会議」「打ち合わせ」「会議」のオンパレードでしっかりと仕事モードに戻ることができました。。

休みで乗った飛行機ですが、やはり機内食は気になります。写真を撮ってしまうのはいわゆる「職業病」というやつでしょうか??
ラムステーキの横には「寿司」が添えてあります。日本じゃ考えられない「食べ合わせ」ですが、それだけ海外で「寿司」が一般化しているということです。

あまーい酢飯で作った巻物に海老のにぎり。。機械で作ったものでしょうが、この寿司をはじめて食べた外人さんはきっと「寿司嫌い」になるのは間違いありません。


19日まで、休みをいただきます。。。

2007-02-12 | 日常雑談
もうすぐ旧正月。海外は一旦静かになります。
2月も中旬になり、予定では来期の予算組み作業もとっくに終わっているはずでした。。

ということで、来週は「休み」をいただくことにしていたのですが、三流商社だけあって、今まさに予算組みの真っ最中。
「こんなときに一週間も休んでいいのだろーか。。」という声と、「代休のもらえない土日の海外出張を合算したら、一ヶ月休みもらっても足りんわい! 旧正月にあわせて休みとるんだし、予算組みの遅れは会社の責任じゃ!!」という声が聞こえてきます。今回は、後者の声に従うこととします。。

なお、写真は「ベトナムの結婚式で使われる車」ですが、今回の私の休みとは全く関係ありません。。

次回更新は、2月19日 以降となります。
しばしお休みいたしますが、少々息抜きし、リフレッシュしてまいります。

またのお越しをお待ちしております。。。

円高・円安

2007-02-10 | 日常雑談
本日は休日出勤。。
普段は電話やいわゆる「急ぎ」の仕事に忙殺されてなかなか手がつけられない事務仕事を、静かなオフィスの中で一日かけて処理してまいりました。。
とはいえまだまだ「山」のように仕事が残っております。そのほとんどがいわゆる「社内向け」の仕事というのが、なんともいえません。。

私の仕事のほとんどが、海外から商品をもってくるいわゆる「輸入」業務です。
海外で品物を買うのですから、円高→コストが下がる→儲かる(或いは格安で商品が提供できる) という構図です。
ついでに言えば、良い商品が安く出回る→消費が活発化する→景気拡大??という感じでしょうか??(すみません、経済学の心得は全くございません。。)

政府の政策は、円安→輸出拡大→企業業績アップ→給与アップ→景気拡大?? という構図のようです。
しかし、庶民の収入が上がっているとは決して思えません。国の税収はアップしているようですが。。 

円高がいいのか円安がいいのか。。。私は円高のほうがよっぽど助かると思うのですが、きっと世の中輸出仕事で収入を得ている方がたくさんいるんでしょう。。

実際に店で売っているものを考えれば、我々の食べ物に限って言えば、円高のほうがよっぽど安くてよいものが供給できます。
現状、円安+日本市場の力の弱さ=買い付けで海外に買い負ける という構図があちこちで起こっています。

海外のものが安く入る → 日本の製造業が衰退 → 大事な票田を守らなければ選挙に負けてしまう (By 自民党) という構図でないことを願います。。





安全騒ぎ

2007-02-09 | 国内業務
同業者さんが、連日「食の安全」問題でクローズアップされています。

写真の不二家さんが下火になったかと思った途端、今度は合併が大きく取りざたされたばかりの「ニ○ロ」さんの商品で色々問題が出ています。
ブルーベリーに混じった「散弾銃の玉」だとか、ツナ缶に入った「カッターの刃」だとか。。

マスコミで報道されると、「えっ」っと思うことですが、残念ながら日常的に色々と起こっています。
最近ではあまり聞かなくなりましたが、海外のワーカーさんが、何かの腹いせに「異物」を意図的に混入させる事故も結構起きていました。
カッターやはさみといった現場にあるものだけではなく、入れ歯など、いったいどうやったら混入するのか、といったものまで入っていることがあります。
当然我々はこういった事故を極力防ぐべく日々生産現場を管理、監督していくわけですが、残念ながら事故を完全に防ぐことはできません。

不幸にもこういった事故が起きた場合、その後の対応が重要です。今回のニチロの散弾銃騒ぎは、消費者が納得しなかったことから「告発」されてしまったとのこと。その後のカッター混入はこんなタイミングでなければ「報道」されるようなことはない話しです。

業界は最近特にこういった「クレーム」に対して「敏感」になっています。担当者のちょっとした怠慢で、会社が傾くことにもなりかねません。。

また、残念ながらこういった時期には、いわゆる「便乗」クレームが増えます。ありえない、どこからどうみても生産側の問題ではなく、意図的に消費者が何かを入れ、言いがかりをつけてくる ようなものです。

お客様コールセンター などでクレーム対応をしている人に聞いた話しでは、だいたい感覚で「本当」か「嘘」かわかるそうです。
それでも、「そりゃうちじゃないですよ」とは口が裂けても言えません。。
かなりストレスが溜まる仕事のようです。。

タイの空港

2007-02-07 | 日常雑談
タイ 新空港不備で旧空港再開(産経新聞) - goo ニュース

このブログで何度か取り上げたバンコクの新空港ですが、一時閉鎖?になるようです。もともと湿地帯に作られた空港で、地元の連中は「そのうち沈むぞ。。」と噂しておりましたが、まんざら「嘘」ではなかったようです。
開港して数ヶ月。政府の責任は何処へ。。とはいっても計画した政府自体クーデターでなくなってます。

「幻の空港」となってしまうのか。。空港で撮った写真が貴重品になるかもしれません。。