韓国は昨年からのサバ不漁を受け、日本から大漁に輸入しました。
そのサバが、この放射能騒ぎで完全に売れない状態となっています。
韓国に眠った状態です。韓国業者にしてみれば、日本政府の責任でなんとかしろ、と、いいたいところでしょうけど、日本国内のことすら業務が進まない状態で、海外のことまで考える余裕もまた、そんな気もないでしょう。
昨日、水産庁から対中輸出の証明書についての発表がありました。
ですが、いわゆる「10都県を除く」地域についてのもの。
*10都県:福島、群馬、茨城、栃木、宮城、新潟、長野、埼玉、東京、千葉
また、3.11の前だったら問題ないはずなのですが、それについては今回は話しになっていません。
実は3.11前に日本を離れ韓国にある在庫こそ、「汚染問題」とは無縁な貨物なわけです。
この原料を日本に持ち込む場合、
1) 日本から輸出されたものでも、「関税」がかかります。 ラウンドは7%
2) サバは輸入枠が必要です。
当然枠が無い会社は、枠を他社から借りますので、枠代を支払う必要があります。
(無償で発給される特殊枠は、委託加工の場合のみ=名義が変わらない場合だけだそうです)
ということで、コストが高くなってしまいます。
この原料を中国に持ち込むことは、いまのところできません。
あとは中国以外の国で加工するか・・・?
せめてこんな時期くらい、日本から出たサバについて、無関税、無枠で、輸入させてもらえないものでしょうかね?
これがなければたぶん、韓国もハッピー、日本市場もハッピーなんですけど。。