ベトナム某所

2007-05-31 | 海外出張

更新が途切れ、すみませんでした。
ホーチミンから移動したのですが、ホテルでネットが全く使えない状態でした。
ちなみにこの写真は、そのホテルの部屋からみた風景です。

いや~仕事なんかしたくなくなる環境です。ここにくる人はほとんどがリゾート滞在。 短パン水着にビーチサンダルがユニフォームのこの場所では、パソコン入ったビジネスバッグ抱えているほうが「少数派」です。

機内での話しです。。。。
私も同行した取引先も非常に「声がでかい」のですが、海外で周りが外国人となると、まさか聞かれているとは思いません。。
仕事の話しをしていると、前の席からこちらを振り向き、たどたどしい日本語で、

「魚の仕事していますか??」

と。。。
聞けば某所の大手水産加工会社の方でした。日本のお客さんもたくさんいらっしゃるとのこと。。自分たちの声のでかさに少々あきれながらも、形式的な挨拶&名刺交換(彼は名刺を持参しておらず、メモに会社名を書いていただきましたが・・・)を済ませました。

約45分の空の旅も終わり、空港に着くと、客待ちのタクシー運転手さんたちが我々を出迎えてくれます。
ここは町から30キロ以上離れた、元軍隊の空港です。周りには何もなく、このタクシーを利用して移動します。

会社の制服なのでしょうが、ここでは短いネクタイが流行のようです。。。

 


空爆??

2007-05-27 | 海外出張
先ほど、ホーチミンへ入りました。

中部の町はとにかく暑く、軽く35度は超えていたようです。
ホーチミンへついた途端、雲行きが怪しくなり、飛行機から降りるまでのほんの数分間で激しい「雷雨」になりました。 
南は雨季だそうです。日本同様南北に長いベトナムでは、地域によって気候が大きく異なります。

しかし、雷ってこんなに連続して落ちるものだったかな??と思うほどです。
空爆でもうけているような感じでした。(空爆は未体験です。あくまで想像の域ですが。。)

明日は朝5時から移動です。ベトナムの長い海岸線で「ある魚」を探してきます。

土産

2007-05-26 | 海外出張
昨日からベトナムへ入りました。
飛行機の乗り継ぎが、ベトナム航空得意の「Delay」で、結局ホテルに到着したのは、日本時間の夜11時頃。 

アジアの取引先には、女性の社長、幹部がたくさんいます。女性の進出度は日本とは比べ物になりません。

取引先の副社長兼工場長も、女性です。(社長の奥さん)
今回、社長(すなわちこの女性の旦那さん)と色々取り決めをしたところ、どうもこの「奥様」がご機嫌を損ねているというような話しを事前に聞きました。
こちらに落ち度はないつもりなのですが、そこを主張しても始まりません。
結局現場を管理しているこの「奥様」にへそを曲げられると、仕事も滞ってしまいます。
相手が「社長」の「奥さん」だけに、「社長」に相談もできません。。

そこで、日本で話題の「TSUBAKI」に登場してもらいました。
こちらでは、資生堂が経営する「高級スパ」が、お金持ちの奥様の間で流行っています。この「副社長」も資生堂スパの常連さんとか。。

で、今回は「TSUBAKI」持参で少々ご機嫌取りをしようという、自分でも嫌になるくらい、いかにも「営業」チックな手土産持参となったわけです。

いまから商談に向かいます。ときどきあるのですが、この手土産がお客さんに気に入られると、こちらに来るたび、「運びや」をしなきゃいけないことになります。



感謝状

2007-05-24 | 日常雑談
感謝状をもらいました。

3ヶ月ほど前、自宅の古着を、ボランティア活動をしているNPOへ送りました。
長袖やら半袖やらそれぞれ仕分けをして、各国へ送り出すそうです。

体重増加で着れなくなったスーツやYシャツもクリーニングに出し、詰め込みました。
海外にはただでは送れません。ダンボールの大きさごとに、お金を送ります。
輸出経費となるようです。
結局、クリーニング代+経費で、1万円以上かけ、古着を送りだしたことになります。

遠い国の誰かの役に立っている。。なんてもしかしたら単なる「自己満足」の世界で、実は廃棄され、金だけ取られるかもしれない・・
捨てりゃお金かからないのに、お金かけて、まさに「マ○ターべー○ョン」の世界です。

仕事でも食品をバンバン廃棄しています。賞味期限の切れたいわゆる「不良在庫」は、お金かけて廃棄してもらいます。
パウチ袋入りや缶詰商品など、賞味期限切れたってまだまだいけます。
どうせ廃棄するなら、無償で送ってあげたいのですが、それこそ「マスコミ」に叩かれるそうです。

「〇×社、期限切れ食品を輸出。廃棄料を惜しみ偽善行為」とか。。。

食べたい人、貰いたい人がいて、送りたい人がいるのに、それを許さない「第三者」が非常に多く困ります。。

相性

2007-05-23 | 国内業務
商材には相性があります。

そりゃ好きなもん扱うのが一番いいのでしょうが、三流サラリーマンの「商材選択の自由」は非常に限られています。
自分じゃ好きじゃないのに「得意」になったり、食べるのは好きなのに売買すると必ず「失敗」する商品とか、相性の良し悪しも仕事上重要なファクターです。

写真の魚、「黄金がれい」です。 とにかく臭く、検品するときにはそれなりの「覚悟」が必要です。
こいつをはじめとした「カレイ類」は私にとってはあまり相性のいい商品ではありません。それでもこの商品を「生業」としていた時期があります。
私自身は、どちらかというと、平たい魚より、丸っこい魚のほうが、相性が良いようです。

思い込みは禁物なのですが、「カレイ」が出てくると、年甲斐もなく、どうも構えてしまいます。


ほほ肉

2007-05-21 | 国内業務
ブログの更新が不定期になりすみません。
飲み会やらなにやらで、なにか一旦更新が滞ると、自分のブログ見るのも怖くなります。。。

多少下火になった感じの「マグロ」報道ですが、業界は相変わらず色々問題抱えています。
刺身ではなく、「缶詰」用の加工マグロ、すなわち、おにぎりやサラダ、サンドイッチに入っているマグロの原料は、歴史的な高値が続いています。
そこに、円安ユーロ高が加わり、日本向けの原料確保が大変困難な状況です。
それでも製品の値段はなかなか上げることができません。

今まで商品価値を見出していなかったところを「製品化」するなり「付加価値」をつけて売ることによって、なんとか落ち込みをカバーしようと、各社努力をしています。

ほほ肉やらカマ肉は、居酒屋なんかで「特別扱い」を受ける商品です。
実際はほほ肉を取り出すのは、大変な苦労です。顔面の硬い覆いをめくりあげると、ほほ肉が現れます。
ここをナイフで丁寧に取り出します。
日本の刺身加工屋さんあたりでは、手間がかかりすぎるため、製品化を嫌がられます。

顔の肉は良く動かしている部分ですので、非常に「美味」です。
まとめて買ってくれる方、募集中です。。。

偽薬

2007-05-16 | 海外雑談
報道ステーションで、中国製の「偽薬」の話しをしていました。
パナマでは、その薬の影響で200人以上死亡したとか。。
アメリカでも、中国製の偽薬のせいで、ペットが大量に死亡したそうです。

食の安全どころか、薬に「毒」を混ぜ、販売してしまうところがなんとも中国なのですが、これを投与された方はたまりません。

この間、日本のどっかの食品会社で期限切れ原料を使用し問題になったとき、「体の弱い子供さんやお年寄りが稀に腹を壊す程度」・・・という内容の発言をして、ヒンシュクを買ってました。。でも、中国に比べりゃ、安心です。

日本でも昔、森永ヒ素ミルク事件なんてのがあり、100人以上の子供が死亡しましたが、あれは中国とは違い、あくまで「事故」。中国の場合、「確信犯」だからレベルが違います。

写真は中国で売ってる何かの薬です。うちの父親が騙されて、数万円出して買ってきましたが、胡散臭くて飲めないと言ってました。
その薬と全く同じもんが、会社の中で無造作に「中国のお客様からのお土産」といって配られてました。

メロン

2007-05-15 | 国内業務
夕張メロン200万円 札幌で初競り 百貨店が落札(朝日新聞) - goo ニュース

夕張メロンが一個100万円で落札されたそうです。
メロン一個です。。。

で、そのうち一個がすでに販売済みだそうです。
繰り返しますが、メロン一個です。。。

夕張の初物ってことで、100万円だそうです。。
メロン一個です。。。

メロンはいろんなところで生産されています。
いやーどんな人が、わざわざ100万円出して買うのか、見てみたいです。

テレビのコメントで、「夕張の住民に還元されればいいですねっ」て言ってました。
儲かるのは、そのメロンを生産した農家だけです。

それ以外の生産者から「妬み」や「ひがみ」を受け、人間関係が破綻しないことを祈ります。。。

アセロラ

2007-05-13 | 国内業務
ひょんなことから、水産物一筋だった私が、農産物を扱うようになりました。。(といっても本当に微々たる数量ですが。。。笑)

「出張」行くと、いろーんなものにめぐり合います。年をとればとるほど、自分の商品以外はなかなか「気づき」がなくなります。
水産物一つとっても、「俺は青魚専門だし」とか、「南方魚専門だし」とか、「鮪やだし」とか。。。自分で殻を作り壁を作り、自分の扱い商品以外には見向きもしない方々がたーくさんいます。。あーもったいない。。

そういう私も、鮪をいじり、海老をいじり、それから魚をちょろちょろいじりだし。。(この過程で10年以上経過しています) はじめは自分の商材で手一杯。最近になってようやく何が来てもびびらなくなりました。。
とはいえ、農産物はお初です。
これはこれで貴重な体験。。検品も魚と違い、「清潔」そうです。。

マヨネーズ 値上げ

2007-05-09 | 国内業務
マヨネーズ、17年ぶり値上げ キユーピーが10%(朝日新聞) - goo ニュース

だそうです。。。。。
当三流商社で取り扱っている「ツナ」商品は、マヨネーズと混ぜて、サラダやらサンドイッチやら、おにぎりやらにたーくさん使用されています。
加熱用の「ツナ」(いわゆるマグロ。刺身用としてはちょっと難ある鮮度です)は再三記事にしている通り、今までにない相場帯まで値上がりしています。

お客様への売価は、いまだにその分の転嫁ができない状態。。結局末端の売価もあまり変わっていないはずです。 (ツナマヨおにぎりは、いまだに105円ですね)
今後どうなるか。更なる値上げをしないと事業が成り立たないところまで追い込まれている「ツナ缶生産者」ですが、たぶん、

「いやーマヨネーズも値上がりしちゃうからさぁ。。ツナの買値は上げられないんだよねーっ」

なんて客先に言われるのも、目に見えています。
そろそろ我々も限界に来ており、赤字を垂れ流しながらの販売はこれ以上できません。ツナマヨおにぎりも、マヨネーズを増やし、魚肉を減らし。。でなんとか凌いできたようですが、中身をカツオに替えたり、価格を上げたりせざるを得ない状況ですね。。。残念ながら。。