ダフ屋?

2009-11-30 | 海外出張
ばたばたしてる間に相当円高が進んでおりました。。
円-ドン(ベトナム通貨)のレートも大きく動いております。
以前は、ドンの交換レートをお客様に説明するとき、
「ゼロを3つ切って、7倍してください」なんて、説明していました。
10,000ドン = 10x7= 70円
000ドン = 150x7=1050円
って、感じです。
で、今回は、1万円で200万ドン以上の交換レート。
「ゼロを3つ切って、5倍」のレベルです。

週末ということもあり、サイゴンへ向かうフェリーはどれも満席。船だと一時間半で着くのに、タクシーだと下手すると3時間近くかかる上、100万ドン(=5000円ですね)ぐらいとられます。
フェリーのチケット売り場でもたもたしていると、盛んに新聞売りのおばちゃんが擦り寄ってきます。。
「日本人だから新聞読めないよ」と追っ払ってもニコニコしながらついてきます。

新聞の脇から「ちらっ」と見せたのは、フェリーのチケット。。。
どうやら、ダフ屋?まがいのことをしているようです。
通常だと、160,000ドンの片道。(=800円程度)
果たしてどのくらいふっかけてくるか・・・
提示は、200、000ドン・・(=1000円)アレ?? なんか拍子抜けした感じが・・・
日本円換算で200円程度の「手数料」ってことになります。円換算するから安いと思うかもしれませんが、我々にとっては、倍の値段をつけられても手に入れたかったところ。よく見ると、3日前に事前購入したようです。
なかなか手に入らないチケットをとっておいてもらったような気がして、なんか申し訳なくなってきました。。。
記念に写真を撮ろうと思ったのですが、そのおばちゃん、やっぱりやましい気持ちがあるのか、逃げるように去っていきました。。

写真の三角帽子をかぶってる新聞売りが、かのおばちゃんです。。



日曜

2009-11-29 | 海外出張
子供たちのばかでかい声で目が覚めました。
隣の学校?に、道着姿の子供が大勢集まって、なにやら唱和しております。
テコンドーですかね・・・?
その脇では、楽器を持った子供たちがプープーと下手糞なラッパを吹いております。
普段はバイクとクラクションの音で起こされるのですが、休みの日は違います。

とはいえ、こちらは休みはありません。工場に行くと、工員さんたちが早朝から仕事をしています。



納期に間に合うか間に合わないか・・・社長や工場の責任者と交渉をし、結局なんとか間に合ったとが今まで何度となくあります。
社長と話せばなんとかなる・・・確かにそうです。
「間に合わなければ、残業でも休日出勤でもさせて間に合わせるので心配するな・・・」 仕入先のこういう言葉は非常に心強いもんです。
私も、「工場になんとかお願いしますから、任せておいてください・・」なんて格好つけて言ったりすることもあります。

結果として、この工員さんたち、休みが無いわけです。休みというのに工場の敷地から一歩も出ることなく、我々のオーダーをこなしてくれます。
・・・自分のやってることは、現場からずいぶん乖離しているんじゃないかな・・とふと思ってしまいました。

「工員は休日に働きたがってるんだよねー。金になるから・・」確かにそうかもしれませんが、生活にゆとりがあれば、誰だって休日には働きたくないもんです。

。。出張も後半戦に入ってきました。。

= 漁吉丸 ゆみ さん作成の 真珠のストラップ =

2009-11-23 | 趣味(海)
元々色気の無いブログですので、連休中くらい華やかにと思いまして・・・笑

ブログ仲間、宇和島の漁師さんの奥様「漁吉丸 ゆみ」 さんが作った、真珠のストラップ です。

漁師の奥様でありながら、地元で獲れる本物の真珠で自らアクセサリーを作成・販売してます。他にもいろいろとかわいいジュエリーが並んでるようですので、是非、のぞいて見てくださいねっ。

なんといっても漁師の奥様が自ら手掛ける産直商品。原産地は保証付きですっ!

もうか

2009-11-22 | 国内業務
「この商品を定番で売ったら褒めてやるよぉ」

気仙沼の取引先に紹介されたのは、「もうか」。
ネズミザメのことです。もうか は、 気仙沼の名物ですが、あくまでヒレやら心臓=もうかの星 やらです。
肉自体の販売はいつも芳しくないようで・・・

肉自体は地元気仙沼ではなく、栃木や群馬など、海のないところを中心に消費されています。
真偽のほどはわかりませんが、地元気仙沼には旨い魚が山ほどあがりますので、あまり食べない魚を地方に卸していたところ、市場ができ上がった・・ということらしいです。
台湾で鮭やカラスガレイの大型が好まれるのも同じ理由からでした。まんざら嘘ではないのでしょう・・



ここまで磨いてありますので、あとはバンドソーで切っていくだけでステーキ商品ができあがります。一見、カジキのようです。
レシピやら成分表やら色々と頂きました。解凍後は変色が早いようです。過去、何度も輸出されたそうですが、継続的な商売には至らないとのこと。
コールドチェーンの整った日本ならともかく、海外で解凍販売などしていたら、すぐに変色してしまうようです。

提示された価格は非常に安価で驚きました。ここまで磨いてあって・・・・。
サメの場合、ヒレが非常に高価で取引されます。肉はヒレの売価次第、ということのようです。魚卵目当てに漁獲される魚も同じような傾向があります。

レシピと一緒に大学の研究所が作った成分表もいただきました。鶏肉に非常に近い成分組成のようです。


レッドクリフ・・・

2009-11-19 | 国内業務
昨日、本日と気仙沼に行ってきました。
業界内の立場もスタンスも異なる方々との商談が続き、とにかく刺激を受けっぱなしの二日間となりました。(2日間で、9社の方々とお会いしました・・・汗)

世界の気候が変だ、なんて話しはよく聞きます。海の様子もなにやらおかしく、なかなか予想が立てづらくなっています。不漁と思われた魚がたくさん獲れ、今年は値下がりすると思われた魚が漁模様悪く高騰し・・・。更に、人為的な漁獲枠の調整やら、為替変動による商流の変動やら、はたまた各社が在庫を持たないことにより、仮需がなく、在庫切れ→即大騒ぎ などなど・・ とにかく読みづらい市場となっています。

もっとも、昔のようには先が読めない、とはいえ、やはり経験値というのは非常に大切なもんです。先が読めないから、読まない のか、 読めないがそれでもできる限りのことをして成功確率を上げるか、はたまた最初から成り行きで仕事をするのか・・・ 今は成り行きで仕事をする人がほとんどではないでしょうか・・・

昨日、十年ぶりくらいにお会いした取引先の社長の話・・・
「北上する鰹が不漁の年は、南下する大型サンマが不漁になる・・因果関係はわからないけどねー」
とのこと。
今年はまさにそんな年。サンマもジャミばかりとなっており、大型の価格はみるみる上昇。漁期最初に大型を買って、状況を見越して在庫していた人は、今頃「ぼろ儲け」なんでしょうが、それを読んで、また、そういう動きをできた人はいったいどれくらいいるのでしょうか・・

「自然の流れを読んだものが勝ちよ・・・」と、かの社長は言ってました。どっかで聞いた言葉だなあ・・と思ったら・・・
春公開されたレッドクリフ、いわゆる三国志「赤壁の戦い」で、諸葛孔明も、似たようなことを言ってましたね。
かの社長と金城武・・外見は似ても似つきませんが・・笑

写真は昨夜の晩餐・・ 遅れて現地入りした私のためにオーダーしていただきました。

給食

2009-11-18 | 国内業務
お客様から今日聞いた話しです。

インフルエンザで学級閉鎖や休校などが相次いでいます。
その分、給食は減るわけです。
ところが、国から支給された予算を返上する必要はなく、また、その分の給食費の返還もしていないようです。

予算を使わないことは、翌年の予算の削減を意味します。これは道路工事に限った話しではないでしょう。
と、どうなるか・・・・

当然、予算を使わないといけない → 一食あたりの量を増やすわけにはいかず → 単価の高いものを好んで使うようになる

という式が成り立つようです。

実際に販売されている切り身の一枚単価も、通常の倍以上のものがあるようです。
まあ、そんな時期ですから、売るほうも多少高めに売っても大丈夫??ということになりますね。。
3月になると、きっと豪勢な給食となることでしょう。

国の事業を見直すといっても、そう簡単にはいきません。ちょっと頭をつかえばこんなことはわかりきっているんですが・・・

更新

2009-11-18 | 海外出張
昨日、新しいパスポートをもらってきました。

改めて古いパスポートを見ると、いやいや我ながらよくこれだけ移動したな・・・と、感慨深くなります。
いろんなトラブルに何度となく巻き込まれましたが、結局無くすことなく最後まで添い遂げてくれました。感謝です。

前のパスポートの一回目の海外が大連出張でした。「以前勤務していた会社」(さすがに辞めて数か月経つと、三流商社・・とは書きづらく・・・苦笑)の転職後初めての海外出張でした。
秋の大連、霧深く空港に着陸できず。北京に降り、給油をして日本へ帰国。で、記念すべきパスポートの最初の出国スタンプが、 VOID(無効) となったわけです。
思えば最初から「曰く付き」となってしまったわけで。。。その後何回海外に出てもこのような経験はしませんでしたので、まさしく「最初で最後」だったわけです。

この新しいパスポート、初使用で何が起こるのか、今から緊張です。。

クロマグロ

2009-11-17 | 国内業務
ICCAT(大西洋マグロ類国際保存委員会)の総会で、来年の漁獲枠が約4割削減されることが決まったそうです。
いわゆる地中海の本マグロ。。。 もう10年以上前になりますが、しばらくこの仕事をさせていただいていたことがあるだけに、このニュースにはいろいろと思うところがあります。

今回の削減決定の背景に、どのような政治的な圧力があったのかはわかりません。以前にもモナコの話しを書きましたが、自然保護団体やら何やら、いろいろな力が働いたうえでの決定なんでしょう。詳しいことはニュース等を見てください。

今でこそ地中海とえば、畜養がメインとなりましたが、私が仕事をしていた頃は、まだまだ日本のはえ縄艦隊が頑張っていました。長い航海をしている漁師さんたちにとっても、4-6月の地中海はいわば「花型漁場」。海は外海のように時化ることはないし、縄は浅いので操業効率は良く、そのうえ魚価単価も外の目鉢や黄肌に比べたら相当高いものですから、力も入ります。
当然、数百キロにも及ぶマグロが取れたときの姿は圧巻です。。

そして空飛ぶマグロ・・いわゆる空輸の生も、畜養のようにコントロールされたものではなく、前浜漁場で上がったものを、タイミングよく日本に運んできたわけです。丁度今の時期、私もトルコの魚を扱っておりました。他社の入荷がどのくらいか、現地の漁獲がどのくらいか、国産の搬入がどのくらいか・・・携帯電話もあまり普及していない時代、朝は市場、夜は現地と連絡をとり、大先輩のマネごとを一生懸命にやった記憶が蘇ってきます。
ビギナーズラックというのでしょうか・・・他社搬入がなく、たまたま良質なマグロを持ってきたため、まあすごい値がついた日がありました。市場の外の公衆電話からあさっぱらから興奮して上司に電話したことが、つい昨日のように思い出されます。。

マグロと日本人のかかわりは、海外のそれとは大きく異なります。効率的にヘリコプターで魚群を探し、一網打尽にしてしまう巻き網に比べ、はえ縄は資源にやさしい漁業です。(イルカやシャチ、鮫の混獲など、問題もありますが)
食料の供給の多くを海外に依存している以上、我々の食文化がどうのこうのでは通用しない世界になっているのも事実。マグロがクジラのような扱いになることはないと思いますが、しばらくは状況に注視です。。

~写真はスペインの港のセリ場です。小舟が持ち帰ったマグロがずらりと並んでおりました。。。13-4年前・・?~


登記

2009-11-16 | 国内業務
会社の登記の仕方について

自分ですべてやる人もいますが、私の場合、業者さんに頼みました。
本来登記業務は司法書士さんの専権事項なんだそうですが、私はそんなことも知らず、行政書士さんに頼みました。(ま、結局登記できたんですが、騙された気分。今だから言えますが・・・)

住所の部屋番号まで登記しようとしたところ、「いやー部屋番号はないほうがカッコいいですよ。部屋番号抜きでも登記できますんで」と言われ、そのまま登記。
で、これがあとで色々と面倒なことを引き起こしています。

銀行口座の開設などで必ず求められるのが、いわゆる「登記簿謄本」。会社の場合、「全部事項証明書」なるものを法務局から取り寄せるわけですが、この証明書の住所に、部屋番号が入っていないわけです。
と、銀行側も、「登記と一緒の住所で受付」ることになり、銀行書類もすべて部屋番号抜きで作られてきます。
色々な書類や荷物が部屋番号抜きの集合住宅全体の住所宛てに送られてくるので、自然、滞ることもでてきます。

最近では郵便ポストに会社名も貼り付けるようにしたので、郵便物はなんとかスムーズに届くようになりましたが、それでもこの面倒はいつまでもつきまとうことになるんでしょう。

ちょっとしたことですが、やはり体験してみないとわからないことでした。

富士

2009-11-15 | 国内業務
生憎の天気の二日間でしたが、箱根も無事終了。
霧やら雨やらで景色を堪能とはいきませんでしたが、F1好きなお客様を富士スピードウェイにお連れし、なんとコースの体験走行 をさせてもらいました。



個人的にはモータースポーツには興味がありませんでしたが、ワゴンの自家用車とはいえ、実際のコースを走らせていただくと、急に興味が湧いてきます。。。
最初こそ上記の写真を撮れましたが、そのあとは先導車両についていくのがやっと。(写真は車間距離をとりすぎ・・というか、置いていかれています)
後ろには、チューンナップしたいわゆる「走りや」さんの車がすらり・・・ お客様は貴重な経験を楽しんで居られましたが、私はそれどころではない状況となり・・・

本日、帰国されます。天気は相当よさそうなので、東京タワーでも登って、近くからは見れなかった富士山を観ていただきましょうか。。

業務連絡 ~金曜日相当な酒量で痛飲。関係者の皆様にご迷惑をおかけいたしましたことを、深くお詫び申し上げます~
関係者以外の方、相変わらずだな~ という突っ込み、不要です。。